アニメ感想

アニメ「シドニアの騎士」 第12話 感想

第12話「帰還」

個体数200。シドニアの8000倍の質量を持つ連結型奇居子に対し、全力で応戦するシドニア。
半数の戦力を失い圧倒的に不利な中、超高出力ヘイグス粒子砲で連結型奇居子の正面に突破口を開き、サマリ率いる第一小隊が内部に突入する作戦に打って出る纈。

ヘイグス粒子砲発射ーーー!ってとこで先週終わったので、いきなり戦闘シーンから。

ヘイグス粒子砲は命中し突破口は開いたものの、拡散したヘイグス粒子の影響で通信障害が発生。
そんな中、続々と開口部へと向かう衛人隊。

長道はと言うと、負傷者の救出のために、ちょいと出遅れていまして。
仄煉に負傷者を預け、自分一人で突入部隊と合流すると言う長道。
継衛の背部ユニットには新型ヘイグス機関の試作機が入っているから、自分だけなら間に合う、と。
それを聞いた煉は、いつも長道だけが特別扱いなのを「ずるい」と呟きますが、「だから、ここから先は俺1人で行く!」と毅然と言い放つ長道。
こいつ、戦闘シーンになるとやたらカッコいいのよね。
普段は、ぽぁ〜(´ρ`)ってしてるのに。
そんな長道に煉は1発の貫通弾を渡し、「私の代わりに烽の仇を取って」と頼みます。
 
 
サマリ率いる第一小隊が突入を開始しようとすると…

来たぁ、紅天蛾 (((゚Д゚)))

もう、ホントに、桁違いの強さですよ紅天蛾。

サマリもあわや!という絶妙のタイミングで追いついた長道が紅天蛾を引き受け、サマリたちを突入させます。

継衛と紅天蛾の一騎打ちは見応えありましたねぇ。

能力的にもほぼ互角か。
いや、紅天蛾の方が若干上か。
あの長道が、いっぱいいいっぱいですもんね。

それにしても、不思議。
胞衣で真似しただけの衛人もどきのはずなのに、ハリボテってワケではなくて、本当に人が操縦しているような(あるいはそれ以上の)動きを見せるって、いったいどういうカラクリなの?
しっかりと自我を持って戦闘を行っているしねぇ。
奇居子は喰った人間から様々な情報を取り込んで再現できるのかしら?
そうとでも考えないと、紅天蛾の行動は説明つかないよなぁ。
 
 
さて、イザナも小隊とは少し外れた所に居たようで出遅れています。
っつーか、長道のことが気になって突入どころじゃなかったか?
ダメじゃん。
でも、そのおかげで長道は命拾いしたんだけれども。

奇居子本体が発したヘイグス粒子砲が継衛を直撃。
長道は被弾のショックで意識を失い、小惑星に落下していく継衛。
その手をイザナが捕まえたっ!

イザナは自機が荷重限界に達し機関が暴走するのもものともせず、落下する継衛を守ります。

「ナガテの命は消さないよ。シドニアの希望の光!」

イザナ〜、アンタもカッコいい (o^-^o)

しかし、どうにか墜落の危機を脱したイザナと長道に、容赦なく襲いかかる紅天蛾。
イザナ機は被弾して吹き飛ばされ、その時のショックで長道が意識を取り戻して再び紅天蛾との一騎打ちに。

動きの速い紅天蛾にはなかなか命中せず、ついに全弾撃ち尽くしてしまった継衛。
でも、煉から受け取った1発があるじゃないか!

継衛を撃破したと余裕かまして接近して来た紅天蛾に向けて、左腕ごと射出する長道。
(後で、ぜったい佐々木さんにぶっ飛ばされるぶっ飛ばされるぶっ飛ばされる…)

紅天蛾…泡状分解…したのか?
 
 
一方の突入部隊は、対惑星誘導飛翔体着弾まで残り数分というところで、ようやく主本体に接近。
帰りのヘイグス燃料は気にしなくっていいって、それって特攻ってことかいな、サマリさん?(゚ー゚;
本体貫通弾が次々と撃ち込まれ、泡状分解していく主本体。
こう言っちゃナンだけど、キレイなのよねぇ…

必死の脱出を図る突入組

飛翔体着弾

小惑星消滅

生存者、現時点で12機
(通信途絶が8機、通信障害4機)

(どきどきどきどき)
通信途絶状態で現場の状況が分からない司令部の面々と一緒になって、手に汗握っちゃいましたよ。
 
 
意識を失って漂っていたイザナは意識を取り戻し、煉と合流。
状況の分からない2人は、てっきり仲間はみんな死んだと思っているのですが、そこに現れる青い光。

7機掌位の衛人隊(長道含む)でした〜 ヽ(´▽`)/

衛人の発する青い光が、とても感動的。
 
けっきょく帰還できたのは10機ですか。
多大な犠牲を払いながらも、なんとかシドニアは守れたのですね。
 
 
帰還後…
 
岐神邸を訪れる長道。
海苔夫が操縦士を辞めるということを、どこかで聞きつけて来たみたいです。
「岐神も大好きなシドニアの人間の1人で、いい操縦士だから、シドニアのために一緒に戦おう」って。
そんなこと言われたら、海苔夫だって泣いちゃうわな。
長道、男まで籠絡する気か。
まぁ、ちょうどニュース見ながら、海苔夫も色々考えてたところだったみたいだしな。
和解…ってことでいいのか?
 
 
それから、長道がおにぎり食べながらイザナと雑談していると、どこからともなく降って来る煉 (゚ー゚;
(普通に登場しなさいよ)
自分の未熟さを詫びる煉と、貫通弾の件でお礼を言う長道の間で、だんだん膨れっ面になって行くイザナが超可愛い (≧∇≦)
イザナも命がけで頑張ったのにねぇ、ちゃんと分かってる?お礼言ったの、長道?
 
 
そして、長道は鼻歌うたいながら胞衣星白の元を訪れるのですが…
胞衣星白、居なくなってる???
紅天蛾を倒したから消えたのか?
いや、本体が死んでも胞衣は生き残るって、どこかで言ってなかったっけ???
 

