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2005年1月

あずみ

「あずみ2」、3月公開予定なんですね。
そうとは知らずに、ついこのあいだ「あずみ」を見たところでした。

内容的には、ちょっとアレなんですけど・・・
可愛い女の子と可愛い男の子がたくさん出て来て、血もいっぱい出る、若い子向けのチャンバラ映画ってところでしょうか。

「少女にして刺客」という設定は魅力的なので、少々期待していたんですけどねぇ。
心理描写的なものはほとんど見受けられず、ベタな演出もチラホラ。
あずみが女物の着物を着るエピソードあたりは、ベタすぎて恥ずかしかった。

原作は読んでいないのですが、どんな感じなんでしょ?

まぁ、上戸彩ちゃんは可愛いし、剣さばきもナカナカ格好良かったし、ごひいきの小橋くんも出てるし、個人的にはそれだけでけっこう満足だったり。
上戸彩ちゃんを見るための映画なのかなぁ、やっぱり。

とはいうものの・・・
この映画で一番輝いていたのは、オダギリジョー(on 美女丸)だと思うのは、私だけ?

で、あずみ2です。
小橋くんもオダジョーも出ないのはガッカリですが、栗山千明が出ますね。
これは、ポイント高いですよ。
彼女は、まだチャイドル(注:チャイルド+アイドル)と呼ばれていた頃から既に、周囲の雰囲気を一変させてしまうような妖しい魅力を発散させていました。
そのオーラは、最近、少々弱まったような気がしなくもないけれど、今でも女優さんたちの中で異彩を放っている事は間違いないです。
彼女を見るためだけに、映画館に足を運んでも損はないかも。
もちろん、上戸彩ちゃんも応援してますよ。
ガンバレ、栗山千明に負けるなぁ!
   
 
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「うつくしい子ども」 石田衣良 著

石田衣良という名前は、ずいぶん前から気に留めていたのだけれど、これまでなんとなく読みそびれていました。
今日、外出するのに文庫本を持って出るのを忘れて、慌てて飛び込んだ駅前の書店で、なんとなく手に取ったのがこの本でした。

そして、あっという間に読破。
大当たり!でしたぁ。
 
 
痛い・・・読んでいて、とっても、痛かった。
主人公である幹生くんが切なくて、いじらしくて、何度も泣きそうになった。

ある日突然、殺人を犯した「少年A」の兄という重荷を背負うことになってしまった少年を中心に、物語は展開して行く。
彼は弟を理解するために、弟の軌跡を追い始める。
少年や彼を支える友人たちの、ピュアな感性が、また、痛い。

そのうち、事件は思わぬ方向に展開して行って・・・このあたりからミステリー調になっている。

少年は次々と悲惨な仕打ち受けることになるのだけれど、それに耐え、自分なりの方法で前に進もうとする姿は、悲しいくらいに一途で優しい。
ほんとうに「うつくしい子ども」なのは、ジャガイモのジャガと呼ばれる幹生くんなのだ。
つるりとした肌の「夜の王子」ではなく。
 
 
好きな小説のリストに、この小説が新たに加わることは間違いないです。
 
  
 
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大人に役立つ算数の時間

最近、どうも芸能人の名前がパッと出て来ない。
顔は分かるし、だれのダンナだとか、あの映画に出ていたとか、そういうことは分かるんだけど、名前が~~~!
という、アレである。

プチ・ボケか、はたまたゲーム脳か?

自分の場合、どちらの可能性もアリアリだし、どっちにしてもかなりヤバい。
頭は使わなきゃどんどんバカになるらしいんで、マジでなんとかせねば・・・と思っていたところで見つけたのがこの本。
「大人に役立つ算数の時間」(永岡書店)
いいタイトルだ。

中を開くと、昔、さんざん苦しめられた算数の文章問題(懐かしい響きだ)がギッシリである。
とにかく購入して、チャレンジしてみた。


とりあえず、1問め。
連立方程式を使えば解けそうな気がする。
気がするんだけど・・・

連立方程式ってどうやって解くんだったっけ???

おそろしいほど、きれいサッパリ忘れている。

ここで諦めるのもシャクなので、自力で頑張ってみる。
計算はもちろん暗算もしくは筆算。電卓は封印だ。

本に用意されているメモ欄はグチャグチャで、何を書いているんだか、何をどうしたいんだか、ワケがわからない。

しばらくウンウンうなった後、どうにか答えは出た。
現役中学生にハナで笑われそうな無様な解きっぷりではあるが、ちゃんと正解に辿り着くんだから不思議である。

続けて、いくつか解いてみる。
ひとつ解くたびに、だんだん要領が良くなって来る。
答えに辿り着くまでに要する時間が短くなる。
錆び付いていた頭のどこかが、再び動き出したような気さえする。
しまいには、面白くなって来た。

いやぁ、自慢じゃないが、算数・数学は大の苦手で、理数系と決別できた時は「あ~、せいせいしたッ!」と思ったものだ。
それが、なんで、今やると楽しいんだ???

おそらく、「解き方はどうであれ、答えに辿り着けばいいんだよ」っていうスタンスだから楽しいんだろうな。学校で習ったときも、そういう方向から入っていって、後からスマートな解き方を教えてくれたら、あんなに嫌いにならずにすんだのかもしれない。

なにはともあれ、頭の体操に大いに役立ちそうである。
毎日、ちょっとずつ解いていくことにしよう。

あんなに嫌いだった算数をクイズ感覚で楽しめるようになるんだから、大人になるのも悪くないね。ウン。
 
 

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