ドラマ「ペテロの葬列」 第10話感想
バスジャックという暴挙に出たケイちゃんこと坂本くん(細田善彦)は…
暮木こと羽田光昭(長塚京三)とまったく同じ手口でバスを乗っ取り、何故か菜穂子の名を名乗る間野さん(長谷川京子)を人質に、御厨を連れて来るように要求します。
なに考えてンのよ、この子はっ!
メイちゃん(この子、ほんと良い子だわ。可愛いし)によると、坂本くんはバスジャック事件の後、清掃会社で働き始めていたらしいのですが、その派遣先で元同級生と再会し、居心地の悪い思いをさせられていた様子。
なんやかやと嫌味を言われたあげく、お金を盗んだ盗まないのとあらぬ疑いをかけられ、とうとう耐えきれなくなって仕事を辞めてしまったそう。
大学も中途半端。仕事も長続きしない自分に不甲斐なさを感じていたんでしょうね。
思わぬ大金を手にした彼は、それを増やそうと考えた。
そうすれば、少しは親に良い顔出来ると思ったみたいですが…
2人を勧誘するだけでお金が儲かるって…
それ、どう考えてもマルチ。あからさまにマルチ。間野さんもそう言ってる。
そんな話し、聞いたその場でマルチと分かりそうなもんだが、簡単に引っ掛かってしまった坂本くんは大学の友人と清掃会社の先輩に声を掛ける。
清掃会社の先輩には断られて(あたりまえだ)損失が出てしまい、その会社そのものも連絡が取れなくなってしまった。
それでようやく騙されたと気付いた坂本くんは、詐欺といえば日商フロンティア。元人質仲間の間では悪人の代名詞みたいになってる御厨を引きずり出すことで罪を償わせようとして、こんなことをしでかした。
なんという短絡思考。
まぁね、色んなことが立て続けに起こって、キャパオーバーで冷静に考える余裕がなくなっていたのでしょうね。
元々、あんまり頭キレる感じではなさそうだったし。
しかし、肝心の御厨は既に死人でした。
(やっぱり、多恵さん知ってたのね〜)
暮木は御厨にも改心するよう持ちかけたのかもしれないですね。
でも、御厨はそれに応じなかったから、暮木は自分の手で罰したのでしょう。
自分も御厨も、死を持って償うべきと考えていたようですから。
そういう考え方、私は嫌いですが。
そんな人間を自分の大事な家族が眠る墓になんか入れておきたくないですし。
暮木の爺さん、悔い改めて生き直すにしては、やってることがメチャクチャだよ。
それにひきかえ坂本くんを説得しようとする元人質仲間の皆さんが素晴らしい。
運転手の柴野さん(青山倫子)は同じバス会社の人間だから現場に駆けつけるのも当然かもしれないけれど、あの田中さん(峰竜太)まで駆けつけてるじゃないの!
こんなことしでかして、オマエももう終わりだな!
なんて言い出すから、ちょっと、なんてこと言うのよオッサン!と思ったら、
何年喰らうか分からないけど、出て来たら俺の工場で雇ってやる。
忘れるなよ!待ってるからな!
田中さん、良い人だぁぁぁぁぁ。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
工場が残っていたら、のハナシだけどなっ!
と、照れ隠しも忘れないw
御厨が既に死んでいることを告げる杉村さん(小泉孝太郎)もね。
優しく一生懸命坂本くんを諭す。
一言一言丁寧に言葉を選ぶような、この杉村さんの話し方が心に染みるんだよねぇ。
自分がお金を盗んだと疑われた時に庇ってくれた先輩。
そんな良い人を騙そうとした自分を詐欺師だと言い、こんな事件を起こしたから迫田さんのお金も取り上げられてしまうと泣きじゃくる坂本くん。
自分を責め、自分そっちのけで人の心配をしてる。
この子もねぇ、根はいい子なのよね。
大金を手にしてしまった所為で、少し道を外れてしまっただけで。
バスジャック事件になんか巻き込まれなければ、こんなことにはならなかっただろうに。
そんな坂本くんに杉村さんは言います。
君はペテロになればいい。
ペテロになろうとして殺人を犯し、バスジャックで多くの人を巻き込んで、他人の人生を狂わせた暮木。
長年、悪事に手を染めて生きてきた暮木には、たとえ悔い改めたとしても、これが限界だったのでしょう。
彼はペテロになりきれなないまま死んで行った。
でもまだ、坂本くんにはペテロになれる可能性がある。
坂本くんがせっかく自ら投降しようとしたのに、せっかちな警察が突入しちゃって…
一瞬、坂本くんまで死んじゃうんじゃないかとハラハラしてしまいました。
無事で良かった。
さすがにあの状況で制圧していたら問題になるわな。
幸い、誰かに怪我をさせたワケでもないし、動機も騙し取られた金を取り返そうとしたとかいう自分本位なものではなくて、本当の悪人をとっちめてやろうというものだったし、威力業務妨害、脅迫…そんなところで、それほど重い罪にはならないんじゃないかな。
杉村さんが、坂本くんが投降の意志を示していたことを証言すれば、ちょっとは加味してくれるかもしれないし。
これでバスジャック事件を巡る旅は終了…ってことでいいのかな。
残る謎は間野さんw
坂本くんがバスジャックして大騒ぎしている頃、広報室には間野さん担当の弁護士、清田(野間口徹)という人物が来訪。
間野さんは清田から借りたお金を踏み倒して逃げ回っているという…
普段の間野さんの様子からして、どうにも腑に落ちない広報室の面々に対して
間野は真性の嘘つきです
と、言い放つ清田。
彼が弁護士であることは事実のようで、けっきょく、間野さんの個人情報を渡してしまったみたいですが…
間野さんがストーカー被害に遭ってることはほぼ確実で、そいつは恐ろしいほど口が達者で上手く人を丸め込んでしまうらしい。
う〜む。
本物の弁護士といえども信用できないこんな世の中じゃ。
弁護士というのも弁が立つかどうかが決め手の職業ですよねぇ。
ことに裁判なんかになると。
リーガルハイの古美門せんせなんて、ほとんど詐欺師(失礼)
まぁ、あれは極端な例として、弁護士も言葉巧みに相手の心を動かす能力を必要とされる職業ではあります。
間野さんと清田、どちらかが大嘘つきってことになりますか。
後は、杉村さんのプライベート問題ね。
今多氏は体調不良を理由に早々に帰国し、入院してしまった模様。
大丈夫か、今多コンツェルン。
菜穂子との仲もなんとなくぎこちないままだし、間野さんのこと『だいじな人』とか言っちゃってるし、どうなってるの、杉村さん?
次週、いよいよ最終回。
アジア大会のため、なんと22:10スタートです。
間違えないようにしないと!
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