継衛と紅天蛾の一騎打ちと、突入部隊の進行具合が並行して描かれ、さらに司令部の混乱状況も加わって、最終回に相応しいとても緊迫感溢れる戦闘シーンでした。
加えて、無事に脱出した衛人隊がイザナと煉の元に現れ青い光で照らす感動的なシーン。
なんか、あの青い光を見るとホッとしますね。
衛人の発する光を青にしたのは、きっと意図的ですよね。

原作が継続中なので中途半端なところで終わってしまうのは覚悟していましたから、二期決定は本当に嬉しいです。
二期はいつからなんでしょう?
冬くらいかな?
ええ、待ちますとも。

ということで

タビハ、ツヅク…
 

アニメ「シドニアの騎士」 第11話 感想

第11話「衝突」

今回現れた連結型奇居子はとんでもないスケール!
本体数約200で小惑星を丸ごと取り込んで、体積はシドニアの8,000倍\(;゚∇゚)/

たった200個体でシドニアの8,000倍っていう、その数値にビビりますよ。

で、それがシドニアに体当たりって…

ねぇ、何をそんなにムキになってシドニアを潰しに掛かるの?
教えて、奇居子さん。

纈は斜め加速で衝突を回避しようとしますが、奇居子はしれっと進路を変えて来る。
これでは、いくら逃げようとしても無駄ってことですね。

次なる手は連結型奇居子の核になっている小惑星の破壊。
ってことで、対惑星誘導飛翔体を発射し、衛人48機を出撃させその援護と、小惑星破壊後の奇居子掃討に当たらせることに。

衛人には例の新型兵器を配備。
もう量産してたんだ。
衛人本体の方の準備(メカ的なことよく分かってないけど、発射の時の反動を抑えるのに必要な制御装置とかが完備されてないってことでいい?)も、操縦者の訓練も、まだぜんぜん整っていないみたいですが。

ぶっつけ本番で大丈夫なのか、長道以外の衛人隊。

海苔夫にも一応出撃命令は出ているみたいですが、完全に無視ですね。
星白が討ち死にした時の戦闘がトラウマになっているというよりは、自分が継衛に乗れなかったということの方が大きいみたいです。
人生で味わう初めての挫折で、自信喪失して無気力化ですか?

でも、悪いがね、継衛に長道が乗ることは100年前から決まっていたんだよ、海苔夫くん。
  
目の前にはバカみたいに巨大な連結型奇居子。
扱い慣れていない新型兵器。
そして、小惑星を吹っ飛ばすほどの威力を持った爆弾が後方から迫って来る。

出撃する48機の衛人隊が、気の毒っちゃぁ気の毒です。
これでビビるなと言う方が無理だろ。
特に、これが初陣のイザナとか。

衛人隊は二手に分かれ、第一小隊は前方から貫通弾を撃ち込み、第二小隊は後方の推進源を叩くという作戦に。

第一小隊が慣れない新兵器と小惑星の発する重力で苦戦する中、順調に推進部を破壊していたかと思われていた第二小隊が、潜んでいた紅天蛾によって相次いで撃墜され、あっという間に全滅。

強すぎだよ、紅天蛾…( ̄Д ̄;;

戦力の半数が失われ、生き残っている衛人隊のエネルギーもかなり消費してしまっています。

でも、こんな時に狼狽えていては副司令は務まらない。

纈の閃いた次の作戦は、内部の空洞を狙ってヘイグス粒子砲を撃ち込んで穴を開け、そこから衛人隊が突入かまして奇居子を内部から破壊しようという、かなり大胆なものでした。

いつも思うんだけど、軍師はホイホイと大胆な作戦立ててくれるけどさ、やらされる方はたまったもんじゃないよね。

シドニアのヘイグス粒子の供給を、このヘイグス粒子砲に集中させ、発射準備完了。
(薄暗くなった寮の食堂で、1人、ヒ山さんは何を思うのか。出撃のたびに帰って来ない子がいる。個室に空きができる…って、ツラいよね)

衛人隊、いざ、突撃ー!

ってところで、次週「帰還」に続く。

いったい、何機の衛人が帰還できるのでしょうか…

アニメ「シドニアの騎士」 第10話 感想

第10話「決意」

長道のダブルブッキングにより、休暇は長道、イザナ、纈の3人でシドニア百景にも載っていない隠れ宿に泊まることになった模様。

その宿ときたら、えっらいボロくて、女将は小林艦長
そういや、小林は公の場では仮面を付けているから、イザナも纈も素顔を知らないんでしたね。

纈は『シドニア不思議物語』という本を持参して来て、そこには落合についても書かれておりまして。

纈の狙いはそっちだったのか、落合の研究施設の場所を突き止め、鍵まで入手済みと、準備万端。

で、宿の女将が小林…( ̄▽ ̄;)

なんか、わざとらしくないっすかね?

纈が長道を連れてここまで来るの分かってて、小林は宿の女将になって先回りしていたんじゃないの?
施設の中枢に3人が近付くと、最上位船員が麻酔銃片手に待ち構えてるし。
重要施設だから、常に警備しているのかもしれんけど。
 
 
イザナと纈が眠らされている間に、一足先に目覚めた長道の前にユレが現れます。
ユレはイザナの祖母だったんですね。
祖母なのにあの姿じゃ、ユレが不死だって分かっちゃうんじゃないの?って不思議に思っていたんですが、身内にも正体は明かしていないんですかー。
でも、いくら顔を隠しても、体型や声で変だって気付かないもんですかね?

小林艦長も現れて、2人が長道に見せてくれたのは、かつて落合が作り出した奇居子と人間の融合個体でした。

もちろん、そんなことは禁忌とされているし、この個体は死んでいるみたいだけど、この個体からカビの合成に成功したって?!

