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ゴンゾウ 伝説の刑事 第四話

「天使の証明」

ゴンゾウの公式サイトの「あらすじ」って、すっごい詳しく書いてあるのね。
これだけ詳しかったら、1回くらい見逃しても大丈夫そう。
見逃さないけど。
 
 
事件発生から1週間が経過。
捜査はもなみの交友関係に的を絞って進められることになる。
一方では、もなみの両親が遺品を片付けるために上京していた・・・

今回のテーマは「刑事(人)は人を救えるのか」っていう話しですかね。

娘の突然の死を受け止めきれずにいる両親の痛々しい姿に、黒木は同情を寄せるが、そんな両親に対して執拗なまでの攻撃(ありゃ、捜査って言うよりイジメだろ)を加える佐久間。
当然、猛反発する黒木。
でも、「捜査に情を持ち込むな」と佐久間に教えたのは黒木自身だと言われてしまう。
う〜む、そうなのか。
佐久間が厭ぁな感じの人になっちゃってるのは、みんな黒木のせいってワケ?

で、佐久間を見返してやろうと鼻息も荒く聞き込みに行った先で、黒木は逆にもなみの別の顔を暴き出してしまう。
どうも、胡散臭い男の影がチラチラする。

その胡散臭い男・柿沼が有力な容疑者として捜査線上に浮上。
捜査本部は柿沼の行方を追うことに。

でも、けっきょく、もなみは情婦なんかじゃなかったことが判明する。
お金目当てなどではなく、本当に柿沼のことを愛していたんだね。
内緒にしていたのは、柿沼が両親に胸を張って紹介できるような職に就いていなかったから。ただ、それだけ。

柿沼が大事に持っていた、お手製アップリケ付きのこっ恥ずかしいネクタイを見て、またウルウルしちゃったわよ。
柿沼は死を覚悟していたのかもしれない・・・なんてね、思っちゃったわけ。
自分が暴力団に狙われてることは分かっているだろうし、妹の家の近くだもん、ヤバい連中がウロついていることぐらい予想がついたはず。
最期くらいは、ずっとメールを送り続けてくれた妹の側に居たかったのかなぁ・・・なんてね、深読みしすぎかしら。
まぁ、いいわ。
たとえ危険を冒しても、自分なんか追いかけてないで、もなみを殺した犯人を捕まえて欲しいと警察に訴えたかった、柿沼の心情を思うとね、それだけでも泣ける。
柿沼にとって、もなみの存在がどれだけ救いになっていたか・・・
ほんの短いシーンと、ごくわずかなセリフなのに、柿沼の想いがにじみ出ていたわ。

もなみが本当に天使のような娘であったことを両親に告げることで、彼らはほんの少し救われた。
愛する娘が、自分たちの知るとおりの娘であったことだけは証明されたから。
でも、娘は返って来ない。
たとえ犯人が逮捕されても、ほんの少ししか救われない。

そして黒木は、柿沼の死に責任を感じているのだと思う。
もしも自分たちが容疑者としてマークしなければ、柿沼はまだ生き延びていたかもしれない。
警察は・・・というより、自分が誰も救えないことを黒木は痛感し、自分を責めてるんじゃないかな。
それは、黒木の過去にも繋がってるのかも。
 
 
佐久間が黒木を敵視する理由も、少しだけ見えて来たような。
「サイボーグ」などと呼ばれる佐久間は、かつての黒木の指導に忠実に従っているわけだよね。
たぶん、黒木は佐久間の目指すべき存在だったんだろう。
でも、その黒木は、ぐうたらな日々を送ってる。
考え方もコロッと変わっちゃってる。
そりゃ、腹も立つわ。

で、「明日は必ず帰る」と電話していた相手は美人の奥様ではなく、年老いた母親だったようで。
う〜ん、奥さんはどこ行っちゃったんでしょうか?
要介護の姑と2人で家に置いておかれて、旦那は仕事を理由に家に寄り付かないのでは・・・
奥さんに逃げられたとしても不思議じゃないな。

私生活が破綻しちゃったのも、仕事のせい、ひいては黒木のせいと思っていたら、でもって、黒木が以前のとおりバリバリ働いているならともかくあの調子では、叩きのめしたくなるのも分かる気がする。
 
 
毎回、容疑者なり手がかりなりが見つかって、ことごとく潰されて、一歩進んで一歩下がるってパターンで来たけれど・・・
いいですよ。
毎週毎週、手品みたいに事件を解決してくれなくても。
たった1つの事件にかかわる大勢の人たちのドラマを、毎回存分に味会わせてもらってるから。
にしても、少しは進展があっても良さそうな頃合いか。

黒木の過去も、そろそろ何か出て来そうで、ますます目が離せないのだ。
気になるのは「この世界に愛はあるの?」と問いかける人形。(もしくは女の子)
妄想世界の住人を登場させるのはやめて欲しいんだけど。
喜多善男になっちゃうから。
 

 
 
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