カテゴリー「映画・テレビ」の145件の記事

2009.12.21

JIN ー仁ー 最終話

脚立から転がり落ちてタイムスリップとかいうのだけは止めてぇ〜〜〜っ!!!\(;゚∇゚)/

と、思ったら、跳ばなかった。
しばらく消えていた例の頭痛が戻って来ただけ。
謎が謎を呼ぶ最終回。

けっきょく、タイムスリップの謎については何一つ解明されないまま・・・
でも、そんなにガッカリはしていない。

このドラマは確かに仁が主人公なんだけれど、目立っていたのは咲と野風というまったくタイプの異なる2人の女性の存在だった。
で、むしろそちらに重点を置いたことが、ドラマとして成功した要因なのではないか。
最終話を見ていて、つくづくそう思った。
仁が現代に帰るために一人で悪戦苦闘して、タイムスリップの謎を解いてめでたしめでたし・・・
そんなドラマだったら、ちっとも面白くなかったかもしれない。
 
 
逡巡の末、仁は野風の手術に踏み切る。

迷う仁の背中を、そっと押す龍馬さんが良かった。
野風の乳ガンを治療することで、たとえ未来(みき)が生まれなくなったとしても、それは仁の所為ではなく、それを頼んだ龍馬の所為。
仁の抱える事情を察し、その迷いも理解したうえで、全ての責任を自分が負うと宣言することで、仁の心の負担を軽くしてくれた。
言っていることは龍馬お得意のハッタリでしかないんだけど、このドラマの「龍馬」であれば、いかにも言いそうなことだ。
なんたって、この「龍馬」さんは、野風のことも仁先生のことも大好きなのだ。
どちらも救うための、最良の策。
それが、あの行動だったんだよね。
(救助された村の居心地が良くて、ついつい長居してた・・・ってのも、いかにも、この「龍馬」さんっぽい。現代に飛ばされたのかと心配して損したわ┐(´д`)┌)
 
「この身が医術の進歩に役立つのなら」
未来(みき)が言ったのと同じことを、野風は言った。
そして、仁は全力で野風の手術を行う。

手術は成功し、野風は自分の足で歩いて行く。
前に「いっそ、雪になりたい」などと言っていたのに、今は「まっぴらごめん」だと。
(だいぶ前に出て来たセリフが、こんなふうに生きて来るとはなぁ。脱帽です)
この雪のシーンは、本当に素晴らしかった。
 
 
一方の咲は・・・
結納の日に野風の手術が行われることを知り、居ても立ってもいられず、結納を蹴って仁の元へと走る。
(逃走を手助けする恭太郎兄ちゃんが地味に良い)

ほんとに、咲はいつもいつも仁先生の居る場所へと走ってばかり。

仁の手術を、命がけで守ろうとも頑張る。ちょっと危なっかしかったけど。そこが可愛い。

何も言われなくても、仁の必要としている物をサッと手渡す。
その阿吽の呼吸。
(仁の方も、思わず「咲さん、メス!」などと言ってしまうほど、彼女が隣に居るのがあったり前!みたいになってしまってるし)
そんなもの見せつけられたら、「あぁ、こりゃ、アタシの入り込むスキ無いわぁ〜」と野風が思うのも無理ないわな。
 
 
野風のガンを治療したことで、例の写真そのものが消えてしまった。
それが何を意味するのかは分からないが、未来がどう変わっていくのかを知る術は失われてしまった。それは確かだ。
でも、そのことで、むしろホッとしている。
未来のことを思い悩むこと無く、ただ、今目の前にある現実を懸命に生きて行けば良い。
仁は、そういう自分を酷いヤツだと思う。
でも、そういう仁を見てホッとしている自分も酷い女だと言ってくれる咲が傍らに居る。

今度こそ、仁は江戸の街で前向きに生きて行く決意を固めた。
その矢先・・・
 
 
野風は手習いの塾を始め、その流れの先に、医師ではなく教師になった未来(みき)が居るようで。
万華鏡や水に例えられていたとおり、姿形を変えても本質は変わること無く、ちゃんと存在している。
仁が過去をいじくったことで、仁の未来も変わってしまっているのかもしれない。
だったら、未来に、この仁の帰る場所など無いような気がする。

っていうか、あまりに改変し過ぎると仁はそもそもタイムスリップしなくなるという、壮大なパラドックスを生じてしまうんだけども。
仁が江戸に居座るからには、やっぱり未来のどこかで、どんなに形を変えようとも仁はタイムスリップしなきゃならないんだよなぁ。