カビザシの量産が可能になるばかりか、東亜重工が新兵器も開発中だとか。

それって、画期的なことですよね。

一方で、海苔夫もこの融合個体のことを嗅ぎ付け、落合の補助脳やら何やら興味津々の様子でやっぱり何かしでかしそうな嫌な予感。
 
 
それにしても、長道のサバイバル能力は大したもんですね。
星白と漂流していた時もアレコレ工夫して頑張ってたたけど、今回も配電盤を探し出して修理しちゃったり。
遺伝子操作で尋常でない生命力を備えてるってだけでなく、生き延びるための知識や技術も身に付けてるんだな。

東亜重工が開発中の新兵器も、既に地下のシミュレーターで経験済みの長道。

エンジニアの1人がそんなはずないって怒ってましたが、このカビザシに代わる兵器自体の構想は100年以上前からあったワケだし、現在シドニアにあるシミュレーターも開発途中のに手を加えた物だから地下の何処かに同じのがあっても不思議じゃない…って理屈で無理矢理納得させられてました。

ヒロキは、あらゆる局面を想定して長道に訓練させておいたのかな。

…よう分からん。

とにかく、この新兵器とやらは、カビを弾として高速で発射させる、つまり飛び道具ってことですね。

これまでは槍型だからトドメを刺すには接近しなければならない、しかも数が限られているから落としたら命がけで回収しに行かなきゃならない、異様に使い勝手の悪い武器だったのに比べたら、遠距離攻撃できてしかも使い捨て可っていうんだから、格段の進歩ですな。

そして、さっそく、それを実戦で使う時が。

非武装主義者たちを乗せた第一弾移民船に接近する奇居子。

小林艦長としては、「カビザシが無ければ奇居子は襲って来ない」なんて言っていた非武装主義者たちが奇居子に襲われてくれた方が煩い連中を黙らせるには好都合だったんだけれども、長道の熱意に負けて出撃を許可。

まぁ、新兵器の試し撃ちになるし。
っていっても、まだ試作段階だし、本体の継衛の方の装備もぜんぜん整ってないみたいですがね。

で、多少手間取ったものの、みごとに新兵器を使いこなし奇居子を撃破してしまう長道くん。
機体の不備を操縦者の腕でカバーしたんか。
どんだけ凄いんだ。

長道の功績に、また1つ星が追加されましたよ。
 
 
星白型胞衣の方はと言うと、次第に人間に近くなってる様子。

胞衣を変化させて服を作りオシャレして見せたり、平仮名で『ながて』と書こうとして、失敗してふにゃーって顔してみせたり。
くっそ可愛い (≧∇≦)

長道のテンションが上がるのも頷ける。
繰り返すけど、それ、胞衣なんだけどね。

「奇居子は人類と友達になりたがっているのかもしれない」なんて言っていた星白とそっくりの胞衣が、どんどん人間っぽく育っているのは、何かの符号のようで。

長道と星白型胞衣の交流が、人類と奇居子の未来に変化をもたらすのか、もたらさないのか。
気になるなぁ。
 
 
ようやくイザナも正規操縦士に昇格したようですが、本人はちっとも嬉しくない様子。
これまでに幾人もの仲間が戦闘で死んでいるのを目の当たりにして来たイザナにしてみたら、正規操縦士になるということは死に近付くことを意味する。
(だったら、なんで訓練生になったんだよってツッコミは無しの方向で)

それに、星への移民にも関心はあるみたいですね。

生まれてから死ぬまで巨大なシドニアで漂流しつづけるのではなく、どこかに根を下ろしたい。
そういう想いって、人間が生物として本能的に持っているものでしょう。

加えて、イザナは男女どちらでもない身体で生まれて来ている。
シドニアではそう珍しくないのかもしれないけれど、その割にはイザナの他にそういう子が出て来ていないから、もしかしたらシドニアでもイザナみたいな子はマイノリティなのかもしれないし。

イザナは普段は元気であっけらかんとしているように見えるけど、心の中にとても複雑なものを抱えた繊細な子なのかもしれない。

なぁんて思うと、イザナが愛おしくて仕方ないわ。

正規操縦士なんて嫌だと取り乱し、通路から足を踏み外してしまうイザナを「俺たちの時間はゼロじゃない!」と引っ張り上げる長道。

うへぇ、カッコいい (≧∇≦)

イザナの手だけでなく、ハートもガッチリ鷲掴みですねん。
(既に掴まれてるけどね)

さて、次回はとんでもないスケールの奇居子が襲って来るようで、久しぶりに派手な戦闘が繰り広げられそうですね。
(それだけ死人がいっぱい出るってことなんだけど)

シドニアもあと2回で終了か〜。
仕方ないことだけど、ものすごく中途半端な所で終わるんだろうなぁ。
このクオリティで2期もやってくれないかなぁ。
 
 

アニメ「シドニアの騎士」 第9話 感想

第9話「眼差」

前回がものすごい勢いで事実を大放出したかと思えば、今回は割と控えめ。
そんなに大きな動きはありませんでしたね。
  
 
海苔夫は出社拒否して引きこもりですか?

前回の出撃でよほど精神的なダメージを受けたようで、衛人操縦士にはもう興味失ったみたいです。
ただ、相変わらず長道には粘着してるのか?
色々と調べさせている様子。

落合の補助脳って、岐神家に保管されているんですね。

落合の補助脳にはすごく重要なデータが保管されているんですよね?

それを、ちょいちょいっと細工しただけで映像丸見えな、セキュリティゆるゆるな管理の仕方で良いんですか、艦長?

もっとも、落合のオリジナル脳とリンクさせて覚醒させないと補助脳のデータは見えないらしいんで、補助脳自体の管理は適当でも良いのかもしれんな。壊れさえしなければ。

小林艦長は移住希望者たちのために必要なデータを取り出そうと、この『降ろしの儀』を実行したみたいですが、他にも狙いがある様子。

小林の真意も気になりますが、一部始終を海苔夫が見ていたのが気になります。

音声は聞こえていなかったようですが、落合と落合の補助脳に重要な秘密があると感づいて、何か要らぬちょっかい出しそうな… (゚ー゚;
 
 
さて、長道くんはと言いますと

海苔夫の代わりに班長となり、勢威がチームに加わって、新たな編成で次々と戦果をあげて大活躍。

その一方で、外宇宙生命体研究所、略して「外生研」にて保管されている星白型胞衣にご執心。
(長道を呼びに来たヌミが長道にドンってした時のイザナの顔が可愛くって、もうw)

外生研のヌミからの要望もあるとはいえ、入り浸っているみたいじゃないですか。
確かに星白そっくりで、えっらい可愛いですよ。
少しずつ長道に懐いている(?)ような様子も見えるけど、だけど、それ、胞衣だから!

