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映画「ホビット 思いがけない冒険」 感想

「ホビット 竜に奪われた王国」を見に行きたい!

お目当ては、ほとんどレゴラスだったりレゴラスだったりレゴラスだったりするんだけどもっ!(≧∇≦)

「ロード オブ ザリング」でエルフのイメージそのものの美しいオーリー=レゴラス王子に一撃でノックアウトされた者としては、あのレゴラスがスクリーンに戻って来るのだもの放っておくワケにはまいりませんわ。

でも、前作「ホビット 思いがけない冒険」を見ていないと、さすがに話し分からないでしょう…
主役はホビットだったりドワーフだったりして、彼らが大変な目に遭うお話しですから。

ということで、Blu-rayを借りて来て予習しました。
 
 
まずは、ざっくりとストーリーをご紹介。
(以下、盛大にネタバレしてますのでご注意ください)

「ロード オブ ザリング」の物語から遡ること、ざっと60年。

ホビット庄で呑気に暮らしている青年ビルボ・バギンズの元に、灰色の魔法使いガンダルフが冒険のお誘いにやって来るところから物語は始まります。

ビルボは「冒険なんてとんでもない!」とガンダルフを追い返したけれど、その夜、見ず知らずのドワーフが続々と彼の家に押し掛けて来て勝手に飲み食いして大騒ぎを始めてしまう。

13人のドワーフのリーダー、トーリン・オーケンシールドは、かつてエレボール(はなれ山)に王国を築いていたドワーフの王に連なる者だった。
エレボールはドワーフ族が蓄えた財宝目当てに襲って来たスマウグという名の竜に占拠され、王国を追われた彼らは流浪の民となって、既に何十年も経過している。

トーリンたちの旅の目的は、竜に奪われた故郷を取り戻すこと。

ガンダルフはその旅の仲間に『忍びの者』が必要だとして、ホビット族のビルボに白羽の矢を立てたのだった。
(どうも、ちょっと面識がある程度の仲だったらしい)

「そんな危険な旅なら、なおさらお断り!」のビルボだったけれど、翌朝、何事も無かったかのように片付けられた家にポツンと取り残された彼の中で、眠っていた冒険心が目を覚まし、慌てて一行を追いかける。

かくして、旅の仲間に加わったビルボ。

エレボールを目指し東へ東へと進む一行に、次から次へと苦難が襲いかかる。

眠る竜を揺り起こすことになるのではないか、と、彼らの旅を快く思わない者も居る。

ことにトーリンの宿敵ともいうべきオークの首領アゾグが執拗に彼らを追う。
(アゾグは、かつての戦いでトーリンによって片腕を切り落とされたという因縁がある)

ビルボの機転と勇気で幾度と無くピンチを切り抜けるうち、なんの戦闘能力も持たないホビット族を仲間として認めていなかったドワーフたちも次第に彼を受け入れ、強い絆が育まれて行く。

そして、その旅のさなかにビルボは出会ってしまうのだ。
あの指輪に。
60年後、フロドに託されることになるあの指輪に。
 
 
軽く予習…のつもりで見たんだけど、いやぁ、面白かったです。

「ロード オブ ザリング」で描き出された『中つ国』の風景は、今回も美しかった〜。
(やっぱりこれは、映画館の大スクリーンで見るべきだったね)

ドワーフ一行がなかなか愉快なキャラ揃い(でもちょっと見分けがつかない)で「ホントにコイツらで竜退治出来るの?」って感じなのに、意外と強かったり。

何気ない会話に思わずクスッと笑ってしまったり。

ドワーフの中でひときわ異彩を放つイケメンに目が釘付けになったり。

一行の中で一番若いキーリとフィーリの兄弟がめっちゃ可愛くて(っていうか、この2人とトーリンしか名前と顔が一致していないんです、ごめんなさい)、ハチャメチャ大混乱のアクションシーンでも「キーリはどこだ?」と一生懸命目で追っていましたw

キーリも齢をとったら、ずんぐりむっくり髭もじゃになるんだろーか。でも、トーリンもそれなりの年齢のはずだけど体型は維持してるよな…とか余計なことも考えつつ。
(ドワーフも人間より長命なんだったっけ?)
 
