ドラマ「MOZU season1~百舌の叫ぶ夜~」第7話 感想
お前は今、空っぽなのか? by 倉木
5話までの停滞っぷりがウソのように、物語が動き出しましたねぇ。
動き出したっつーか、謎が小出しにされてだいぶ出揃って来たというか。
相変わらず、捜査しているというより、誰かが自分の知っていることを暴露しているというパターン。
前回、覚醒した新谷宏美(池松壮亮)は大暴れして逃走。
廃病院で繰り広げられた大量殺戮事件は、公には被疑者死亡で身元確認中という形に収まったようです。
大量殺人犯が野に放たれました。行方は知れません。
って発表するワケにはいかないですか。そうですか、そうですね。
明星(真木よう子)いわく『地下に潜った』はずの新谷は、特に姿を隠す様子も無くフリーダムに動き回ってますが?
小学校の用務員さんに、葵美(有村架純)が借りていた卒業アルバムを返しに行ったり、実家を訪問したりしていましたよ?
新谷の立ち回りそうな先として捜査員の1人や2人派遣されていても不思議じゃないと思うけど、ノーマーク。
新谷の捜査はあくまで極秘で、そんなに人手を割けないってことなんですかね?
なんにせよ、宏美が故郷に帰る描写を入れたことで、彼にとって和彦がどれだけ大事な人であったかがよく分かりました。
宏美はずっと和彦に守られていたんですね。
その和彦を奪われた憎しみは、当然のごとく東に向かう。
東を張っていれば、いずれ新谷が姿を現す。
まぁ、素人でもそう考えるわ。
ってことで、東を見張っていた倉木(西島秀俊)は新谷とご対面。
お互い、大切な人を奪われた者同士。
レストランのテーブル越しにこの2人が対峙するシーンは緊迫感がありました。
池松くんが、とっても良いのよね。
和彦と、記憶を失っている間の宏美と、記憶を取り戻してからの宏美では表情がぜんぜん違う。
普通の青年っぽく見える和彦。
どこか心細げに見える記憶喪失中の宏美。
本来の自分を取り戻した宏美から滲みだして来る狂気。
ちゃんとそれが伝わって来て、すげぇなぁって思います。
一方、公安の闇を暴こうと画策する津城(小日向文世)は、大杉(香川照之)を使ってターゲットに罠を仕掛けます。
そのターゲットは…爆破事件の捜査責任者である若松(戸田昌宏)
確かに爆破事件を有耶無耶にするには最適のポジションに居る人物だけれど、なんだろう、この小者臭は。
大杉にちょっと揺さぶられただけで、即座に動き出してるし。
尾行に気付いてないし。
とても大きな陰謀に関わっているとは思えない迂闊さ。
若松の上に、もう1人誰かいる?
誰に会いに行くのかなぁ〜?
それから、ここに来て急速に存在感を増して来た感のある倉木の上司・室井(生瀬勝久)
交通事故で植物状態の娘がいるっていうのは、何かの伏線なのか?
謎の極秘作戦「グラークα作戦」の指揮を執っていたのも室井。
明星に「グラークα作戦」の極秘資料を送りつけて来たのは誰なんですかね?
あちこちご丁寧に黒塗りで隠しているのに、室井の名前はバッチリ残してある。
倉木を動かすためのエサだとしても、津城ならわざわざそんな回りくどいことせずに直接明星に渡すだろうし。
いかん、いかん、生瀬ってだけで、なんとなく胡散臭く感じてしまうw
さて、宏美は東をレストランで殺す気満々でいたのですが、倉木によって阻止されました。
目的を果たす前に死ぬのは彼としても避けたいでしょう。
こんな所で銃をぶっ放したら倉木もただじゃ済まないんですが、この男ならやりかねないってことを、宏美は察したんでしょうね。
何も失う者の無い者の臭いを嗅ぎ分けた、とでも言いますか。
席を立った東は倉木と新谷に気付いたのか?
チラッとそちらを見たような気がしたけれど、彼の表情からは判断できませんでした。
宏美は筧の遺体からICチップだけでなく数枚の写真も入手しており、何を思ったのか倉木にそれを見せてくれました。
そこに写っていたのは…!?
まずは「警備計画書」と書かれた書類の数々。
これって、倉木が担当しているナントカって国の大統領訪日の警備計画???
そして、筧のバッグに爆弾を仕込んだ謎の女の正体が判明。
そうかぁ、千尋(石田ゆり子)だったのか〜。
筧が何か叫んで走り出したってのも、これで説明がつきますね。
千尋は自分の仕込んだ爆弾で死んだ、ということになりますか。
千尋は何故、そんなことをしたのかなぁ。
警備計画の資料を渡したのは、テロ計画を進めていた筧の要望に応えてのことだってのは分かるけど、その資料を渡しておいて爆弾で殺す意味が分かんないw
元公安とはいえ一介の主婦である千尋が単独でそんなことを考えて実行するとは思えないから、誰かが彼女に指示を出した?
う〜ん、本当に謎の女は千尋なの?
どうも、しっくり来ないなぁ。
本当に千尋が謎の女だとしたら、筧に爆弾を仕込んだ後、筧と会っていた喫茶店の近くをウロウロしているかしら?
私なら、変装解いてとっとと遠くに逃げるけどな。
ところで、宏美はどうして女装をやめたんですかね?
東は宏美の存在を知らないはずだから、女装していた方が警戒されなくて良いんじゃない?
あえて『和彦』の姿を見せることで、「お前を狙ってるぞぉ〜」と威嚇しているつもりなのかな。
単に女物の服を手に入れるのが面倒くさいから、とかw
東の方は余裕綽々ですがね。
なんなんですかね、あの余裕っぷりは。
自分を狙って来るだろう新谷のことを恐れる様子も無いし。
公安の誰かさんと繋がっていて、自分も元公安で相手の手のうちは知り尽くしているから、倉木たちが嗅ぎ回っている気配にも動じる様子無し。
その余裕が崩れる時が見物だな。
次回はいよいよ「グラークα作戦」について室井が語りだすみたいですね。
また語るだけか。
真実が何なのかは気になるけれど、ドラマとしてはどうなんだろう?
面白いと言っていいのかどうか…
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