度重なる出撃と、星白型胞衣に取り憑かれている長道を、いろんな意味で心配しているイザナ。
そして、副司令になっても、やっぱり長道に興味津々の纈。

長道ってば鈍いもんだから、イザナと纈の水面下の争いなどまるで気付いちゃおりませんで。
次の休暇を一緒に過ごす約束したようですが、長道は思いっきりダブルブッキングしてますよ?
修羅場確定ですね。
 
 
そんな不穏な予感を更に不穏にさせる赤い影。
紅天蛾が再びシドニアを狙ってますよっ!

星白型胞衣の目線は常にカビザシ保管庫に向けられている様子。

う〜む。
どうも、紅天蛾はわざと星白型胞衣を回収させたような気がしてならない。

だって、星白そっくりの胞衣を作って、外から見えるようにぶら下げておくなんて、持って行って下さいと言わんばかりじゃないか。
 
 
長道の運命やいかに。いろんな意味で。

アニメ「シドニアの騎士」 第8話 感想

第8話「不死」

伏せられていた数々の事実が、一挙に暴露されましたねぇ。
ちょっと1回見ただけでは整理が追いつかないです。
 
 
星白機を模した3体の奇居子を迎え撃つことになった討伐隊。
ちょうど12機で出撃していたので4人で1体ずつ対処することになり、岐神班はどうにか1体を仕留めることが出来たんだけど…

嬉しそうに笑いながら衛人を血祭りに上げて行く奇居子が怖いよ (((゚Д゚)))

コックピットには星白っぽい人影が見えるし、女の子の声だし。

死んだ仲間の亡霊が襲って来るみたいな、こういう状況が人間の精神にダメージを与えるってこと分かっててやってるんですかね?
だとしたら、意思の疎通不可能とか言ってるけど、あちらは多少は人間のこと理解してるんじゃねぇの?

海苔夫は完全に戦意喪失。

星白を死なせてしまったことに対して、少しは責任感じていたんですかね。
まぁ〜、それにしてもメンタル弱いな、海苔夫。
悪役には向いてないよ。ディオを見習いたまえ。

苦戦している中園班の援護に向かわなければ行かんのに、そういうわけで班長は役立たず状態に陥ってるし、相変わらず命令聞かない長道は本体から切り離された星白型胞衣を追いかけて行っちゃうし…

イッタンさんの班も1機撃破して援護に向かうけれど、その間に中園班は全滅。

仄姉妹の焔と烽が頑張って戦っていたけど、烽は戦死。

焔も相当ヤバいところまで追いつめられたギリギリのタイミングで、星白型胞衣を回収して戻った長道が加勢してくれてなんとか助けたけど、被害は甚大です。

3体の奇居子のうち1体がずば抜けた戦闘能力を持っていたようで。
逃げちゃいましたねぇ。
こちらも追撃するだけのエネルギー残量が無いので、やむなく帰還。

この、逃げた一体は紅天蛾(ベニスズメ)などという素敵な名前を付けてもらっていたので、今後も絡んで来るんでしょうね。
奇居子にも個体能力差があるということが分かったし、星白機を真似た形状で襲って来るという作戦を立てたり、状況を見て撤退したり、やっぱり奇居子にも知性はあるように思えてならない。
 
 
そして、長道の出生の秘密が明らかに。

なんか色々と複雑な事情があるようで、しかも話しが過去に飛んだりしたもんだから余計にワケが分からなくなったんですが…(;´▽`A``

ええと、まず、船を仕切っている、いつも小林艦長と議論している変な連中(船員会というらしい)は不死なんですね。

600年前…
小林艦長、ヒ山さん、斉藤ヒロキ、落合は、当時チームを組んで戦っていた仲間で、初めて奇居子討伐に成功した、いわば英雄ってことでいい?

その知識や経験をシドニアのためにに尽くそうと、彼らは不死の船員会の一員になった。

だけど、100年前、たった2体の奇居子に侵入を許してしまっただけで、船員の多数を失うという事件が発生。

その被害を大きくした原因は落合にあるらしい。

何故だか知らんが、落合は貴重なカビザシを捨て、大事なデータも抹消するとか妙なことをやらかした。
それで処分を受けたんですかね?
今居る落合は、オリジナルの脳に記憶処理を施して移植したクローン体だそうで。
カビザシを捨てるほどのことをするには、それなりの理由があったんだろうけど。
武装解除派(だったっけ?)がカビザシを捨てれば奇居子は来ないってシュプレヒコールしているのは、まったく根拠の無い妄想ってワケでもないのかしら。
小林艦長は『降ろしの儀』とやらで落合の記憶を調べて、そのへんの根拠を探ろうとしてるってこと?

この時、落合の処置を成功させた科戸瀬ユレも不死の船員会に入会。
しなとせって、イザナじゃん。
血縁者?そう言われて見れば、なんとなく顔立ちも似ている。
親子関係でなくても、クローンとかもあり得るよな、シドニアの場合。

で、その後、ヒロキが突然の失踪。
ざっと80年ほど行方をくらましていたらしい。

『不死』って言っても薬物投与で延命しているだけなので、発見されたヒロキは老化が進んでいた。

ヒロキの換装用クローンのストックは100年前の戦いの時に失われ、新しいクローンを作ろうとしたら、ヒロキはそれを拒否した。
失踪の理由はそれらしい。
ヒ山さんが言うには、ヒロキは戦うことに疲れていたんじゃないか、と。

ヒ山さんとヒロキ、ラブラブじゃないですか (* ̄∇ ̄*)

ヒ山さんは、どんな気持ちで長道を見ていたんだろう?