 
一行の中に混じっているとガンダルフがばかデカく見えるけど、彼は普通サイズでホビットとドワーフが小柄なのよね。
ホビットが平均身長130㎝くらいでしたっけ?
ドワーフもそれと同じか少し高いくらいでしたよね、確か。
 
 
ビルボにしてもトーリンにしても、まんまとガンダルフに乗せられているような気がするのは、たぶん気のせいではないでしょう。

このお茶目な魔法使いは、エレボールに居座るスマウグを追い払いたいのよね。
でも、自分一人でやるのもナンだし…と、トーリンをけしかけ、ビルボを巻き込み…

そのくせ、自分は途中でどっか行っちゃうし。

ほんとに、困った爺さんだ。
大好きだけど。

ガンダルフ1人でドラゴンを何十匹も倒したとかいう噂があるみたいですが、それって、デマに違いない。
言われた本人、目が泳いでたもの。

この強いんだか弱いんだかよく分からない魔法使いは、本当に魔法が使えるんだろうか?って疑いたくなるくらいあんまり魔法を使いませんね。

左手に杖を持っているのに、右手に持った剣で戦っていた…(しかも強い)

魔法使いなんだから魔法でなんとかしてくれ、と、仲間の誰も突っ込まないんだろうか?

いいけど。
それがガンダルフだからw
 
 
トーリンは、頑固で融通が利かなくて気が短くて…おまけに王族のプライドも手伝って、若干扱いにくいキャラですが根は悪いヤツじゃぁない。
でなければ、仲間がついて来るワケが無い。
ビルボを仲間と認め、これまでの非礼を詫びるシーンは感動的でしたし、彼の潔さを感じさせるシーンでもありました。
 
 
映画「ホビット」は三部作であり、一作目の今作はその導入部分のようなもの。

でも、単に『三部作のうちの導入部』に留まってはおらず、彼らの旅の目的、そこに至る経緯、背景などを明確にして、それぞれのキャラの立ち位置を紹介しつつ、トーリンたちとビルボの信頼関係がいかにして築かれたか、その過程を描いています。

もちろん、ストーリーはものの見事に途中でスパッと終わっていますが、波瀾万丈な道中はハラハラさせられどうし。(本編がかなり長いので、途中で少し飽きてきますが)

残忍なオーク、陰気な洞窟、得体の知れない邪悪な者の気配、不気味なゴブリンの住処など、どちらかというとダークな世界観ですが、愉快なドワーフたちのおかげで良い感じに緩和されています。
 
 
ビルボの変化も見ものです。
最初は単なる好奇心でついて来てしまった(のであろう)彼が、次第に自分の役割を自覚して仲間に溶け込んで行く…

その転機となったのは、彼がホビット庄から遠く離れ、故郷を懐かしく思い出した時だったのでしょう。
この時初めて、ビルボは故郷に帰りたいと願うドワーフたちの心情が理解できた。
彼らのために自分も何か役に立ちたいと考えるようになり、この旅を無事に終えて自分も故郷に帰りたい、とも願うようになったのではないかと思います。
 
 
なんか、つらつらと思いつくままに書いてしまって全然まとまりがない文章になっていますが…

まぁ、とにかく見ていて楽しい映画だったということですよ!
「ロード オブ ザリング」を見ていなくても楽しめると思いますが、両者のつながりを確認しながら見ると、より楽しいと思われます。
ガンダルフの他にも共通して登場する方々がいらっしゃいますしね。

今作は、エレボールへの最短距離を進むために、トーリン率いる一行が『闇の森』に足を踏み入れる…というところで終わっています。
『闇の森』と言えば、そうです、レゴラスの住んでいる森ですよ!(わくわく)

っつーことで、「ホビット 竜に奪われた王国」へと続くのです。
 
 
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