さよなら絶望先生 第二話 感想
「トンネルを抜けると白かった」
さて、今日も今日とて絶望している糸色先生。
今朝は踏切に飛び込もうとしているところを係員に止められ、スッタモンダしていた。
そこへ偶然通りかかったのが、赤丸問題児・風浦可符香(ふうら かふか)。
命を粗末にしてはいけませーんっ!と、助けるつもりで軽く先生を一押し。
バランスを崩した先生は、あわや列車と接触!という事態に追い込まれたが、華麗な身のこなしで見事に列車と遮断機の間をすり抜けた。
九死に一生を得た先生の発したセリフが
死んだらどうするっ!!!
・・・たぶん、キミは誰よりも長生きすると思うぞ。
そんな先生の、今日の絶望ネタは
毎日通る駅の自動改札でMeronカード(もちろんSuicaのこと)をかざすたび、一緒に財布に入っているキャッシュカードをスキミングされていて、今頃自分の口座から預金が全額引き出されているに違いないっ!と、妄想
カード社会に絶望したそうです。
・・・やっぱり、キミは誰よりも長生きすると思うぞ。
そもそも発想が間違ってるし、今さら気付くってのもマヌケだろうが。
そんなことで、いちいち大騒ぎしないで下さい。
(っていうか、財布ごとSuicaを使っている人はあまり見たことが無いな)
ただ、本人にも「自分は他人に迷惑をかけているかもしれない」という自覚はあるらしい。
どうせ絶望するのなら、そのあたりで悩んで欲しいものだが、そこンところは軽くスルーする先生が素敵。
まぁ、だから笑って居られるんだが。
教師としてやる気があるのか無いのか、たぶん無いんだろうが、いちおう仕事はする糸色先生。
自分の担当クラスに引きこもりの生徒が居るということが分かり、自宅を訪問することに。
何故かその場に居合わせた可符香は、この引きこもり娘・小森霧(こもり きり)を、座敷童子であるとポジティブ解釈(ポジティブって言うのか、それ?)
座敷童子が家から出て行くと家が貧乏になります!と、逆に封印。
この逆療法(?)が功を奏したのか、霧は部屋から出てきたが・・・
予想外の美少女だった霧ちゃん。
先生、ちょっと気に入ったらしい。(どうせ心中するなら美少女と、という、先生なりの美学か?)
「死にたくなったら、いつでも先生に言いなさい」と、「旅立ちリスト」(表紙に「ですのーと」って書いてある)に名前を書き込む。
そんな先生を頬を染めて見上げる霧は、先生と離れたくないがために、今度は学校に引きこもり・・・
ただし、授業には出ていないところで「引きこもり」としての意地を見せる。
2のへ組とは問題児ばかりを集めたクラスなのか、次はストーカー行為で警察沙汰になった女生徒が居るとのことで、話しを聞くことになった糸色先生。
問題の女生徒の名前は常月まとい(つねつき まとい)
付き合う彼氏の趣味嗜好にとことん合わせ、彼の行動を四六時中把握していないと不安でたまらないという彼女は、これはストーカー行為などではなくディープラブなだけだと訴える。
そんな彼女に、先生は「旅立ちセット(自殺用品一式)」(やはり常時携帯していたのだなっ!)をプレゼント。「究極の愛とは心中すること」と説き、「先生で良かったら、いつでも一緒に死んであげます」と、あろう事か教え子を心中に勧誘する。
そんな先生の優しさ(?)にコロッと惚れたまといは、つきまとっていた彼氏をアッサリと放り出して、今度は糸色先生につきまとうことに・・・
(翌日から、もちろん大正浪漫女学生スタイルで御登校)
さらに・・・
物事全てキッチリしていないと気が済まない木津千里(きつ ちり)は、ケーキを均等に分ける作業に疲れ果て、保健室で一眠り。
そして、まといのつきまとい(平仮名で書くと何がなんだか分からんな)行為に疲れ果てた先生も、隣のベッドでひとときの休息中。
熟睡中の千里が寝返りをうったはずみで、コロコロコロッと先生の腕の中へ・・・
目覚めた千里は状況を拡大解釈し「キッチリ責任とって下さい!」と、先生にゼクシィを突き出す。
・・・なんだよ、先生、大人気じゃん。
たぶん、可符香も先生のこと気に入ってるしな。
絶望なんてしてる場合じゃないんじゃないか?
今回もたくさん笑わせていただきました。
先生と生徒たちの噛み合ない会話自体も可笑しいんだけど、コソコソッと(時に堂々と)挟み込まれるパロディの数々にも思わず笑ってしまう。(元ネタが分からなくてスルーしてるのも、多々あると思はれ)
最初、「絶望先生の録画予約してー」と、相方くんにお願いした時、何の前情報も持っていなかった相方くんは、暗~い鬱展開の話しだと思ったそうです。
確かに、タイトルはあれだし、毎回「絶望したー、死ぬー」と、騒いでいますがね。
些細なことで絶望する先生を笑い飛ばすことで、ちょっと、救われてる。
「さよなら絶望先生」は、屈折した癒しの物語・・・なのかもしれない。
なんて、思ってみたり。
これを見たの、奇しくも「モノノ怪」第一話を見た直後だったので、「座敷童子」のくだりで吹きそうになりました。
ここに薬売りが乗り込んで来たら、スゴいことになるな・・・とか。
いや、来なくていいよ。
« モノノ怪 第一話「座敷童子 前編」感想 | トップページ | FFT 獅子戦争 攻略日記#28 »
「アニメ感想」カテゴリの記事
- アニメ「シドニアの騎士」 第12話 感想(2014.06.30)
- アニメ「シドニアの騎士」 第11話 感想(2014.06.23)
- アニメ「シドニアの騎士」 第10話 感想(2014.06.16)
- アニメ「シドニアの騎士」 第9話 感想(2014.06.09)
- アニメ「シドニアの騎士」 第8話 感想(2014.06.02)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント