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パイレーツ・オブ・カリビアン(もしくは、ジョニー・デップのこと)

映画館には、2度、足を運んだ。
DVDまで購入した。
時々、ふと思い出して、お気に入りのシーンだけ眺めてみたりする。

ひとえに、ジャック・スパロウ船長にお逢いしたいがためである。

ジョニー演じるジャック・スパロウの魅力的なことといったら・・・
飄々としていて、実はメチャメチャ切れ者、おちゃめな面もあって、セクシーで・・・
モレなく惚れた。
 
 
ストーリーは、海賊風味のファンタジー。
不死の呪いを受けた海賊たちと、その呪いを解く鍵を握るお嬢様。
そのお嬢様に身分違いの想いを寄せる青年。
そして、呪われた海賊から自分の船を取り返そうと企む、(自称)稀代の大海賊。

この4者がカリブの海で運命的な出会いを果たすところから、物語が動き出す。

セオリーどおりにお嬢様は拉致され、一途な若造が突っ走る。
ここで渋いオヤジが(クライマックスで命を落とすというオマケ付きで)若造を導いたりすると面白くも何ともなかったのだが、今回、このポジションに立ったのはジャック・スパロウ。

本人に主人公を導く気は更々ないし、単に引っ掻き回しているだけなんだか、逆に振り回されているんだか・・・
とにかく得体の知れないこの男がいなければ、この映画は凡作の群れに埋もれていたと思う。
 
 
まぁ、ディズニーの映画なので、ストーリーにあまり深いものは求めない方がよろしいかと。
「これは娯楽作品だ!」とスパッと割り切って、スクリーンをヒラヒラしているジャック・スパロウ船長を堪能することができれば、とっても楽しい映画なのだ。
 
 
この映画以降、ジョニー・デップの知名度が一気に上がった。
「ジョニデ」とか呼ばれて、雑誌の表紙を飾ったりしている。
なんか、違うゾ・・・

何を隠そう、私は、「シザーハンズ」以来の年季の入ったファンの1人である。
これまで「ジョニー・デップが好き」というたびに「誰、それ?」的な冷ややかな対応をされ、寂しい想いと同時に密かな優越感を感じていた私としては、この状況は、微妙・・・だったりする。

「ファン」とはいっても、韓流スターを追いかける奥様たちほどのバイタリティーは無く、「他に見るものが無かったらジョニー・デップ出演作品を観る」程度のファンなのだけれど、長年「私の好きな俳優リスト」でトップの座を守り続けていたのだから、大したものだと思う。

その地位が、揺らぎ始めている・・・

別に、ジョニー・デップが変わったわけでないだろう。
この映画以降の彼の出演作品を見ていても、相変わらず「気に入った作品を選んで出演する」という姿勢を保っているように見える。

まぁ、いいや。
今後も、ジョニー・デップの動向には眼を光らせていくことにしよう。


ってわけで、「シークレット・ウィンドウ」を観ようと思ってレンタル屋に行ったら、1本残らず貸し出し中だった。

やっぱり、メジャーになりすぎるのも考えものだな。
 
   
 
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