MR.BRAIN 最終回
モヤッとしてます。
いろいろと伏線放り投げたまま終わってしまったからさ。
けっきょく、エビゾーさん(武井刑事)って、なんだったのよー。
尾崎議員の息子が、武井と関わり合いのありそうな暴力団事務所を意味ありげに見上げていたのは、いったいなんだったのよー。
その暴力団に借金があるから、たまたま立ち寄ろうとしただけ?
それをリンダ君もろともミスリードしたって?
どうも最初と最後の事件は武井が裏で何か動いていたくさいんだけど・・・
武井と暴力団と政界・・・
何らかの巨悪が潜んでいるっぽいんだけど・・・
続きは年末スペシャルで!ってか?
それとも、「MR.BRAIN THE MOVIE」とか2ndシーズンとか、そういうことを企んでいるのでしょうか?
でも、九十九はアメリカに行っちゃったしな。
自分の脳みその不安要素も抱えたままで。
ほんの数ヶ月で、ケロッと帰ってくるんだろうか?
とにかく、きれいにフィニッシュしてくれなかったので、モヤモヤの消化不良です。
肝心の単発の事件の方は・・・
最後の事件は、冤罪によって服役することを余儀なくされた男の復讐劇でした。
17年前のDNA鑑定の誤り。
その誤りをもみ消そうとした警察と司法関係者。
なんだかねぇ・・・
現実に起こった事件を思い起こさせますよね。
こういうのドラマで見せられるのって、私はあまり良い気分じゃないんですよねぇ。
何がどう良い気分じゃないのか上手く表現できないんだけど、モゾモゾゾワゾワムカムカ・・・とにかく嫌な気分。
北里が本当に殺人犯にならずに済んだのが、せめてもの救い、かな。
うん、北里を演じた上川さんは、とっても良かった。
ほとんど台詞の無い役だったにも関わらず、存在感はばっちり。
最後の笑顔がすばらしかった。
その前の、歪んだ笑みとはぜんぜん違う。
この事件のターンに入ってから、「笑顔」もキーワードの1つでしたね。
和音の引きつった笑みから始まって、北里を説得する九十九の「人を殺したら笑えなくなる」という言葉まで繋がっていました。
このドラマは、1つ前の事件での「色」とか、ターンごとに何らかのキーワードがありました。
それが、ちゃんと最後まで繋がっている点では、よく出来てるなぁと思って見ていました。
ただ、事件そのものと、それが解決するまでの展開に関しては無理が多かったですね。
九十九が真実にたどり着くきっかけが、あまりにも無茶だったりとか。
「娯楽推理物すこしだけ科学風味」なドラマとしては、普通に面白かったですが、一番強く感じたのが、「九十九、脳科学者である必要ないんじゃね?」では・・・はたして「MR.BRAIN」というタイトルにする意味があったのかどうか。
九十九のキャラも、もっと「変人」で良かったような気も。
まだまだ「変人」っぷりが甘い気がします。
科警研の面々も、もったいなかったですね。
豪華メンバーそろえたのに、あまり生かされていなかった感じ。
丹原さんとリンダ君のコンビは良かったです。
最初は胡散臭い目で九十九を見ていた丹原が、徐々に信頼するようになって行く、その変化が台詞だけでなく表情やちょっとした仕草にも現れていました。
その流れも、すごく自然だったしね。
リンダ君は・・・
水嶋ヒロくんが、こんなビビリーな役なんて!と、嘆くファンの人もいらっしゃるかも知れませんが、私は良かったと思います。
完全に九十九に心酔しきったリンダ君が、九十九の真似していたのには笑ったわ。
科学博物館のシーンのエキストラ、ものの見事に女性ばっかりだったのにも笑ったわ。
科学博物館に女性ばかりって、ものすごく不自然ですけどねぇ。
わざと女性だけを集めたんですかねぇ?
確かに、流れに逆らう九十九と容疑者の男2人は、群衆の中でめちゃめちゃ目立ってましたけどね。
破天荒な脳科学者・九十九・・・
はたして、帰ってくるんですかね?
帰ってくるんなら、武井をなんとかしてくださいね。
このままじゃ気持ち悪いから。
« FINAL FANTASY VII 再々・・・攻略日記 #21 | トップページ | 夏ドラマの視聴予定 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- ドラマ「軍師官兵衛」感想(2014.01.07)
- Mの悲劇にツッコんでみる(2005.02.07)
- Mの悲劇 新展開(2005.02.21)
- Mの悲劇 chapter 8(2005.03.06)
- Mの悲劇 chapter 9(2005.03.14)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント