ドラマ「家族狩り」 第9話感想
なんだか、サイコホラーみたいになってますねぇ。
っていうか、財前さん、怖いです。怖すぎです (((゚Д゚:)))
油井(谷田歩)、まだ退場していませんでしたね。
てっきり先週で退場かと思ったら、まだ続きがありました。
綾女さん(水野美紀)に刺されて重傷を負った油井は、救急車を呼ぼうとする不死身の椎村くん(平岡祐太)を止める。
椎村くんは思いっきり撃たれてたけど、ぜんぜん平気みたいで、油井の最期のお願いを聞いてあげちゃうのです。
油井は綾女さんと研司が馬見原(遠藤憲一)と楽しそうにしているのを見て羨ましかったと言います。
がっ!
馬見原みたいな親父が欲しかった…
そっちかい!!!
まさかの馬見原狙いに呆然。
研司が羨ましかった。
自分にも馬見原みたいな親父がいたら、自分もこんな風にならなかったんじゃないか。
馬見原みたいな父親になって、幸せな家庭を築けたんじゃないか。
そういう理屈らしいです。
綾女が罪に問われる事がないようヨロシク頼む、と、椎村くんにお願いして静かに息を引き取る油井。
いや…
背後からと正面からと2回も刺しておいて、『正当防衛』なんて主張が通るはずが無いんだが。
背後からの1回だけなら『正当防衛』で良いけどさ、2回目は明らかな殺意を持って刺してるの丸わかりじゃんね。
殺人罪で懲役数年、情状酌量で執行猶予が妥当ではないでしょうか。
それに、人を殺したのと怪我をさせたのでは、大違い。
心的負担がどれだけ違うか分かってるのか?
綾女さんは『人を殺した』という十字架を背負って、この先、ずっと生きて行かなきゃならんのだよ?
おまけに、最後に、あんな言葉を聞かされてさ。
自分が油井の気持ちに気付いていれば…って、自分を責め続ける事になるよ?
油井が生きていれば、3人でやり直すこともできるかもしれないし、油井から完全に解放されて研司と2人で静かに暮らして行けるかもしれない。
でも、死んでしまったら、『油井』という呪縛から綾女さんが解放されることは無いでしょう。
しかし、救急車が呼ばれる事は無く、綾女さんは正当防衛で無罪放免なのであります。
椎村、どんな手を使ったんだよ…( ̄_ ̄ i)
さらに、椎村くんは油井の置き土産の写真を使って、藤崎の陰謀を暴き、無実の罪で捕われている馬見原を救出するのです。
どうした椎村。
何故いきなりの大活躍?
原作に比べて出番が少ないからって、ここに来て一気に取り返したか。
さて、このドラマの(たぶん)主人公・氷崎游子(松雪泰子)は駒田の自死に不審を抱き、害虫駆除業者の大野(藤本隆宏)を訪ね、大野と山賀葉子(財前直見)の家が隣同士であることを知ります。
「ヤマガタさん…とか?」なんて、大野がしらばっくれたのが裏目に出てしまいましたね。
大野と山賀が繋がっている事を知り、駒田が大野に殺された事を確信する游子ですが、大野に捕われ監禁されてしまいました。
そして、知るのです。
大野と山賀が家族を狩っていることを…
もうね、優しげな顔をして食事を運んで来る山賀さんが怖くて怖くて(;д;)
穏やかで人当たりの良い女性そのものの表情で
「送って差し上げているのよ」
でも、目が冷たい。怖い!ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ
狂気ですね。
山賀さんに狂気を見ました。
財前さん、凄すぎです!!!
游子は7年前の事件(自分がカウンセリングを担当していた家族が一家心中してしまった)で、心を病んでしまっていたんですね。
(この事件は原作には無かった)
そこで、游子のカウンセリングに当たっていたのが山賀さん。
それが縁で、游子の復帰後も交遊が続き、山賀さんが個人輸入しているシャンプーを分けてもらったり、仕事上のアドバイスやサポートをお願いしていたんですね。
そう、シャンプーですよ!
翌日になっても帰宅せず、連絡も取れないままの游子を心配する巣藤浚介(伊藤敦史)は、問題のイタリア製シャンプーを持って右往左往してます。
まずは、馬見原に土下座。
一連の一家心中事件(にみせかけた連続殺人事件)の犯人はこのシャンプーを使っていること。
そして、それは游子ではなく、このシャンプーを個人輸入し、游子に分けている人物であること。
游子は、おそらく、その人物に会いに行き、何らかのアクシデントが起こって捕らえられてしまっているのではないか
と、後半はほとんど根拠レスな思い込みをぶちまける。
大事な人に危険が迫っているんです!
僕には分かるんですっっっ!
