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キャシャーン Sins 第14話

「真実は闇を照らし」

ブライキング・ボスとの再会によって、自分がなんのために作られたのかを知ってしまったキャシャーンは、ショックのあまりリンゴを手に掛けようとしたけれど、寸でのところで踏みとどまり、逃げるようにその場を離れた模様。

ようやく役者が揃ったって感じ?

キャシャーンにルナを殺させたブライキング・ボス

何か重大な事実を知っていそうなオージ
そのオージが大切に守っているリンゴ

キャシャーンに強烈なライバル心を持つディオ
何らかの思惑を抱えてディオを操るレダ

キャシャーンを仇と信じてつきまとうリューズ・・・は、どうでもいいや、この際。

そして、とうとう、「ルナ」らしき人物まで・・・
 
 
その「ルナ」をオージは偽物だと断言しているし、レダも本物であるはずが無いと言ってる。

リューズの場合は、ルナが生きていると「これまでのアタシの人生はいったいなんだったの?」状態になってしまうため、認めたくないという感情的なものも作用していると思われるから、証言としては採用しないとしても・・・

やっぱり、あの「ルナ」は偽物なんだろうなぁ。

少なくとも、ブライキング・ボスが殺せと命じた「ルナ」では無い。

ルナもロボットであるなら、似たようなのをいくつも作るのはきっと可能だったろうから、たとえば、ほら、ルナのレプリカとかプロトタイプとか、そういうのだって可能性もある。
(あくまでアタシの推測なので、本気にしないように)
 
 
ルナがロボットや人に命を与えていたというのは事実みたいだ。
そうやって崇められるルナの存在が、王者として世界に君臨するブライキング・ボスにとって目障りだったから、キャシャーンたちに「殺せ」と命じたんだよね。

ただ、ルナは喜んでその役割を担っていたワケではなさそう。
第12話「生きた時間を色にして」で、ルナが色を塗られた都市を見て「自然のままが良い」って言っていたって話しが出て来た。

命あるものは、いつかは死ぬ
形あるものは、いずれ朽ちる
っていう、自然の摂理に従うべきだと思っていたんじゃないだろうか?

だから、キャシャーンに、あえて殺された、とか。
そうすることで、世界に「滅び」が訪れた。
文字通りキャシャーンが「滅び」をもたらしたワケだけれど、それは世界を自然な形に戻しただけとも言える。
この「世界」は、ルナの望んでいた世界なのかも知れないなぁ・・・

なんて、ふと、そんなことを考えました。
 
 
さて、事実を突きつけられ凹んでいるキャシャーンは、戦うことを放棄しかけましたが、踏みにじられる小さな命を見捨てることなど出来なかったみたいです。

で、ディオとの一騎打ち。

ディオはとことん屈折してるんだな。
レダがどんなに持ち上げても、キャシャーンを倒さない限り、自分が王者だとは認められない。
確かに目障りでしょうがない存在だろうけど、それって、ただのキャシャーンに対するライバル心だけではないような気もするんだな。

ディオは、自分がレダに利用されていることに気づいてるっぽい。
それでもレダと手を切ろうとはせず、彼女の言うことに従ってる。
自分1人では何も出来ないことも、薄々分かってんじゃないだろうか。
そういう自分の弱いところを、キャシャーンと比べることで見せつけられる気がするんじゃないのかな。
だから「もう誰も殺さないなら、お前に殺されてやってもいい」なんてキャシャーンに言われると、カーッとなっちゃうワケで。
痛いとこ突かれたと言うか、神経逆なでされたと言うか・・・

一方のキャシャーンは、生まれた理由はどうであれ、今は「弱いものを守るために戦う」と、決意を固めたようです。
それは、ここまで苦悩しながら進んで来たキャシャーンが、自分で導きだした答え。
自分の意思で行動するものは、強い。
ちょっと突つかれたくらいでカッカしちゃうディオに、敵うわけ無いわな。

キャシャーンも、やっと、自分の意思を持つに至ったんだけどね。
ここまで長かった。

 
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