う〜ん、となると・・・
現代に現れた謎の患者は、仁本人ではなく、仁(仮に仁Aとする)が作り替えた流れの先に居るもう一人の仁(仁B)という考え方もアリになってしまうな。

まぁ、タイムスリップの謎については、どうでもいい。

いっそのこと、ホルマリン漬けの胎児など登場させなければよかったのに。
意味ありげにアレを出したのに、何も解明されないまま終わってしまって、モヤッとしている視聴者も多いのではないかと思う。

「なんだか理由は分からないけど仁は江戸にタイムスリップして、色々迷ったけど江戸の街で生き抜く決意をしました」っていう、それだけのドラマで良かった気がする。

仁と彼を取り巻く江戸の人たちとのあれやこれやだけで、充分に見応えのあるドラマに仕上がっていたし、なんでもかんでも謎を究明しなきゃならんってこともないだろうから。
ドラマ内で解明する気が無いのなら、出さないで欲しかったな。

脚本は素晴らしかったし、キャスティングもこれ以上無いと言えるほど実にしっくりハマっていた。
近年稀に見る良質のドラマだったのに、あのホルマリン君の存在が、どうにも余計だった。

続編は本当に作るのかな?
作るとしたら、いつ?
まさか、平成二十二年とか言わないよね?
(仁が拾った十円玉が平成二十二年製造だったからサ)
そんなに待たされたら、忘れちゃうよっ!

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2009.12.14

JIN ー仁ー 第十話

佳境です。
仁と深く関わった2人の女性の人生が、大きく動きました。
 
 
まずは、身請け話の持ち上がった野風さん。
身請け前には健康診断があって、それで何か大きな病が見つかったりすると、身請け話そのものがおじゃんになることもあるらしい。
野風さんの胸には、乳ガンかもしれない小さなしこりが有る。

野風は思う。

もしも仁先生がこのしこりを見つけ、悪い病だと診断してくれたら、身請け話はお流れになる。
そうすれば、もう少し、仁先生と会うことが出来る。
相手には他に想う女性が居て、自分の想いは届かないのかもしれないけれど、ただ、彼に会える、それだけでもいい。

たとえそれが命を蝕む重い病だったとしても、その小さなしこりに微かな希望を抱いてしまう。

それほどに、野風の仁への想いは強いと言うことだ。

でも、野風の望みは叶わなかった。
望みを断ち切ったのは、他ならぬ仁自身だった。
野風はおそらく未来(みき)の何代か前の先祖。
もしも、乳ガンであることを告げて身請け話がご破算になれば、野風は遊郭に留まり、子を産むことなく生涯を終えることになるだろう。
そうなれば、未来(みき)が生まれなくなってしまう。
未来(みき)を守るために、仁は野風の身体を「問題無し」とする。

現代の機器を使って詳しく調べなければ悪性かどうかは判断しづらい。
悪性と分かったところで、今の自分では治療することも難しい。

仁のつぶやきは、ほとんど言い訳にしか聞こえない。

頼みの綱である小さなしこりについて、仁が何も触れなかった時、野風は何かを察したような表情を浮かべた。
仁ほどの名医が、これを見過ごすはずが無い。
何も告げなかったからには、何か意味が有る。
そう、考えたかもしれない。
聡い彼女のことだ。
理由は分からないが、自分が身請け先に行くことが、仁のためになる、そう思ったかもしれない。
 
 
もう一人は、咲。
これまでずっと、仁に寄り添って来た彼女には縁談話が舞い込む。
仁先生は、もう、呆気に取られるくらい鈍くって、咲きの気持ちにぜんぜん気付いていなかった。
だからこそ、なんでもかんでも彼女に話せたんだろうけど。
話すことで、仁は気持ちが楽になる一方で、咲を苦しめていた。
そのことに、やっと気付いた。
それも、あのガサツが服着て歩いているような龍馬さんから指摘されて、ようやく。

(とてもそうは見えないけど)年齢的に親子ほど離れているという設定らしいし、咲は猛烈アピールしないからな。
だいたい、仁はカルチャーショックと未来(みき)のことで、いっぱいいっぱいだしねぇ。
標準より鈍めの仁には、なおさら彼女の好意に気付けなかったのかもしれない。