いずれにしても、ヒ山さんが最初から長道に対して優しかった理由がこれでハッキリしたな。
 
一方で、小林はユレに命じてヒロキの換装用クローンを作っていた。
船員会に無断で、遺伝子操作で生まれついての不死に…
小林は二度とヒロキを失いたくないからそうしたみたいだけれど

それって、つまり…

自分のクローンが作られていることを知ったヒロキは、まだ赤ん坊のクローンを奪って逃走。
ヒロキを逃がすために戦うヒ山さんの強いこと( ̄▽ ̄;)
まさに野生が剥き出しww

無事に逃げ果せたヒロキは人知れずその赤ん坊を育て、自分の持つ知識や技能を全て教え込んだワケね。

それが、長道、か。

驚異的な回復力は生まれついての不死だからか。
初回の出撃で、心配停止状態から自力で復帰してるからねぇ、この子は ( ̄ー ̄;)

自分たち以外に『不死』は存在してはならないし、『不死』の存在を一般人に知られてもならないという船員会のご意向で、長道は幽閉されるところだったけれど、小林艦長が交渉して衛人に乗せて戦わせるということで妥協させた模様。

長道がやたらと出撃させられるのは、存在してはならない『不死』を合法的に抹殺するためだったのねぇ。
酷え話しだ。
不死の人間を永久に幽閉するってのも、かなり酷いと思うがな。

小林艦長は、長道は戦闘で死ぬことは無いと確信しているみたい。

小林にとってもヒ山さんにとっても、長道は同志であるヒロキの生まれ変わりのようなものでもあり、なんとなく母親目線で見ているようなフシもあり、まぁ、とにかく特別な存在なんでしょうね。
 
なんていうか…
ヒロキにしても小林艦長にしても、全部を長道に背負わせる格好になってるような気がして、長道が不憫でなりませんわ。
イザナとヒ山さんの存在が救いかなぁ。
最近、イザナが可愛く見えて仕方ない。
すごく良い子だよねぇ、イザナ。
長道はイザナを女の子として扱ってる気配無いけどw
 
 

アニメ「シドニアの騎士」第7話 感想

第7話「覚悟」

ったく、小せぇ男だなっ、海苔夫 ε-( ̄ヘ ̄)

前回、出撃シーンから重傷を負った長道がベッドで目覚めるシーンまでスポンと間が吹っ飛んでいたので、その間にいったい何があったのか、というところから。
 
 
複数の奇居子が結合しているという巨大な奇居子をどうにかするため、討伐隊が出撃。

岐神海苔夫率いる4人組(岐神、星白、仄、長道)は尻尾の切り離しを担当。
尻尾には本体は居ないと判断し、少しでも奇居子の質量を減らすため、だそうです。

尻尾に4人でそれぞれ数発ずつ爆薬を仕掛け、一斉に起爆して尻尾を切る、という作戦みたいね。

ところが、海苔夫の阿呆が長道への単独通信で起爆のGOサインを出しやがった。
当然、何も知らない長道は起爆スイッチオン。

呆然とする長道。当然だ。

長道のミス(海苔夫と長道以外にはそう見える)により、尻尾切り離しは失敗。
設置した爆薬が外れて誘爆し、仲間の衛人を巻き込むわ、複数の奇居子本体が尻尾の方に集中して来るわで、せっかくの作戦はグダグダに。

ボサッとしている長道に奇居子の触手が迫り機体も中の人もダメージを受け、長道を助けようとした星白も奇居子の餌食に…

数体の奇居子を取り逃したものの、大部分の奇居子は撃破できたようですが、戦死者も多く出た模様。

シドニアの騎士の再来と持ち上げられていた長道は、一転して戦犯扱いです。

海苔夫としては目的を果たしたことになりますか。
星白が戦死したのは大誤算だったでしょうが。

長道に「オマエが星白を殺した」って言ってましたが

オマエだろっっっ!\(*`∧´)/

大事な作戦中に私情でそういう小細工して、そのせいで余計な戦死者いっぱい出したんだぞ。

通信記録とか残してないんですかね?
それ調べたら、一発で海苔夫アウト!じゃん。
 
 
星白の死によって精神的ダメージを受けた長道は、だいぶ落ち込んで自室に引きこもっていたようですが、寮母ヒ山さんやイザナのおかげでなんとか浮上。

メソメソ泣いてないで、シドニアを守るために戦え!
って、爺ちゃんの言葉も思い出したみたいです。

星白の死という大きすぎる代償を支払って、ようやく長道には戦う覚悟が出来た模様。
 
 
一方、失われた正規衛人操縦士の補充が行われ、その中に副司令の勢威の名前が。
なんか、それらしいこと言ってたもんね。
で、勢威の代わりに副司令として緑川纈が大抜擢。
素養はあるんだろうけど、大丈夫か、こんなに若い子で。

というより、勢威に死亡フラグ立ってる気がするんだけど、ねぇ、大丈夫?(;´▽`A``

けっこう重要人物?と思ったキャラが、サラッと死ぬからね、この話し。
 
 
ほら、また出撃するんでしょ?

先の連結型奇居子から取り逃がした数体が逃げ込んだ惑星に複数の奇居子の存在を確認し、惑星を爆破して奇居子を燻り出すという豪快な作戦に打って出る小林艦長。

惑星は木っ端みじんに吹っ飛ぶのに奇居子は無傷ってどういうことよっ?w

新たに奇居子討伐隊が編成され、立ち直った長道も継衛に乗って出撃。
彼らの前に現れたのは…

衛人型の奇居子?

星白機そっくりのも居ますよ?

奇居子には取り込んだ人間の記憶をコピーする能力でもあるんですか?
山野の時もそんな感じだったような?
…ホントに無駄に高スペックだな。
 
 

アニメ「シドニアの騎士」〜第6話 感想

なにこれ、全編死亡フラグだったってこと???

∑(!? ̄Д ̄)゚Д゚)・д・) エェーッ!!

