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JIN —仁— 第四話

江戸での暮らしに慣れて来た仁。

ちょんまげが馴染んできました。
髪が伸びたんでしょう。

書の腕前が上達していました。
前回、洪庵に宛てた手紙の文字は(意欲は伝わったけど)すっげえ汚かったのに、吉原から橘家宛に送った使いの文は格段に奇麗な文字に。
こちらは咲の手ほどきのおかげですね。筆の持ち方を教えていましたから。

仁の講義も順調で、彼の知識は洪庵を筆頭に門下生たちに広まり、江戸の優秀な職人たちの手によって手術道具一式も完成。

確実に仁の時は流れ、変わって来ているものもあるけれど、「写真」に変化は現れません・・・
 
 
今回も、咲が良かったです。
もう、可愛くて、可愛くて。

仁が食べたいと言った揚げ出し豆腐を作ったのに、こともあろうに吉原なんぞに出掛けて帰りが遅くなるから要らないって・・・
なによそれ!!!
と、ムクれてみせたり

帰って来た仁に心中穏やかではないのを悟られまいとしているのに、思いっきりバレバレだったり

その揚げ出し豆腐が食べたいからと言って、仁が誘いを断って帰って来たのを知るや否や、顔をほころばせ・・・

仁の持っていた写真を見てしまった時の複雑な表情も、その写女性と瓜二つの野風を前にして、ぽかーんとしてしまうのも・・・

あぁ、可愛い (≧∇≦)

野風との間に、バチバチッと火花が散るのを見たような気もしましたが (゚ー゚;
 
 
咲は、「未来」が何なのか正しく理解しているかどうかは怪しいけれど、それが自分には想像もつかない遠い場所だということは分かっているみたいですね。
仁が、ふと、自分の前から消えてしまうんじゃないか。
そんな不安げな表情を見せていたのが印象的でした。
 
 
咲が一人で浮き沈みしているのに平行して、仁はついに野風と出会いました。
引き合わせたのは龍馬。
龍馬は自分が野風とお近づきになりたくて、医者である仁をダシに使ったのに、仁に野風を持ってかれたみたいです。
アテが外れた龍馬はえらくスネていましたが、まぁ、良いじゃないの、野風さんとお話しできたし。

野風に対する仁の反応は、最初は驚いてはいたけれど、その後は割と冷静だったような。
野風と未来の区別が、ちゃんと出来ているからでしょうね。

仁が必死に親父様を助けようとしたのも、単に野風が未来に似ているからじゃないでしょう。
野風が「親父様が助からなかったら意に添わない男の相手をしても良い」と言い切る、そのシーンがあることで、仁は自分を信じてくれた野風の想いに応えるために頑張ったんだな・・・と理解できます。

そうやって野風の信頼を勝ち取りつつ、自分のために腕を振るってくれたに違いない咲のことも忘れず「揚げ出し豆腐が・・・」って・・・
仁先生、モテないはずが無いですよ。
本人、気を引こうとして意識的にやってるんじゃないってとこが、また、憎いんだよ、くそぅ。
 
 
仁が野風と接触したせいなのか、親父様の手術を成功させたせいなのか、野風に鼻にも掛けてもらえなかった龍馬が話くらいはしてもらえるようになったせいなのか、それとも恭太郎が謎の遊女と出会ったせいなのか、何がどう影響するか全く分からない以上、因果関係を特定することは出来ませんが、とにかく歴史は改変されたようです。

仁と現代に残して来た未来を繋ぐ唯一のアイテムである「写真」に変化が。

病室でVサインではなく、何処かでビール片手にくつろぐ2人の姿になっていました。
少なくとも、この写真の日付の時点で、未来は脳腫瘍を患ってはいない、ということですね。
この日付の後、どうなるかは分かりませんよ。
基本、ポジティブ思考な仁は、これを良い兆しと受け止めたようですが。
 
 
冒頭、洪庵の弟子たちが仁が何処で医学を学んだのかを疑問視していました。
それと、佐分利の過去についても。
今後、これがトラブルの火種になるのかな?
なんだか人体実験でもしているかのような、怪しい動きを見せていたのは佐分利???
(はっきり顔は映ってなかったから、違うかもしれないけど)
っていうか、また、怪しいのか、桐谷・・・

 
 
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