「逆転裁判 蘇る逆転」 クリア後の感想
「ゴーストトリック」で初めて巧舟さんの作品に触れ、同じ方の手掛けた「逆転シリーズ」にも興味を持つようになったのですが、なかなか手を出せず・・・
たまたまツイッターで「ゴーストトリック」の話題が再浮上したのをきっかけに再プレイし、またしてもその面白さ(と、ミサイルの愛らしさ)の虜となり、ついに「逆転シリーズ」に手を出すことになりました。
どれから始めようか迷った末、最初から順番にやってみることに。
ということで、「逆転裁判 蘇る逆転」の感想、行きます。
主人公の成歩堂龍一(なるほどう りゅういち)は新米弁護士。
普段は鋭いツッコミで笑わせてくれるものの、法廷では追いつめられて冷や汗かきっぱなし。
先輩弁護士の千尋さんをはじめ、たくさんの仲間たちの助けを借りながら、持ち前の正義感の強さと、時にはったりをかます度胸を武器に、次々と難事件を解決して行くお話です。
物語の舞台は、現在よりちょっと未来。
実際の裁判精度とは大きく違って、被告人が有罪か無罪かだけを最長3日間で判定する「序審法廷制度」というものが存在していて、本作で成歩堂が活躍しているのは、ここの部分。
ゲームの目的は、無実の罪で起訴された被告人の無罪を証明すること。
関係者から情報を聞いたり、証拠品を集めるなどして法廷の準備をする「探偵パート」と、法廷で証人たちの証言の矛盾点を探り、その証言を突き崩す「法廷パート」の2つのパートを繰り返し、最終的に事件の真相を暴き被告人の無罪を証明します。
よく練られたシナリオで、裁判を進めながら手探りで事件の真相に迫って行くのがとても面白いです。
「探偵パート」での証拠品集めは、面倒と言えば面倒なんですがね(^^;
いや・・・っていうか・・・場所を移動するのが・・・面倒で・・・
行きたい場所に、ひょいっとひとっ飛びできなくて、建物の入口まで行って、○○室に入って・・・と、まぁ、当たり前なんですが、先に進めなくて何度も行ったり来たりするハメになると、これが面倒くさくて面倒くさくて。
ま、仕方ないですね、こればっかりは。
このパートでしっかりと情報や証拠を集めて準備しておかないと、後の法廷でタイヘンなことになります。
必要な証拠品や情報を全て集めないと「法廷パート」に進めない仕組みになっているので、イザ法廷が始まってみたら証拠品が足りなくて負けちゃった!・・・なんてことにはなりませんが。
「法廷パート」では証人の証言にツッコミを入れる作業がメイン。
まず、証人に証言させ、証言のムジュン点を探り出し、それを証明する証拠品を突きつける・・・
自信たっぷりに取り澄ましていた証人が、ムジュン点を突かれて態度を豹変させて行くのが、見ていて楽しいです(ドSかw)
当てずっぽうにツッコミを入れていいかと言えば、そんなことは無くちゃんとペナルティもあり。
一定回数以上間違った指摘をすると、裁判官の心証を悪くして、下手すると裁判に負けてしまいます。
「有罪」を立証しようとする検察側との駆け引きもあり、絶体絶命なまでに追いつめられた成歩堂が、わずかな隙を突いて一気に形勢逆転・・・
このスリリングな展開がね、病み付きになるのですわ。
これこそが、「逆転裁判」のタイトルの由来であり、神髄なんでしょうね。
今作品は全5話が収録されていて、最後の1編はDS版に追加されたものだそうです。
たしかに、これだけ他4編とは厚みがぜんぜん違います。
(単にボリュームというだけのハナシではなく)
前の4編は、探偵パートやってるうちに真相が読めてしまったり、証拠品眺めてるうちにおかしな点に気付いてしまい、「もっと、早く気付けよ、なるほどくん!」とツッコンでしまったり・・・まだ、荒削りな感じが否めなかったのですが、第5話は手応え十分でした。
こうなってくると、この先もこのシリーズを追ってみたくなる・・・
主人公の成歩堂と、彼のライバルで御剣検事の名コンビがなかなか魅力的ですしね。
彼らを取り巻く、仲間たちのその後も気になりますしね。
というわけで、逆転裁判2と3も買ってしまいましたヽ(´▽`)/
この手のゲームはあまり遊んだことが無かったのですが、とても楽しかったです。
いつでもセーブできるので、片手間に遊ぶにも最適。
なかなか、オススメの良作ですよ ♪
「事件は終わっても、人生は続いて行く」
これは、名言。
メモっとこ。
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