っつーことで

第6話「敬礼」

仲間たちが揃って命令違反して迎えに来てくれたおかげで、無事にシドニアへの帰還を果たした長道と星白。

継衛もちゃんと拾って帰って来たのね。
失った片腕はスペアが無くて、現行機のを付けることになったみたいですが。

単独で奇居子を倒した長道に対し、周囲は手のひらを返したように英雄扱いです。

光合成できずに毎度毎度食事を摂らなければならない長道を「臭い」とか言ってロッカーに消臭剤を詰め込む嫌がらせしていたのに、米がぎっしり詰め込まれてる…

長道の活躍ぶりはニュースでも取り上げられ、『シドニアの騎士の再来』とまで言われて。

海苔夫は不機嫌きわまりない顔で、そのニュースを見ています。
この人、御曹司なのねぇ。
そのうえ衛人操縦士としても優秀で、よーするに欲しいものは何でも手に入れて来たエリートでプライド高くて嫉妬深くて、絵に描いたような嫌なヤツ…ですか。
海苔夫は長道たちを迎えに行ってないのかしら?
自機も損傷していたから、どっちにしても迎えに行くどころではなかったか?
 
 
カビザシ回収班として任務に当たった4名(岐神、星白、仄、長道)は、その功績を認められて正規操縦士に昇格しました。
四天王が討ち死にしてしまったので、その補充ってことで4人か。

仄姉妹は11人いる!w

4〜5人かと思ってたら、そんなに居たのか〜。
他人からは見分けがつかないけど、彼女たちはちゃんと見分けられるんだそうな。
性格もそれぞれ違うようだ。

っていうか、大丈夫かね、この4人でチーム組んで。
海苔夫は「これまでのことは水に流して〜」なんて言ってたけど、どうも信用できん。
 
 
ところで

長道も、自分の身体の回復力が尋常でないことや、地下で密かに育てられていたことを不思議に思い、何か理由があるのではないかと感じているんですね。

こいつ、ぽやぁっとしてるから、何も考えてないのかと思ってたよ。
ごめんごめん。

小林艦長とシドニアの中枢部の生きてるんだか死んでるんだか分からない人たちとの会話でも、妙なこと言ってたしなぁ。

小林艦長、「わざと虎のしっぽを踏みに行っただろ?」って、見抜かれてましたね。
うん。私もそうだと思ったし。

奇居子が居そうな所にわざと飛び込んで行って、長道に注目が集まるように仕向けたんじゃないの?
長道本人にも「シドニアの騎士になってくれ」なんて言ってたしね。

でも、そうすることで、いずれ小林艦長と長道は対立することになる???

長道の爺ちゃんと小林艦長たちは、なんらかの意見の相違があって袂を分かったということなんですかねぇ。
ただの変わり者偏屈ジジイが、孫を連れて地下に隠れ住んでた…ってワケじゃなさそう。

長道、呑気にメシ喰ってる場合ではないのかもしれんぞ。
 
 
それと、緑川纈が長道に急接近して来ましたね。

前から興味津々だったうえに、兄の仇を討ってくれたり、お墓参りに来てくれたりしたもんで、好感度急上昇したんでしょうか。

あからさまにイザナをのけ者扱いしてます。
いや、押し退けなきゃならんライバルは、イザナより星白だろ (^-^;
どう見ても長道は星白しか眼中にないし。

宇宙空間を10日も(しかもあんな狭っ苦しいコックピットで)漂流するという極限状態を共に体験したんだもの、そりゃ、お互いに特別な感情抱くわな。
元々、ほんのり意識していた相手でもあるし。

お互いに遠慮がちに、恐る恐る距離を縮めて行く感じがいいね、初々しいね、甘酢っぱいね!

はいはい、勝手にラブラブしてなさい。

なぁんて、若い2人を見守っていたら

けたたましく鳴り響く警戒警報。

巨大な奇居子が接近中!
複数の奇居子が結合しているらしい。
奇居子ってのは、どんだけ高スペックな生き物なのよっ!

長道と星白にも出撃命令が下り、長道に敬礼して衛人に向かう星白。
 
 
……で、次のシーンはベッドで目覚める傷だらけの長道。

へっ ( ̄ェ ̄;)???

廊下に出てみれば、仄姉妹が「長道のせいだ」と言って怖い顔で見てるし。

イザナに病室に連れ戻され、そこで目にしたニュースでは、海苔夫が奇居子を撃墜したとして英雄扱いされているし。

おい、海苔夫、オマエ何を仕組んだ?(ぜんぜん信用してない)

で、衝撃のテロップが流れる…

星白?えぇっ???

いったい、何があったのーーーっ?! \(;゚∇゚)/

詳細は次週を待て、と。
 
 

アニメ「シドニアの騎士」〜第5話 感想

第5話「漂流」

前回、奇居子の放ったヘイグス粒子砲の影響で暴走してしまった衛人を捨て、身一つで脱出したはずの星白はいつの間にか脱出ポッドに収まってるし。

帰還命令を無視して星白の救出に向かった長道ですが、継衛も燃料切れ。
なんとか星白の元に辿り着いたけど漂流を余儀なくされる。

だからっ!
勢威があれほど「帰れなくなるぞ」って言ってただろうが。
人の言うこと聞かないから、オマエは。

勢威の言っていた帰還限界ラインは、移動し続けるシドニアに、衛人の燃料で行って帰って来られるギリギリの距離っつうことですね。

なんだかよく分からない『ヘイグス粒子』っていうのは、衛人の燃料でもあるようで。
しかも、そのへんの宇宙空間に散らばってるの?
継衛はパネルを広げて燃料を補給してました。
ただ、大した量は集められないのか、十分な量を集めるのには時間がかかるのか、シドニアに戻れる程ではない様子。

水や食料はある程度備蓄されているし、星白は光合成も出来るとはいえ状況は厳しい。

シドニアは2人を回収に戻りたくても、戻れないんですよね。
方向転換したりしようものなら、また中の人たちが大変なことになりそう… (゚ー゚;