(だから、おい、美歩さんはどうしたんだよ。一度はプロポーズした女性だろうが。どこ行っちゃったんだよ。自然消滅かよ)
浚介の渾身の土下座は、見当違いの見立てに固執する無能な馬見原を動かしました。
馬見原は游子の携帯の電波を追跡することを約束しますが…
ここでも無能っぷりを発揮。
游子の携帯の電波を追って行ったら、ただの廃品回収の軽トラだったっていうね。
そこそこ頭の回る犯人なら、拉致した人物の携帯の電源を入れっぱなしになんてしておかないでしょ。
本人に成り済まして返信メール送って偽装工作に使うとかなら話しは別ですが、そういう様子でもないし。
電源が入ったまま移動している、ということは、それはトラップ…とは考えなかったんですか?
っていうか、椎村くん(一応)怪我してるんだから、馬見原が運転しなさいよ。
その頃、オマエは草の者か?とツッコミ入れたくなるケートク(北山宏光)の活躍により、山賀がシャンプーを個人輸入していることを突き止め、山賀&大野の自宅に到着する浚介&ケートクの子弟コンビ。
彼らは、そこで異様な光景を目にします。
(留守にする時はロウソクの火は消しましょうね。火の用心)
まるで祭壇のように飾られた少年の写真と、おびただしい数の折り鶴。
折り鶴には名前が書き込まれていて、実森勇治の名前もありました。
祭壇に置かれていた書面には芳沢御一家の名前が!
一家心中事件の真犯人が山賀&大野であり、次のターゲットが芳沢家であることを確信した浚介は、その家を飛び出し、走る!
おい、その前に警察に通報せんかっ!!!
ったく、このドラマの登場人物たちは、揃いも揃って、しかるべき時にしかるべき公的機関に通報する、という行動を取らないのだ。
游子といい、浚介といい…
ほら、捕まっちゃったじゃないか。
単身、芳沢家に乗り込んだ浚介は大野に捕らえられてしまいました。
浚介が目を覚ますと、そこには、今まさに『儀式』を始めようとしている山賀&大野と芳沢家の皆様、そして立会人として連れて来られた游子の姿が。
うーん、犯人は原作と同じだけれど、2人の過去、犯行の動機を変えて来るのかなぁ。
原作と同じにするには、山賀&大野が若すぎるんだよなぁ。
自分たちは殺人鬼ではない。
もう手の施しようの無くなった末期の御家族を送って差し上げている。
山賀&大野の儀式の目的とは、子供に真実の愛を見せること。
そのために
子供の前で両親を傷つけ「子供だけは助けてくれ」という言葉を引き出す。
子供に代わって、我が身に痛みを引き受ける親の姿を見せる。
そして、親の愛を知った子供に自殺を促す。
そうすることで、崩壊した家族が白蟻のように他の家族に害を及ぼす前に駆除、もとい送って差し上げる。
来世で再び家族となり、今度は幸せに暮らせることを祈りながら。
それが、彼ら2人の使命…
いや、でも、実森くん家は、まだ可能性があったよ?
勇治くんは、浚介と出会ったことがきっかけで、変わろうとしていたよ?
アンタたちが知らないだけじゃん?
亜衣ちゃんだって、彼女は世の中全てを怖がっていて、それを理解してくれる大人が周囲におらず、その苛立ちから破壊的な行動に走っているだけ。
その証拠に、亜衣ちゃんはいつも怯えてるじゃないか。
本人にその自覚があるかどうかは分からないけど、彼女は浚介にSOSを送ってる。
SOSを受け取った浚介は、それに答えようとしているよ?
まだ何も出来てないけど。
でも、可能性が全部消えたワケじゃない。
山賀&大野の理屈は独りよがりで、狂信的な思い込みとしか見えませんね。
原作と同じ過去がこの2人にあるのなら、彼らの行動を肯定は出来ないけれど、理解することはできるでしょう。
何故、彼らが送って差し上げているのか。
何故、彼らがそのことに罪悪感を感じるどころか、使命感を持っているのか。
2人の過去を変えてしまったら、山賀&大野は狂信的な殺人鬼でしかなくなってしまうんだけど…
(今の状態だと、原作知らない人には既にそう見えているでしょうね)
うーん、やっぱり、若すぎるんだよな、この2人が。
祭壇に飾られていた男の子の写真も幼な過ぎたし。
辻褄あわなくなりそうだけど、大丈夫なのかしら。とっても心配。
あぁ、
芳沢家に集合した皆様は、ケートクが事情を把握しているし、馬見原もケータイのトラップに引っ掛かってようやく游子が拉致されて異常な事態に陥っていると認識しただろうから、きっと大丈夫だと思うけど。
次週、いよいよ最終回です。
ただのサイコホラーになるのか、家族とは何か?という重い問いを投げかける社会派ドラマになるのか…
ふぅε-( ̄ヘ ̄)
