媚び売ったりしないんだよね、咲は。
たとえ気まずくなろうとも、自分が正しいと信じたことは、シッカリ仁に意見する。
今までも、いつもそうだった。
そうやって、仁を支え続けて来た。
今回も。
咲は野風の乳がんを仁が見過ごそうとしている理由を知っている。
未来(みき)のために、野風を見殺しにするのかと仁を責める。
でも、仁の気持ちは揺らがなかった。

鬼となってまでも、守りたいと思う人が居る。

そんな仁を想い続けたところで、苦しいだけ。

咲は縁談を受け入れることに決めた。

それでも抑えきれぬ想いをどうすれば良いのか分からない咲は、野風に相談する。
(ちゃんと連れて行ってくれる恭太郎お兄ちゃんが地味に良い。妹が可愛くて仕方ないのだね)

仁先生への想いを抱いたまま、他の人の元に嫁いで、この想いは消せるのか?

真っすぐに、咲は自分の疑問を野風にぶつける。

想いは消えはしない。
消えはしないけれど・・・

女って、そういう想いを胸の奥にしまったままで、ちゃんと他の人を好きになって、ちゃんと幸せになれる、そういう生き物だと思うんだよ。
男の人には、理解不能かもしれないけど。
だから、野風も、咲も、大丈夫。
きっと、幸せになれる。

今回は、野風と咲の2人が切なくて、切なくて。
もう、たまんなかったですよ。
いったいどんな想いで、咲はあの弁当作ったんだろう?とか。
危うくケンカ別れかと思われたのに、あの弁当でしょ?
そして、何事も無かったかのように、仁を送り出す・・・
あぁ、もう、こういう娘をヨメにする男は、ぜったい果報者だわ。

野風と咲は、ライバル転じて、もはや同志。
まぶしいくらいに純粋な咲が大好きだし、そういう咲を好きだと言える野風も私は大好きだ。
 
 
女性陣2名の切なさにやられて、男衆の方はどうだったかというと・・・
そっちはそっちで、急展開。

我々の知っている史実よりも早いタイミングで刺客に襲われた龍馬。
そんなことになったのは、もちろん仁がペニシリンなんぞを作ったせいだ。

龍馬を庇おうと飛び出した仁は、龍馬もろとも崖を転がり川へ転落!!!
ここで両者の意識が入れ替わったりしたら転校生だが、むっさい男同士で入れ替わってもな・・・(^-^;

水面に浮かび上がったのは仁のみで、龍馬の姿はどこにも見当たらず。

龍馬さん、どこ行っちゃったの?

やっぱり、現代にタイムスリップ?
仁の頭痛の原因は、どう考えてもあの胎児だよね?
だったら、仁が現代に戻らないと辻褄が合わないんだけど
仁は、まだ江戸に居るよ?

あの仁先生が、このまま野風を見殺しにするとも思えないし、咲との繋がりも完全に断ち切れたとも思えないし・・・
まだやることいっぱい有るよぉ!\(;゚∇゚)/

しかし、泣いても笑っても次回が最終回。

小さな蝶の羽ばたきが引き起こした大きな嵐。
時の波間に消えてしまうのは、いったい誰なんでしょうね。

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2009.12.08

東京DOGSも見てるだよ。

なんだかなぁ・・・なんで、どうでもいい一話完結ネタ入れるかなぁ・・・本筋の「奏&マルオVS神野」だけやってりゃいいじゃん・・・
と、思いつつも毎週しっかり見ています。

そうなんですよ。
一話完結ネタが、どうにも邪魔くさいんですよ。
一応、「神野と関係あるかも」と無理矢理に必然性を持たせようとしているけど、どうせ空振りに終わるのは視聴者も分かり切ってる。
だって、そんなところで神野ともあろう大物が尻尾を掴ませるワケなかろう。
そっと挿入されるお涙頂戴劇も要ら〜ん。

緊迫した場面で奏ママからユルユルな電話が掛かって来たり、犯人目の前にして奏&マルオがどーでも良いことでぎゃんぎゃん言い合ってたり
そういうのは、わりと好きなんだけどなぁ。

そういうコミカルな部分を挟みつつ、「奏&マルオVS神野」を徹底的にシリアス路線でやって行ったら、面白いドラマになると思うんだがなぁ。

そうそう、空気読んでないと思っていたママが、そのどうでもいい会話から奏ちゃんの様子がおかしいことを察知して差し入れ弁当を持って来た件は良かったな。
さすが、母。

で、神野って・・・仲村トオル?
声とか、チラッと見えた顎のラインとか、彼っぽかったけど?
う〜ん、年齢的にどうなんだろう?
ユキの恋人にしてはずいぶん歳が離れているし、奏のお父さんが殺されたのって何年前のハナシだったっけ???
っていうか、本当に奏のお父さんを撃ったのって神野なのかな?という、根本を揺るがすような疑問を当初から抱き続けているアタシは、さらにその疑惑を強めたでありんすよ。(あれ?)

