「夏への扉」ロバート・A・ハインライン
古典的SFの名作中の名作・・・ですよね。
急に懐かしくなって、読み返してしまいました。
前に読んだのは高校生の時だったっけ?(遠い目)
大筋しか覚えていなかったため、新鮮な気持ちで読めました。
この小説における「未来」は「2001年」でして、現実では既に「過去」になっちゃってます。
まぁ、昔のSFを読んでいると、よくあること。
小説に描かれているほど、現実の世界は進歩していないようですが・・・
このお話の中にお掃除ロボットが出てきます。
これが、実際に売られている全自動掃除機(ルンバ!)とソックリです。
「住人の留守中に勝手に動き回って掃除して、仕事が終わるとちゃんと充電器に戻っている」という。
この掃除機を開発した人も、この本を読んだのかもしれない・・・ナンテ、思ってしまいました。
もし本当にそうだったら、ちょっとステキじゃありませんか。
以前読んだ時にはわからなかった事が、今になってようやく理解できたりして、最後にはジンワリ感動。そんなに感動した覚えは無かったのですが・・・感じ方が変わっているんですね、きっと。
そういう発見があるから、昔読んだ本をずっと後になって読み返すってのも、いいものです。
これに味を占めて、あともう2冊、読んでみようかと思います。
ダニエル・キィスの「アルジャーノンに花束を」とブラッドヴェリの「火星年代記」を。
ええ、こんなのばっかり読んでる女子高生だったんです。
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