回収班を向かわせるにしたって、長道たちが帰還限界ライン越えてるんだから、回収班が二次遭難するわな。

帰還に備えて足掻いてみたり、ラブラブしてみたり、長道と星白が狭っ苦しいコックピットでごちゃごちゃやってる間、いくつか判明した事実。

小林艦長とヒ山ララァさんは、かつての戦友だった!
ララァさん(って呼ぶと怒るみたいだ)、ただの寮母さんじゃなかったのねぇ。
人類史上初の奇居子討伐成功の時のメンバーだったそうで。
で、それが600年前???
どんだけ長命なの、この人たちっ!
長道のお爺ちゃんのヒロキも、その時のメンバー?
えええ?
じゃぁ、長道は何歳なのよ?(血の繋がった関係ではないのかもしれんが)
平均寿命とか時間の経過とか、もうワケ分かんなくなって来ました。

それから、シドニア同様、太陽系から脱出した船は他にもあったみたいだけれど、それらと遭遇したことは一度もないこととか…

あと、カビザシの本数が限られている理由も明らかに。

素材そのものが特殊なんですね。
『カビ』って… ε-( ̄ヘ ̄)
誰だよ、そんな命名した人。

なんかすごく細かく説明していたけど覚えていません。
すみません、座学は苦手なんで。
 
 
んで、漂流中の長道たちはどーすんだよ?と思ったら…

なんと、256機全機掌位で迎えに来やがった ∑(゚∇゚|||)

(256機の衛人がお手て繋いで輪になっているのかと思うとほのぼのする)

ホントに命令聞かないヤツらだなっ!

まぁ、小林艦長も勢威も本音では救助に行きたかっただろうから、軽くお説教喰らう程度で済ましてくれるでしょう。

もちろん、継衛も拾って帰ったんですよね?
これでないと、長道は使い物にならんのでしょ?
 
 

アニメ「シドニアの騎士」第4話 感想

第4話「選択」

前回、奇居子(ガウナ)相手に派手に全滅した赤井班。
改めて見れば見るほど、百瀬がどうしようもないっすね。

この程度のが四天王の一角を担っていたということは、他の衛人操縦士の腕前は推して知るべしなの?
衛人の操縦能力だけが優れていても、現場での瞬時の判断を的確に下せなければ操縦士としてはダメでしょう?
その点では、百瀬の救出を優先した赤井も緑川も失格…かもしれん。
実戦経験の無さが響いたってことですかねぇ。
長道も、実戦経験無いっちゃぁ無いんですがね。

にしても、公式サイトの登場人物の項にある20人中既に5人が死亡。
序盤から死にすぎだろ… (゚ー゚;
 
 
赤井班を全滅に追いやった奇居子は、ひとまず重質量砲で排擲することにしましたが、奇居子はこれを回避してシドニアに向かって来る。

やむを得ず、斜め加速(それがどういうものなのか私にはピンとこないが、乗組員にとっては大迷惑ってことは分かった)を行ってシドニアの進路を変更するよう命じる小林艦長。

急激な進路変更により、艦内はしっちゃかめっちゃかに。
遠心力で振り回される人たち。
飛び散るガラス。
安全帯を付けそびれた人たちが飛ばされ、壁に叩き付けられる。

安全帯の着用が義務づけられていた理由が、ようやく分かりましたわ〜。

なんとか奇居子を回避したものの、シドニア艦内は予測を上回る大惨事に。
それでも、奇居子に侵入されるよりはマシってことなんでしょうね。
 
 
そして、次なるミッションはカビザシの回収です。

奇居子を倒せるのは、このカビサシという武器だけで、それも本数が20数本しか無い。
なので、今回みたいに装備者が討ち死にした場合、他は放っておいてもカビザシだけは回収しなければならないらしい。
衛人を量産できるだけの技術力はあるのに、カビザシが作れないってのが不思議です。

既に1本は回収不能な位置にあるため、今回回収できるのは1本のみ。

回収チームに任命されたのは岐神、星白、仄姉妹のうち1人、そして長道。

他に正規パイロットも居るというのに、なんで訓練生に取りに行かせるんだか。
聞けば、回収できる1本も帰還できる限界ラインギリギリの所を漂流中だって言うじゃないですか。
おおかた、小林艦長が長道を出撃させたいだけなんだろ。

大量の衛人が整然と待機する中、回収に向かう長道たち。

漂流するカビザシを発見したのは長道で距離的にも近い位置に居たのに、回収に向かったのは岐神w

せこっ… ε-( ̄ヘ ̄)

まぁ、とにかくカビザシは回収できたし、後は帰還するだけ

…と、安心しかけたら、帰還するまでがミッションだったぁ!!!

さっきの奇居子が、回収班に標的を変更。
変形してヘイグス粒子砲とやらを撃ってきやがりました。

奇居子ってのは、思っていたよりも賢く、高スペックの生物みたいですねぇ。
なんとなく、本能のみで破壊しまくる系のモンスターかと思っていたら、それなりに意思も知性もありそうじゃん?
人間と意思疎通が出来ないだけで。

そのヘイグス砲のおかげで、回収班は大ダメージ。
中の人は無事なようですが機体の損傷が激しく、かろうじて動けそうなのは長道機のみ。
星白機に至ってはコントロール不能。
星白自身はなんとか脱出はしたものの、帰還限界ラインから外れようとしている。

星白のピンチに長道は、ヘイグス粒子砲の衝撃で岐神が取り落としたカビザシを拾って奇居子に突撃。

おい、司令部の指示を聞いてねぇだろ、オマエっ!\(*`∧´)/

で、見事に奇居子(ガウナ)を仕留めちゃうんだよ、このポアッとした長道が。

チラッと見えた本体が人間の顔っぽかったけど、あれって最初に死んだ山野???
長道は一瞬の躊躇も無くブッツリやってたけど。

このアニメは、宇宙での戦闘シーンがすごくキレイでカッコいいね。
キャラの造形は好き嫌いが分かれそう(私は好き)だけど、この戦闘シーンは一見の価値ありと思うわ。
 
 
カビザシ片手に意気揚々と帰るつもりだった岐神の思惑は脆くも崩れ…
それどころか一番美味しいところを長道に持ってかれて、岐神はマトモに動かない衛人のコックピットで歯ぎしりしているに違いない。

だって、長道ひとりで奇居子を倒しちゃったんだよ?
帰ったら、ヒーロー確定でしょ。

小林艦長がマスクの下でほくそ笑んでいることでしょうよ。
もう、こうなるように艦長が仕組んだとしか思えん。

しかし、素直に帰還しないんだな、このヒーローは。

ったく…
司令部の指示を無視して、星白の回収に向かっちゃうんだから。

それ以上先に進んだらシドニアに帰れなくなるって言ってんだろ、おい、コラっ!