           

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2009.12.07

JIN ー仁ー 第九話

新たな医療器具も次々と開発され、救急医療の現場にはトリアージも導入。
医療技術促進作戦は着実に前に進んでいるけれど、写真が気になって上の空・・・な、今週の仁先生。

先週、仁が驚愕していた写真の件。
消えかけていたのは未来(みき)の方でしたねぇ。
それが、仁と野風さんが良い感じになったら、復活し出すってのは・・・
未来(みき)の運命を握っているのは「医術の進歩」ではないんじゃないの?
どうも、野風さん、乳ガンっぽいし。
仁が野風のガンを発見できて、どうにか彼女を生きながらえさせることができないと、未来(みき)は生まれなくなっちゃうのかな?

現代に現れた謎の患者が仁だとしたら、一人の人間が同じ時間に複数存在することが出来ないから、どちらか一方は消さなければならない。
で、たまたま過去に戻されたのが、現代に居た方の仁だった・・・
としたら、タイムスリップが起きた理由にもなるかな。
(過去に居た仁が現代に戻ったのは何らかの事件が引き金になっているんだろうけど、そのへんのカラクリはまだ分からない)

仁の時間の流れがループ状態になっちゃってるんのかなぁ、その考え方で合っているとすると。
それを正しく戻そうとすると、未来(みき)の存在が危うくなってしまうのかも。
まだまだ色々辻褄合わない部分もあって、どうにも推理がまとまらないわ。
だいたい、ここまで来てンのに、未だ謎が多過ぎ。

まぁ、それはともかく

仁先生、また新たな人脈を築いたようで。

辰五郎親分が火消しの心意気を見せれば、仁先生は医者の心意気を見せる。

火が迫っても、患者の治療を第一と考え、逃げ出さずに手術を続ける仁先生。
(実際、蔵が燃えちゃったら、治療どころじゃないんだけど)
それを知って、全力で蔵を守り抜いた火消しの親分。

手術を終えた仁が蔵から出たら、あたり一面焼け野原。
ポツンと残った蔵に唖然とした仁は、自分が治療に専念していた間に外では何が起こって居たのかを察し、煤で顔を真っ黒にした火消し衆たちに向かって深々と頭を下げて「ありがとうございます」と言う。
そして、あの人懐っこい笑顔。(大沢たかおの笑顔が、このキャラクターにすごく良くハマってるんだよ)
これが、南方仁という男なんだなぁ。
これじゃぁ、誰だって手を貸したくもなるよ。
嫉妬することはあっても、仁を嫌う理由なんてどこにも無い。

佐分利や山田や恭太郎が、自分の役割を全うする姿をさりげなく見せていたのも良かった。
情に流されそうになる山田を、佐分利が冷静に押しとどめる。
このコンビなんて、もっともっと活躍の場があっても良さそうなもんだが。
いかんせん、ネタてんこ盛り状態なのでそこまで手が回らないのだろうな。良いキャラなのに、もったいない。
 
 
心意気を見せたのは男衆ばかりではない。

野風は野風で、花魁の心意気を見せる。
せめて一夜限り・・・と思い詰めて誘ったのに、相手に為すべきことがあると知れば快く送り出す。
そして、その想いは胸の奥に秘めたまま。涙を流すことすら潔しとしない。
切ないねぇ。

咲は(恋敵とも言うべき)野風の元に仁を送り出し、不安な想いを抑えながら、じっと帰りを待ち続ける。
それって、もはや、正妻の心意気ではないの?
咲には縁談も舞い込んで来ているようだ。
いつ消えてしまうか分からない仁先生に想いを寄せたところで、報われないのは目に見えてるし。
いくら医術が支えてくれるとはいえ、母上のことを思えば勝手なことばかりも出来ないし。
あぁ、苦しい。

