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JIN —仁— 第一話

現代の医師が江戸時代にタイムスリップしてしまうという「ファンタジー」なので、あんまり意地悪く細かいところ突かないようにして気楽に見て行きたいと思います。
最低限、大筋さえ辻褄合っていれば。
だから、既に気になった「えぇっ、そんなバカな!?」な現象も、今回はお口にチャックして言わないことにします。
 
 
主人公の南方仁(大沢たかお)は、新進気鋭の脳外科医だったらしい。
でも、自分の手で婚約者を植物状態にしてしまったことから、難しいオペを避けるようになっていた。
そんな彼が江戸時代に跳ばされ、満足な設備も道具も薬品も無い状態で手術をすることになって、今まで患者を救って来たのは自分の腕だと信じていたのが、間違いだということに気付く。

これまでの人たちが苦労して見つけた治療法や、作り出した道具や薬のおかげであって、自分の力じゃない。
そんな自分が患者を選り好みするなど、傲慢だった。

自分の手で人の命を救った後に見た夕日は、とても美しかった。
同じ場所に立って、同じ夕日を見ているはずなのに、病院の屋上から見た夕日とは比べようも無い。
でも、自分が見るべき夕日は、これではない。
美しい。だけど、切ない夕日。
 

自分の傲りに気付き、認める、南方の人柄にとても好感が持てる。
「完璧に隙の無い二枚目」ではない大沢たかおが、どことなく愛嬌のある「南方仁」というキャラを上手く表現していたと思う。

まぁ、でも、一番強烈なのは坂本龍馬(内野聖陽)だけどねっ!
いろんな「坂本龍馬」を見たけど、アタシの知る限りで一番薄汚いんじゃないかな?
いや、いいんだけど、べつに。
 
 
本当なら死んでしまうはずだった人を未来から来た自分が助けることで、歴史が変わってしまうかもしれない。
そう気付いた南方だけど、もう既に2人助けているし、目の前で苦しんでいる人が居たら助けてしまうんだろうなぁ、これからも。
自分の知識があれば助けられると分かっていて、見殺しには出来ないでしょう、人として。
どんなに理屈ではダメだと分かっていても。
そのへんの葛藤は、次回以降で見せてくれそう。
 
 
現代に現れた「謎の患者」は坂本龍馬なのかなぁ?暗殺事件直後の。
あれが龍馬だとしたら、南方が未来から来た医者だってことを彼は知ってるはずだよね。
わざわざ手術道具一式盗んで行ったんだから。
でも、南方が跳ばされたのは龍馬と出会う前のポイントなのよね。
「謎の患者」はどうなったのかも分からないし。
それに、「謎の患者」の頭の中から出て来た胎児は何なんだろう???
「謎の患者」は、あれも持ち出そうとしていたから、あれが相当重要な鍵になるんだろうけど。
それと南方の頭痛の関係は???
いろいろ謎はいっぱい。
 
 
とりあえず、第一話の印象はとても良かったので、あとは第二話以降失速しないことを切に願うばかり。
 
 
 第二話へ
 
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