権助提灯
タイガー&ドラゴン 第4話
ヤキモチ。
それが、今回のメインテーマ。
ある嵐の夜、「こんな荒れようじゃ、さぞ心細かろう」と、旦那を愛人宅へ行くように勧める女房。
お言葉に甘えて、いそいそと愛人宅へと急ぐ旦那。
ところが、雨の中ようやく辿り着いたというのに、「それでは奥様に顔向けができない」と、追い返されてしまう。
自宅に戻り、女房に事情を説明すると「殊勝な娘だ。やっぱり、あちらへ泊まれ」と言って、追い出されてしまう旦那。
再び、愛人宅へ向かったのだが、「奥様にそんなことを言われたのでは、なおのこと泊められない」と、家に入れてもらえない。
「あちらへ泊まれ」
「いえ、お泊めできません」
を繰り返し、2人の女の間を行ったり来たりしているうちに、夜が明けてしまった。
という、お話。
どん兵衛師匠の(プラトニックな)愛人、小春さんが登場し、てっきり、どん兵衛が小百合ちゃんと小春さんの間を行ったり来たりするのかと思いきや、さにあらず。
小春さんを巡る、どん兵衛師匠と組長の若かりし頃のエピソードが披露され、組長が落語を語れることも発覚。
(この、再現ドラマの長瀬に笑った、笑った)
けっきょく、ヤキモチをやいてるのは、もっぱら組長で、行ったり来たりさせられるのは小春さん。
ずーっと、小春さんのこと、組長は好きだったんだねぇ。
1人で帰ろうとする小春さんのもとに、スッと車を寄せて「こんど来る時は、俺のところに連絡しろ」って・・・粋だねぇ。
組長の、意外な男前ぶりに、ちょっと惚れた。
毎度おなじみの小虎の落語は、今回は、残念ながらイマイチ。
だって、そのまんまなんだもの。
現実に起こった事件を、古典落語になぞらえて語って聞かせるところが、小虎の醍醐味なんじゃぁありませんかい?
ところで、旦那。
組長も落語を語れるってぇ話しじゃないかい。
するってぇと、鶴瓶師匠の落語も聞けるのかい?
こいつぁ、楽しみだねぇ。
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