図書館戦争 #10「里帰リ、勃発」
おい・・・「一途」が読めないのか、郁。
座学うんぬんってハナシじゃないだろ。一般常識レベルだ。
そんな低レベルで採用されちゃうのか、図書隊?
たしか、中でもタスクフォースは精鋭だったはずだよね???
そんな今週のタスクフォースは、一同揃って茨城へ。
良化法を批判する内容の作品(これがまた、酷い悪趣味な作品で・・・)が展示される予定の県展の警備が、今回の任務。
茨城は郁の故郷。
郁はビビりまくり。
そう、まだタスクフォースに居るってこと、両親に内緒にしているからね。
郁の個人的な「事情」はともかく、タスクフォースの面々が大型バスで乗り付けた茨城図書館は、少々ワケありな場所であった。
館長の須賀原は「無抵抗の会」のリーダー。
良化隊に武力をもって対抗する防衛隊員への風当たりは強い。
遠路はるばる警備に赴いたタスクフォースも無用扱い。
確かに武力に武力で応じていたら何の解決にもならないが、かといって無抵抗を貫いたところで、相手が対話に応じるような連中とも思えんのよね・・・
武装派も対話派もどっちの主張も極端で、どっちも間違いじゃないし、どっちも正解じゃない。
そんな気がする。
そういうわけで、良化隊との衝突が予想される県展を控えているのに、図書館側は内部から崩壊しそうな勢い。
郁を待っていたのは、女子寮での陰湿・・・っていうか低レベルなイジメ。
あのぉ・・・この人たち、社会人だよね?
社会人にもなって、こういう子供じみたイジメするの???
ちょっと、ビックリしちゃった。
数を頼りに、さらにある人物(それが誰かは言わずもがな)からの後ろ盾もバッチリ。
調子に乗ってる業務部員はやりたい放題。
肩身の狭い防衛隊女子隊員たちは、ひたすら耐える。
「空気読め」と堂上に釘刺された郁も、彼女たちの立場を考え、必死に耐える。
そのうち、郁の弱点である母親を図書館に乗り込ませることに成功する業務部員。
で、まぁ、雨降って地固まるというか、なんというか、母親との和解に一役買ってしまうという逆効果を生む。
母親が郁を束縛するのは、郁が子供の頃に死にそうな目に遭ったせいで、心配で心配でたまらないから。
って、えーーーっ、それだけですかい?
たったそれだけの誤解を今まで解かずに、背を向けて来たのぉ?
私、もっと深刻な確執があるのかと思ってた。
確かに、ちょっとしたすれ違いから溝が大きくなるってこともあるけどさ・・・
なんか、拍子抜け。
この件をきっかけに、「正面から向き合わなければ解決しない」ということを学んだ郁は、業務部員を前に啖呵を切る。
「あたしは図書隊の中枢に帰る人間なのよっ!」
おい、オマエ、何様のつもりだ。
だいたい、それって、何の解決にもなってないから。
権威を嵩に脅してるだけじゃないかー!
ホントに大人なら、喧嘩するんじゃなくて、仲裁しろよ、郁。
これじゃぁ、立場が逆転しただけのこと。
大事なのは、「どっちが上か」じゃなくて、どちらも対等の立場で、同じ図書隊で働く者として協力しあう関係を築くことなんじゃないのぉ?
防衛隊員の子たちは、この機に乗じて優位に立とうなんてことは微塵も思ってなさそうなマトモな子たちだったから、関係修復の突破口を郁が開いた・・・ということにはなるのかな。
郁がそこまで計算してあのセリフを吐いたのなら大したもんだけど、そうじゃないだろう、たぶん。
せっかくのラブラブモード突入も、こっちはシラケ気味。
何故って、郁が魅力的な女の子に見えないから。
せめて共感できる部分がもっとあれば良いんだけど、それもあまり無いし。
一生懸命なのは分かるんだけどさぁ・・・
「お、この子、良いな」と感じたのは、第一話冒頭の万引きの汚名を着てでも本を守ろうと頑張ったシーンだけだよ。
その後、好感度がた落ち。
堂上がどうして郁に惹かれるのか、理解不能。
あからさまに郁を特別扱いするのも、贔屓にしか見えない。
だいたい、1人の社会人として、上司の立場で、職場に私情を持ち込むのって良くないと思うんだ。
なんかねぇ、ノイタミナ枠にしては内容が子供っぽい気がするんだよね・・・
素材選びを間違ったというよりは、調理が下手・・・なんじゃないかと思うんだけど。
原作既読の人は、このアニメをどう思って見ているのだろう。
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