仁は、彼女たちの気持ちを分かってるんですかねぇ?
分かってても、どうすることも出来ないですけどねぇ。
仁はとびっきり特別なストレンジャーだから。
だったら、あんまり優しくしなきゃいいのに、根っからああいう人だから、その気は無くてもついつい優しくしちゃって。
罪な男だよ、まったく。

次週、それぞれが人生の大きな転機を迎えるようで。
あと2回かぁ・・・
   

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2009.12.03

ライアーゲーム 第4話まで。

なんとなくファーストシーズンの時ほどの勢いは無いかなぁ・・・とは感じつつも、やっぱり見てしまう。

つくづく、秋山さんだけは敵に回したくないと思うわね。

フクナガさんは、こっちのペースに巻き込んでしまえば、なかなかイジり甲斐のある楽しいキャラになるということが分かった。
ずる賢さはピカイチだけど、たぶんきっと根は単純な人なんだと思う。

ナオちゃんは・・・時々イラッと来る。
でもねぇ、何故か知らないけど、昔からアタシがすごく仲良くなる女子って、こういうタイプなのよ。
「アンタ、そんなで世間を渡って行けるの?」みたいな。
ハラハラして見ちゃ居られなくて、何かとアタシが世話焼くんだけど、ふと気付くと、アタシの方がその子に守られてる気がするんだよねぇ。
不思議。

で、今週は、そのナオちゃんのターン。

大将戦は「回らないルーレット」で、心理戦メインのゲーム。
それこそ、ナオちゃんの最も苦手とするところじゃないの。
秋山さんに必勝法を伝授してもらって、その通りにやれば勝てる!ってゲームじゃない。
一応、秋山さんは「必勝法」を伝授してたけどね・・・
その方法だと事務局にもお金が流れてしまうから、ナオちゃんとしてはあまり嬉しくない作戦でしょう。

大ピンチのナオちゃんが取った策は、実に単純。
「えぇっ、そんなんで、勝てちゃっていいの?」みたいな。

ナオちゃんだから許される作戦だよねぇ。

ゲームそのものだけではなく、あらゆる局面で駆け引きが行われている。
それがライアーゲムだと言うことを、久々に思い出したりもした。

ナオちゃんが協力をお願いしたのが秋山さんじゃなくて、フクナガさんだったってのが良かった。
確かにあの役割はフクナガさんでないと。
あからさまに胡散臭くて、平気で裏切りそうだもん。

おまけに、見ているこっちも、フクナガの裏切りは身に染みているから、「オマエ、またかよ?」と騙されたし。

これがナオちゃんの発案で、秋山さんにも内緒の作戦だったってのには驚いた。
秋山さん、ちょっとムッとしてたけど、彼女の成長ぶりに関してはまんざらでもない様子。
ロシアンルーレットで引き分けに持ち込むために、フクナガさんを騙したりもしてたからねぇ。

ライアーゲームが中断していた2年の間に、ナオちゃんはナオちゃんなりに成長していたようだ。


こうして、セミファイナルに進むことになったナオ&秋山。
2人の巻き添え喰らった格好のフクナガさんが、少々気の毒になって来た今日この頃なのだ。


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2009.11.30

JIN ー仁ー 第八話

今回は「器」の話。

これまでよりも薬効の高いペニシリンを作ろうとする仁。
でも、それには金が掛かる。
(なんでそんな大金が必要なのか、私にはよく分からなかったけど、とにかく金が掛かるらしい。人件費か?)

さっそくペニシリン製造所を提供してくれたヤマサ醤油の濱口さんにお願いするが、「だったら先生の器を見せてくれ」という話になる。

器なんて、「ホイ、こんなもんです」と、見せられるようなもんじゃないからな。
かといって、他に当ては無く、そもそも仁は金策に向くようなキャラじゃない。
頭を抱えつつも研究を続けていると、実にタイミングよく吉原でペニシリンを必要とする重病人が出る。
これが、恭太郎の入れ込んでいる女郎だったもんで、話がややこしくなる・・・

仁と龍馬、それから恭太郎の、それぞれの「器」のあり方を見せてくれました。

器は大きけりゃ良いってもんじゃないんだな。

仁の器はあまり大きくはない。
大きくはないけれど美しい。
誰かのために、自分の出来ることを、必死になってやり遂げる。
その懸命な姿は、周りの人を動かす力を持っている。

