Mの悲劇 chapter 9
このドラマの主役は衛でも美沙でもなくて、明だったんじゃないの?
と、思ってしまった今回。
どうも、衛さんも美沙さんも、めっきり影が薄いです。
「Mの悲劇」の「M」はマツモト アキラの「M」と見た!
なんだかねぇ、明が可哀想に見えてきちゃいましたよ。
20年前に衛の父親の借金を、明の父親が肩代わりしたことが発端だとしたら、いっちばん悪いのは衛の家に入ったドロボーだねっ。
この男さえ居なかったら、誰も不幸にならなかったんじゃないの?
どうせ、明の父親が美沙の両親の死に絡んでるんでしょ?
そこまで無理して繋げなくてもいいような気がするけど、これで全部繋がります。
メデタシ、メデタシ。(そうじゃなくて)
明はあんな風に追いつめられたら、ますます衛のことを恨んでしまうんでしょうね。
あそこで「あぁ、バカらしぃ。こんなこと、やってられっか!」って思わないで、ひたすら復讐に燃えてしまうところが明の不幸なトコ。
美沙は一歩手前で踏みとどまることができて、今や完全に毒気が抜けちゃったみたいですけど。
明は元々ヒネた性格だったところにイロイロな出来事が重なって、あんな風な人格になってしまったんでしょうねぇ。
悪人を、完全に悪人として描いていないところが、このドラマのキモかな。
基本的に、悪人は居ませんからね。
みんな悪意は無くて、自分の知らないところで誰かを傷つけていたり、不幸にしてしまっていたりする。
誰もが加害者にも、被害者にもなる可能性を持っているという恐怖。
このドラマが描きたいのはソレですよね。
さて、来週は最終回でしょうか?
あと1時間で決着がつくのか???
楽しみに待ってます。
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