DEATH NOTE 第15話「賭け」
先週、仲良く「友達」宣言してたライトとエル。
エルの本心は分からないけど、ライトの方は「友達」だなんて、コレっぽっちも思ってないわけで。
たぶん、ライトとエルって似てるんでしょう。
ものすごい頭がキレて、キレ過ぎるから周りが全部バカに見えるんだろうね。
そんなだから、なかなか友達できないし、出来たとしても上っ面の付き合いしかしてない。
そのへんは一緒なんだけれど、本質なところでは、ライトとエルはぜんぜん違う。
ライトはあくまで孤立してるけど、エルは必要とあれば捜査員と協力することもできる。
これまでにも、FBIに捜査協力してたみたいだし。
なんだか、ひきこもりみたいにしているエルの方が、表面上は普通に大学生してるライトよりも、実は社会性があるってことにならないか?
そうやって考えると、エルの「ライト君はぼくの初めての友達」発言も、あながち嘘じゃないかもって気がしてくる。
さて、今週は・・・
第2のキラから送られて来た新たなビデオテープを検証したエルは、キラが第2のキラと接触したと察知。
ライトへの疑いは相変わらずな様子。
確証は無いけれど、どうもライトには何か引っかかるものがあるらしい。
他に容疑者が浮かんで来ないから、ライト=キラの線に固執したがってるのかもしれないと自己分析するエル。
思い込みによる状況証拠の積み重ねは冤罪に繋がりかねないんだけど、今回に限っていえばその線で正解ですよ。
エルは「近日中に自分が死んだらライト君がキラ」と捜査チームに告げ、あえて自分を人目にさらすという賭けに出る。
そして、キャンパスでライトとエルが会っている場所に、ミサが乱入。
いや、もう、これこそ予想外だ。
アレコレ策を講じなくても、恋する乙女ミサの突っ走りに任せておけばどうにかなっちゃったってワケだ。
エルと対面したミサの戸惑いの表情から、ミサがエルの本名を見たと確信するライト。
エルに「自分が死んだらライト君がキラ」とか言われ、先手とられて身動けなくなったかと思いきや、一気に形勢逆転。
ミサからエルの本名を聞き出せば、あとは自分でデスノートにその名前を書くだけ。
レムにお願いする必要も無くなる。
さっそく、ライトがミサの携帯に電話をかけると、出たのは、なんと目の前に居るエル。
エルは、どさくさに紛れてミサの携帯をすり取っていたらしい。
アンタ、そんな特技もあったのか!!!
いや、エルがミサのお尻に触るというあり得ない奇行に及んだ時点で、気付くべきだったか。
とにかく、このタイミングでミサと連絡を取ろうとしたって時点で、かなりライトはヤバい。
(っつーか、ライトにしちゃ、ちょっと慎重さに欠ける行動だったよな、この電話は)
おまけに、ミサは第2のキラ容疑で逮捕されちゃったとか言うからオドロキ。
エルがここに来た時点ではミサの存在すら分かってなかったワケだから、エルの推理もスゴいが、実際に動いた警察の手際の良さも特筆に値するんじゃなかろうか。
そして、逮捕されたミサは厳しい尋問を受けることに。
でも、ライトを守るため、決して口を割らない。
ついに「いっそのこと殺してくれ」とレムに頼むミサだけれど、ミサを大事に思うレムはミサにデスノートの所有権を放棄させる。
かくして、ミサはデスノートにまつわるいっさいの記憶を失う・・・
あまりにも一途なミサには、正直、同情しました。
自分のことをコレっぽっちも想ってない男のために、命張るとはなぁ。
デスノートのことなんか忘れて、どーか、幸せになってもらいたいもんです。
第2のキラであるミサとのつながりを知られ、疑いが真っ黒になったライトは大ピンチ。
おまけに、レムからはミサを救い出さないとオマエを殺すと脅され、更なるピンチ。
しかし、この期に及んでも、まだ策があると言うライト。
いやぁ、しぶといな。
それにしても、今回もつくづく
恋する女ほど恐ろしいものは無いの巻 後編って感じ。
前回同様、ミサが引っかき回してくれて、大ドンデンの大騒ぎで、たいへん面白うございました。
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