龍馬は口八丁手八丁で相手を煙に撒く。
それでいて単なるペテン士で終わらないのは、本当にそれを成し遂げてしまうだけの力を、龍馬が持っているからだろう。
龍馬の器は、間違いなく大きい。

恭太郎の器も大きくない。
だけど、誰かのために、プライドを捨てることも、身を斬ることもできる。
優しくて誠実な器だ。
派手な活躍は出来なくとも、何かを守り、支えることはできる。

それぞれ、伏線がしっかり張られているから、説得力があります。
ヤマサ醤油の濱口さんが仁に「あなたの器は美しい。だから、周りの人はあなたを助けるのでしょう」と言った時、「ウン、ウン、仁先生って、そういう人だよねー」と大いに納得しました。

仁先生は、毎回汗水たらして患者のために走り回っているし
龍馬の活躍ぶりもそれとなく挟み込まれていたし
恭太郎の生真面目さも、龍馬に対して抱くコンプレックスも

そういう描写があったからこそ、今回の話が生きて来るんですよね。
上っ面のセリフだけで主人公を持ち上げる、どこかの大河とは大違い。

唯一残念だな、と思うのは
仁が現代でどんな医者だったのか、イマイチ見えないこと。

正直なところ、初回で垣間見えた現代の仁の姿は、あまり良い印象ではなかったんです。
なんとなく「自分の腕を過信してるイヤなヤツ」に見えて。
自分のせいで恋人を植物状態にしてしまったことを、深く悔いているのは分かったんだけれども、周囲の反対を押し切って未来のオペを断行したという点が、強烈に印象に残ってしまったんですね。

だから、最初のうちは、江戸に来てからの仁のキャラとにギャップを感じていました。
現代でも仁が誰からも信頼を寄せられる良い先生だったっていうことが分かるようなシーンが1つでもあれば、そんなことは無かったと思います。
 
 
さて、龍馬を付け狙う謎の男たちが登場しましたが、「龍馬暗殺」の史実を知っている仁は、自分が歴史に介入したことで龍馬の死が早まったのではないかと察したようです。

写真にも大きな変化があった模様。
かなりショックを受けていたみたいだから、仁と未来のどちらかが消えちゃってるとか?

どうも、仁がタイムスリップするきっかけになった謎の重傷患者は、仁本人みたいですね。
その方が、辻褄あうものね。
あれが龍馬だったら、簡易手術道具一式を持ち出すなんて、出来なかっただろうし。

それにしても、なんだか、すっごいややこしいことになってますねぇ。
いったい、どうなってしまうんでしょう?

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2009.11.23

JIN ー仁ー 第七話

今週は、洪庵先生に泣かされました。

自分の死期を悟っている洪庵先生が、何がなんでも仁と彼の持つ医療の知識を守ろうとする、その気持ちがね。

ひとえに、身分に関わらず、皆が笑って暮らせる平らな世を作るため。

熱心にメモを取りながらその講義に耳を傾け、弟子を押しのけてでも仁に質問する
ずっと前に、そんな洪庵先生の姿が描かれているシーンがありましたが、あの熱心さも
仁の作り出したペニシリンを守るために、病を押して尽力したのも
医の道が平らな世に通じると信じているからこそ。

未来では労咳(結核)も治る病気になっていると知った時の、緒方戦先生の嬉しそうな顔・・・
たとえ自分の病気を治せなくても、自分ではそんな世の中を見ることが出来なくても、未来がそうなると知っただけで充分に嬉しかったんでしょう。

仁は悔しかったでしょうが。
現代なら、結核は抗生物質で治療できるんだもの。
もう少し早く自分が江戸に来て、もう少し早くペニシリンを作っていたら、洪庵を死なせずにすんだかもしれない。
そう思っちゃうよね。

あとは、やっぱり、あれですよ。
仁が未来から来たことを確認して、何を言うのかと思えば・・・
たった一人、見知らぬ場所に迷い込んだ仁の孤独を理解し、その寂しさを埋めようと手を差し伸べる。
その優しさに、やられました。

そんな洪庵に対し、仁は「決して孤独ではありませんでした」と。

得体の知れない自分を信じて受け入れてくれた。
それだけでも大きな力になるでしょう。
さらに、今まで仁の孤独を本当に理解してくれる人なんて居なかったのに、そんなこと言われちゃたんだもの、さぞかし仁も嬉しかったでしょうね。

