官僚たちの夏
なかなか気合いの入った第一話でした。
ドラマの舞台は昭和30年代。
いわゆる「高度成長期」の、まだ初めの方ですね。
敗戦直後の混乱が(一応)ひと段落して、「さぁ、これから日本はどんな国になって行けばいいんだ?」と模索していた頃でしょうか。
そんな時代に奮闘した通産官僚たちの活躍をメインに、国内産業の保護を訴える彼らと、自由貿易を理想とする人たちとの攻防も描かれて行くようです。
もちろん、お話し自体はフィクションなんですが、その時代の空気感とかはかなり本物。
連ドラとは思えない、映画かと見まごうような映像でした。
アタシが子供の頃、このドラマで描かれているような風景の名残がまだあった(いくらなんでも車は普通に走ってたよ)から、なんだか懐かしい気がしました。
町並みとかどうやって撮影しているんだろう?と思ったら、どうもセットを作っちゃったみたいです。
すげぇ。
やっぱり、気合いの入り方が違う。
第一話は国産車を作ろう!というハナシ。
なんだか、ニッポンのモノヅクリの神髄を見た気がしました。
文字通り骨身を削って試行錯誤を繰り返し、ようやく納得のいく物を完成させる。
その喜び。
そして、それが世界に通用しなかった時の悔しさ。
それでも、自分たちの作った車が世界中の道路を埋め尽くす・・・いつかそんな日が来ることを、信じる。
ジワッときました。
主人公の風越が「日本人の誇りを取り戻す!」と歯を食いしばる姿を見ながら、「私たちは未だに誇りを取り戻せていないんじゃないだろうか?」などと思ったりなんかもしたもんだから、よけいに泣けて来ちゃいました。
出演者の方々もアタシ好みの役者さんばかりで幸せ。(*^.^*)
主演の佐藤浩市さんと、堺雅人さんと、吹石一恵さんは大好き。
その他の方々も、安心して見ていられます。
ゲスト出演の加藤虎ノ介さんも良かったね。
次回はテレビの話になるみたいで、国産車構想の件は、もうこれで終わっちゃったのかしら???
だとしたら、もう出てこないのかなぁ???
秘書課の御影(田中圭)が出て来たとたん、相方くんが「また、死んじゃうのかな?」とボソッとつぶやきました。
田中圭くん・・・ここのところ立て続けに、死んじゃう役ばっかりだったもんね。(^-^;
今回は、まぁ、大丈夫なんじゃないかな。
なんにせよ、殺人事件のドラマには少々辟易として来たところだったので、毛色の違ったこのドラマにはおおいに期待したいです。
第一話のクオリティを最後までキープしていただけたら、そりゃぁ、もう、すばらしいドラマになるんじゃないでしょうかね。
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