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DEATH NOTE 第29話「父親」

今回は展開が早くて何が起こっているのか把握しきれず、置いてきぼり状態になってました。
後で頭を整理して、ようやく理解できた・・・と、思う、たぶん。
 
 
エルやニアたちの居たワイミーズハウスってのは、単なる養護施設ではなくて優秀な子供を集めて特殊な教育をしている施設だということが判明。

『N』と名乗る人物が、このワイミーズハウス出身のニアであり、そのニアに最も近いポジョションに居たメロが、ニアへの対抗心からデスノートを奪ったのではないかと推理するライト。
 
 
ライトのノート奪還作戦がスタート!

まず、ライトは自分のノートの所有権を放棄。
ミサの持っているノートを一時預かることで、記憶は失わないようにする。

それから、身元の判明しやすいマフィアの写真を手に入れメロの取り巻きと思われる人物の顔と名前を把握し、現在のノートの所有者も特定。
その所有者をノートで操ってアジトも探り出す。

そして、リュークにノートを持って警察本部に行かせ、キラと手を組みメロからノートを奪還するよう申し入れる。

キラがノートを使ってメロの手下を消してしまうから、そのタイミングで突入し、警察本部の誰かがリュークのノートを使ってメロを消せ、と。
そのためには、誰かがリュークと死神の目の取引をしなければならない。

立候補したのは、夜神総一郎・・・

娘の命と引き換えにデスノートを渡してしまったライト父は、死を考えるほど追いつめられていたようで。
メロを消した後ノートを使わなければ、13日後に命を落とすことになってもかまわないと、覚悟を決めていた。
これにて、リュークと取引をするのはライト父に決定。
 
 
いざ、作戦決行の日。
メロの手下を消すのは、もちろんミサの役目。
そして、手薄になったところで突入。

作戦どおりメロの本名を知った総一郎だけれど、ノートは使わずに説得を試みる。
でも、総一郎はマフィアの凶弾に倒れる。
けっきょく、ノートは取り返したけれどメロには逃げられてしまう。
 
 
死の床にある総一郎は、ライトの寿命が見えることで安堵する。
デスノートの所有者の寿命は見えない。
ライトは、今、ノートの所有者ではないからね。
ノートの所有権を一時放棄したのは、警察関係者にデスノートの所有者であることを見破られないようにするためだったのね。

そのおかげで、総一郎は息子がキラでないことを確信できた、と。

この人は、ずっと何処かで不安を抱えていたのかもしれないなぁ。
「自分の息子がキラかもしれない」
人一倍正義感の強い総一郎にとって、それは途方もない精神的苦痛だったに違いない。
息子への疑いを完全にぬぐい去れない自分自身も、許せなかったんじゃないだろうか。

最後に一矢報いろとばかりに、取り乱したフリして父にノートを使ってメロを消すように言うライト。
でも、総一郎はそのまま息を引き取る。

息を引き取った父親に向かって「バカヤロー」と叫ぶライトの声の後ろに、「名前書いてから死ねよ」というセリフが隠れているような気がしてならない。

最後まで正義を貫きとおした総一郎。
その父の姿を見ても、息子のライトは何も学んでいないところがとっても気の毒。

総一郎に「息子がキラではない」と確信させたまま逝かせてあげたのが、せめてもの親孝行か。
 
 
しかし、どうも最近のライトは詰めが甘いと言うか、最初の頃の恐ろしいほどの切れ味が無くなっているような。

なんだか、失敗続きじゃん?

一応、ノートは帰って来たけどさ、妹はPTSDだし、父親には死なれてしまうし。
なにが新世界の神だよ・・・って感じ。
ニアとの頭脳対決以前に自滅してしまうんでないの?

メロのアジトに突入した時、総一郎ならメロを殺さずに確保する方に動くのではないかと、考えなかったのか?
それとも、父なら殺さないと踏んでいたのかな?

もしも総一郎がノートを使って13日後に死ななかったら、「13日ルール」がウソだってことがバレて、ライトにとってはマズいことになるよね?
そもそも、ライトの疑いが晴れたのは、この「13日ルール」のおかげなんだから。
もしも総一郎がノートを使ってしまったら、どうするつもりだったんでしょ?

それに、あの場で、メロの本名を知ることができたのは総一郎だけ。
メロの本名を総一郎が口走ったりしていても、その情報を得ることができるのは、ごく限られた範囲の人間だけ。
仮に映像が残っていて、それをミサに見せることができたとしても、同じこと。

だから、たとえメロの本名をライトが知ることができたとしても、ライトは自分で(あるいはミサを使って)メロを消すことはできない。

そんなことをしたら、キラの容疑者が数人にしぼられてしまうもの。
 
となると、メロを消すには、総一郎に名前を書き込んでもらうしか無いような気がするんだけどな?

どさくさに紛れて、誰か(松田あたり)がメロを射殺でもしてくれたら万々歳だけれど、そんな不確実な方法にライトが頼るとも思えないし。

メロは放っておいても、ノートさえ取り返せばそれでオッケーっていうんなら、この作戦でもいいんだけど・・・
だったら、今まさに死にそうな父親にノートを使わせようとしたのは、あれは何だったのよ?ってハナシになるし。

ノートを取り返したいのはもちろんだけれど、ニアVSメロのライバル争いのダシに自分が使われるのも迷惑だし、そんな面倒なヤツにウロチョロされるのも鬱陶しいから、まずはメロを消してしまいたかったんだよねぇ、ライトは?

それで、この作戦???
う〜ん、ライトが何をしたかったのか、よく分からん。
どうも、グダグダの作戦のように見えるんですが、自分には。
 
 
・・・あ、忘れてた。
死神シドウがウロチョロしてましたっけ。
シドウは無事にノートを返してもらったけれど、あのまま大人しく死神界に帰ったんですかねぇ?
チョコレートに釣られて、まだ下界をウロウロしそうな気が・・・
 
 
 
 第30話 「正義」へ進む
 
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