確かに、仁はいろんな人に支えられているよねぇ。
咲を筆頭に、必死でペニシリンを守る山田や佐分利もそうだ。
なかでも、やっぱり、洪庵の存在は大きかった。
友と言うか、同志と言うか。
 
 
もう一人の友、龍馬からの手紙がさらに仁を後押し。
この手紙をヒントに、仁は病院を作ることにしました。

洪庵という大きな支えを失ってしまったけれど、仁は洪庵との「より良き未来を作る」という約束を支えに、この江戸で生きて行く決意を新たにしたようです。
「未来(みき)の脳腫瘍を治す」という個人的な目標ではなく、「より良い未来(みらい)を作ることが未来(みき)を救うことに繋がる」という考え方に変わったんですね。

誰もが手軽な料金で、病気や怪我を診てもらえる。
蘭学と漢方、両者を分け隔てなく取り入れた医療を行う。
そんな病院を作るのが、その第一歩。

平成22年製十円玉を「いつもの場所」に置いて行ったのは、未来(みき)の事にこだわるのをやめて、国のため、道のために生きようという仁の決意の表れ・・・と、解釈してみました。
 
 
咲も看護士職が板について来ましたねぇ。
皮膚移植手術の最中に、術後に必要なペニシリンが焼失したとの知らせを受けて動揺する仁を、さりげなく力付けるんだもの。
それもゴチャゴチャ余計なこと言わずに、そっと汗を拭いて「今日は蒸しますねぇ」って。
その一言で、仁は平静を取り戻して無事に手術を終えることが出来た訳でしょう。
なんて優秀な助手なんだぁ〜〜〜。
他にも、至るところで仁を支えているし。
まったくもって、現代に連れて帰りたいわ。
 
 
ちょっと気になるのは、恭太郎クン。
同じように勝海舟に師事していながら、頭角を現し始める坂本龍馬と、大したことの出来ないままの自分とを比べて、なにやら卑屈になっていません?
ちょっと前まではいっしょにヘコんでいた妹の咲も、立派に仁先生のアシスタントとしてお役に立てるようになってきたからなぁ。
そのコンプレックスから、何か問題を起こさないと良いんだけど。
なんとなく不穏なものを感じてしまいます。
 
 
龍馬も、あの「坂本龍馬」になるべく、本格的に動き出したようで。
次回はもう暗殺事件が起こってしまうの???
ここのところ、仁の心情の変化を描きながら緩やかに進んで来た感じだったけど、いよいよ急展開かしらっ?

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2009.11.16

JIN ー仁ー 第六話

今回は、2つの対比が印象的な回でございましたわ。

1つは仁と江戸の人々。

遠い未来の世界から飛ばされて来た仁は、この江戸では異邦人。
「異国」ですらないのだから、そのストレンジャーっぷりはハンパではない。
だって、考えてもごらんよ。
いきなり時代劇の世界に放り込まれたんだもの。
リアリティを感じろという方が無理ってもんだ。

賞賛され、崇められ、歴史上に名を残す偉人と対等に語り・・・
一介の勤務医に過ぎなかった、現代に居た頃の自分とは比べ物にならないくらい輝いている。

だけど、ずっと夢の中に居るような気がして、生きている実感が無い。

大きな志を抱いて迷走中の龍馬も、
形振り構わず医術の進歩のために尽力して来た洪庵も、
無届けで解剖を行った佐分利も、
それを派閥争いに利用しようとする医学所の誰かも、
仁や西洋医学所の活躍を疎ましく思う医学館の連中も、

みんな己の欲で動いている。

この時代に「生きている」彼らにとって、それは当たり前。
「欲」というのは、悪いばかりではない。
「欲」に我を忘れればその「欲」は醜いものとなるが、「欲」は人が生きていくための原動力になる。

でも、この時代に生きていない仁は、何の欲も持たない。

本当は、仁にも欲はある。
現代に残して来た未来を救いたいという欲が。

でも、その欲も、洪庵や佐分利を踏みにじってまで満たそうとは思わない。
この時代に真に生きている人たちへの遠慮がある。
「自分は、ここにあってはならない存在だから」という想いは、そう簡単に拭い去れるものではないのだろう。

「仏のようだ」と、龍馬はそんな仁に食って掛かる。
「御仏のように無欲である」というのではなく、生身の人間とは思えない程、生きる意欲が感じられないという意味で言っているのだ。
だからこそ、仁の身を案じてしまうのだ。
人の命は懸命に助けるくせに、自分の命には執着しない。
事情を知らない龍馬は、そんな仁の姿に不安を抱くのだ。
 