長道、オマエ、命令を聞け〜〜〜っ!\(*`∧´)/

コイツ、団体行動向いてないな。
長いこと地下で爺ちゃんと2人暮らしだったから仕方ないか。

危険を承知で自分を迎えに来てくれた長道に星白はほんのり頬染めてるし、次回予告では2人で勝手にラブラブしてるし
何やってんだよ、オマエら…
 
 

アニメ「シドニアの騎士」〜第3話 感想

録画してあったのを、まとめて一気に見ました。
例によって原作未読なので、今ひとつ意味分かっていない部分もありますが、こういうの好きです!
軒並みのぺっとした見分けのつかないキャラの造形も嫌いじゃないし、戦闘シーンやメカも良い感じだし。
ばりばりSFにアジアン要素がぶち込まれてるのって、すごく好みだし。

どこかで「宇宙版 進撃の巨人」とか言われているのを見かけたけど、確かに言われてみればそんな感じ (^-^;
主人公の立ち位置とか、閉塞感ハンパ無い世界観とか。

学園ラブコメっぽい要素もあって、そこで油断してると、ズトンと絶望に突き落とされるのがマゾくて良いw

やばい。原作読みたい。

とりあえずアニメを3話まで見た感想をば。
それと、意味不明な単語がいっぱい出て来ているし、情報整理も兼ねて。
 
 
まずは、アニメをサラッと見ただけではよく分からなかった基本設定。

・太陽系は謎の異性物によって壊滅。
・人類の一部が宇宙船「シドニア」に移住
・それから約千年が経過
・シドニアの住人たちは自らの身体に改良を加えながら生き延びている

それから、

『衛人(もりと)』ってのがモビルスーツみたいなやつでぇ

『衛人』で戦う相手が『奇居子(ガウナ)』っていう、太陽系を滅ぼした謎の生物でぇ

『衛人』は旧型の方が性能が良いらしいんだけども、自動化されている部分が少なくて操縦者の腕が如実に反映されるらしい(オートマ車とギア付きみたいなもんかぁ?)
でもって、『継衛(つぐもり)』は訓練生憧れの伝説の機体…らしい

シドニアの人類は遺伝子操作で光合成が出来るようになっていて、食事は週に一度程度で十分。

若いうちは両性具有体で、パートーナーが決まったら相手に合わせてどちらかの性に変化するタイプの子も居る、とか

たぶんクローンなのであろう同じ顔した人間がウロウロしていたり、とか

とにかく、種を絶やさないために必死であれこれ弄くっている模様。
 
 
主人公の谷風長道(たにかぜながと)はシドニアの最下層で人知れず育てられていた少年で、爺ちゃんの死で独りぼっちになってしまい、空腹に耐えかねて地上に出て来る。

長道は他のシドニアの住人たちのように光合成が出来るように遺伝子操作されておらず、そのためきちんと食事を摂らないと腹が減る。

長道は初回から派手に怪我しまくってるんですが、どう考えても治りが早すぎる。
(心肺停止状態から脅威の復活を果たしているし…)

単に「世間から隔絶された環境で育った少年」というだけではない…よね???

彼を保護したのが、シドニア艦長の小林

長道は『衛人(もりと)』の操縦士訓練学校に放り込まれ、そこにいる訓練生仲間が
星白閑、科戸瀬イザナ、岐神海苔夫、緑川ゆはた…
(ふりがな振ってくれないと読めないし、漢字変換しても出てこないし)

寮母さんがクマで名前がララァって…どゆこと?w

他にもまだ出て来るけど、いいだろ、ひとまずこれくらい押さえておけば。
 
 
地下で育った長道は地上のことは何も知らず、身体的にも彼らと異なっていて、地上においては異分子。
地下で旧型の『衛人』のシミュレーターで訓練していたおかげで、いきなり伝説の『継衛』のパイロットに任命されて、それを乗りこなしてしまう腕もあり。

当然、目立つ。

そのくせ、長道のキャラがぽぁっとして頼りなさげなもんで…
母性本能くすぐられるんだか、女の子が寄って来る。

初回から何かと世話をやいているイザナ。
長道の方もほんのり好意を抱いていそうな閑。
データ的な興味なのかなんなのか、接近して来る緑川。

で、そんな長道に嫉妬する海苔夫w

ジュブナイルにありがちなキャラ配置ですねぇ。
 
 
100年間姿を見せていなかった『奇居子(ガウナ)』が、長道の初陣でいきなり出て来るなんて、訓練生らをその場に送り込んだ小林艦長が、そこに『奇居子』が潜んでいるのを知っていたとしか思えないんですが ( ̄◆ ̄;)

ひとまず追い払った『奇居子』の討伐に派遣されるのが、目下のところ、シドニア最強(ただし奇居子との実戦経験は無し)と言われる赤井班・赤青緑桃(違うわ、百)の4機。

フラグ立てまくってたんで1人ぐらいは討ち死にするのかと思って見ていたら、まさかの全滅!

進撃で例えると、第3話めにしてリヴァイ班が兵長含めて全滅しちゃったくらいの戦力ダメージですか?

次回予告によると、今度はシドニア自体が派手に損傷しているようですが、赤井班を全滅させた奇居子が来ちゃうんですかねぇ。
当然のごとく長道が前線に引っ張りだされるんですかねぇ、赤井班消しちゃったので。

ええ、もう既に艦長を信用してません。

シドニアを仕切っている上層部が、なんか曰くありげだしねぇ。

色々、続きが楽しみです。

しかし、どう考えても一期で話しがまとまるとは思えないし、いずれ原作を買うことになるんかなぁ…ε-( ̄ヘ ̄)
 

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