「エンド オブ エタニティ」放置中だけどレビューしちゃうよ(ネタバレ無し)
2周目の途中で放置していますが、いいよね、書いちゃうよ。
[物語的なこと]
メインキャラ3人(ヴァシュロン、ゼファー、リーンベル)が、厄介ごとを解決する仕事を繰り返すうちに、だんだん話が大きくなって行くという構成になってます。
ハッキリ言って、よく分かりません。
かなり閉塞的な世界なのだなぁということは伝わって来ますが、断片的に挟み込まれるムービーを繋ぎあわせても何がなんだか・・・?
まぁ、でも、ヴァシュロンたちのトリオ漫才がメインだと思えば・・・
この3人のキャラがとても良いんですよね。
ありきたりと言えばありきたりな取り合わせですが。
真面目なのか不真面目なのかよく分かんないヴァシュロン兄貴
無愛想で態度悪いけど、実は優しくて純なゼファーくん
天然ボケかと思いきや、意外と芯の強いリーンベルたん
ドタバタと楽しそうに走り回ってるこの3人が、実は重い過去を背負っていることが徐々に明らかになって行くってだけでも、私は結構楽しめました。
サブキャラも濃い・・・いや、濃すぎる人たちが顔を揃えています。
重厚で感動的なストーリーとか、ドラマチックな展開とかは期待しない方がいいです。
雰囲気と愉快な会話を楽しむだけ。
本編の重苦しさとは裏腹に、かなりお馬鹿。
そういうのが肌に合わないって人は、要注意です。
[システム的なこと]
この世界はタワー構造になっていて、新たな階層に足を踏み入れたら「ヘキサ」と呼ばれるパズルピースのようなものを集めて地面にはめ込み、自分で道を切り拓いて行かなければなりません。
色付きの特殊なヘキサを上手く繋ぎあわせることで、バトル時に有利な効果(たとえば敵のアイテムドロップ率がアップとか、特定の属性ダメージ軽減とか)を発生することも出来ます。
これは面白い試みだと思います。
ヘキサは敵を倒すなどして集めて行くのですが、なかなか必要なものが出なかったりして。
自由に動き回れない窮屈な感じは、この世界観にマッチしているのではないかな。
世界はとても狭いです。
あちこち旅をして行く先々でお買い物して、民家に入り込んでタンスを漁ったり・・・なんて楽しみは皆無なので、そういうことをしたい人はこのゲームには向いていません。他を当たりましょう。
このゲームの売りの1つが、着せ替え。
いかにもこの3人が好みそうな雰囲気の服が、たくさん用意されています。
色違い&柄違いがほとんどなんですけどね。
高い服を着たからって防御力が上がったりすることはないんですけどね。
ホントにただのファッションなんですけどね!
バトルにまったく影響ないから、気分次第で好きに着せ替えられるので、むしろ嬉しいかもです。
セーブポイントが少ないのが、少し困った点かな。
自分で設置することも出来るのですが、設置できる場所も限られていたり、そのために必要なアイテムが序盤では手に入りづらかったりとか・・・
全般的に、プレイヤーに厳しい仕様かもしれません。
ダンジョン内は複数のフロアで構成されていて、隣のフロアに行って戻って来ると敵が復活してることもあるし、奥の方でゲームオーバーすると入口からやり直しだし。
最奥で控えるボスがこれがまた手強いのが多くて、途中のフロアを何度も何度も繰り返す羽目に陥ること請け合いです。
バトルについてはこの後書くけど、最初のうちは厳しいと覚悟しておいた方がいいです。
[バトルに関すること]
一見アクションもののように見えますが、ターン制のバトルです。
バトルはかなり独特で、コツを掴むまで苦労するかもしれません。
キャラが移動するラインを引き、行動開始を指示すると、そのラインに沿ってキャラは移動を開始
タイミングよくボタンを押すことで、キャラは勝手に飛んだり跳ねたりしながら攻撃を繰り出す
大雑把に説明すると、基本はそんな感じ。
ダメージの与え方も、これまた独特で。
ダメージには「スクラッチ」と「ダイレクト」の2種類があり、「スクラッチ」ではHPを削ることは出来ず、「ダイレクト」ではHPを削れるけどそれだけではホンの少ししか削れません。
「スクラッチ」ダメージを出来るだけたくさん与えておいて、「ダイレクト」1発でザックリ削る、という二段構えの攻撃が基本になります。
なので、誰にどの武器を持たせてどういう順番で行動させるか、よく考えて戦う必要があるのです。
他にも3人の移動するラインを上手く引けば無敵状態で攻撃しまくることができたり、敵を浮かせっぱなしにしたり、浮かせておいて叩き付けたり・・・
そういう技を使いこなせるようになると、バトルはどんどん楽しくなって行きます。
装備できる武器は、3人ともマシンガンタイプとハンドガンタイプの銃。それから手榴弾や火炎瓶などの投擲武器です。
ゲームを進めれば二丁持ちも出来るようになって、破壊力は倍増します。
用意されている武器の数はさほど多くはないです。
お気に入りの武器をカスタマイズしながら強くなって行くよりも、次々と新しい武器に持ち替える方が好きな人には物足りないかも。
武器はジャンジャン強化しましょう。
強化パーツは報酬や宝箱から入手する他、合成で調達します。
良いパーツを上手くはめ込むことで、ショボかった銃がどんどん強力かつ扱いやすくなって行きます。
最終的にはあり得ない形状になりますがね。
映像には銃の形状がまったく反映されなくて幸いです。
かなりアクの強いゲームです。
ストーリーよりもバトルを楽しむためのゲームです。
ですから、この独特のバトルが気に入るか否かが評価を大きく左右します。
心配なら、体験版を触って判断しましょう。
あらゆる面がプレイヤーを突き放したかのような不親切さで、難易度も高い。
間違っても万人にオススメ出来るようなゲームではないですが、私はかなり好きです。
もしも続編が出たら、迷わず買います。
廉価版も発売されて手に取りやすい価格になっているので、ちょっと手応えがあって毛色の変わったゲームをやってみたい方はチャレンジしてみる価値有りかと。
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