 
2つめの対比は咲と野風。

思うように仁の支えになれない咲は、自分の不甲斐なさに落ち込んでしまう。
そして、仁が写真に語りかけるのを見て、仁が遠い世界に残して来た恋人と瓜二つの野風を羨ましいと思う。

一方の野風は、吉原からは一歩も出られない。
身も心も無垢で、何より、自分の思うがままに仁の元に走って行ける咲を羨ましいと思う。

立場も性格も風貌も全く違う2人だけど、仁にほのかな想いを寄せている点は同じで、想ったところでその想いが成就するのはきわめて困難なのを本人も分かってる点も同じで・・・
あぁ、切ない。

咲と野風の間に、女同士の友情が芽生えても不思議ではないと思う。
 
 
龍馬の予感は的中し、仁に刺客が放たれた。
野風と咲の連携により、窮地を救われた仁・・・

死ぬほど恐ろしい想いをしたのに、仁は微笑んでいた。
死に直面して、ようやく生きていることを実感できた。
その喜びに、思わず顔がほころんでしまったのね。
(実はコレラで1回死にかけているんだけれども、あの時は朦朧状態で「生」を実感するどころの騒ぎではなかったのでしょうな)

仁を叱りつける咲のセリフ以前に、ガタガタ震えながら笑っている仁を見て、どぁーーーっと泣けて来ちゃったわ。

たとえそこがどんな場所でも、生きているんだよ。
生きてて良いんだよ。
それが分かって、良かったな、先生。
 
 
例の写真は、「屋外でバーベキュー」から「リビングでビール」に戻っていた。
が、仁の着物の袂からは、何故か平成22年製造の十円玉が出現。
それは、つまり・・・
仁が平成21年ではなく、平成22年からタイムスリップして来たことに変化したって意味?
 
 
医学所の内部抗争はさらに激化する模様でございますが・・・
面倒くさいです、こういうの。
そんなことより、タイムスリップの件、ちゃんとスッキリ解決してくださいよって感じです。
まだ、なんにも分かってないもんね。
ホントに、これ、1クールでまとまるの?
私としては、半年おつきあいしても一向に構わない(っていうか、むしろ大歓迎)なんですがね。

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2009.11.11

ライアーゲーム シーズン2

ワタクシはファーストシーズンを数日前に見終えたばかりなので、あれから2年も経過していると言われてもシックリ来ないのですが、とにかく始まりました。
 
 
あれほど大変な目に遭ったのに、ぜんぜん懲りていないナオちゃんは、谷村さんの口車にまんまとのせられてライアーゲーム第4回戦に出場することを決意。
ナオちゃん、バカ正直なだけでなく、お人好しでもあるようです。
「ライアーゲームで苦しむ人たちを放っておくのか?」と言われて、放っておけなくなっちゃったみたいですが・・・
妙な使命感に燃えたところで、アナタ一人では何も出来ないでしょうに。

そして、なんだかんだ言ってお人好しな秋山も、エリー女史の放った餌に釣られて参戦を決意。
ライアーゲームの真の首謀者を突き止めたくなったらしいです。
お母さんを死に追いやったマルチへの復讐は一応ケリが付いているはずなので、興味本位?
それとも、トコトンやらなきゃ気が済まないタイプなのか?

まぁ、これで、2人はめでたく再会いたしました。

強烈なインパクトを放つフクナガさんも、絶好調で参戦。
今回も引っ掻き回してくれるのでしょうか。
ファーストシーズンでさんざん騙されたので、この人が何を言っても、アタシには全部嘘ウソ臭く聞こえます。
 
 
4回戦は3対3に分かれての団体戦。

先鋒のフクナガは、終始自分のペースでゲームを支配しているかのように見えますが・・・
ナオちゃんは、何かに気付いたようで。

何、致命的なミスって?
アタシ、ぜんぜん分かんなぁ〜〜〜い。

っていうか、フクナガ、また裏切ってンじゃないだろうね?とか思っちゃうアタシは、ナオちゃんのような天使にはなれません。
 
 
初回から胡散臭さ炸裂で、いきなりハラハラドキドキで、この勝負の決着は如何に???という絶妙なところで終わってくれているので、つかみはバッチリでしょう。
(セットや小道具がやたらとチープなのも、「らしく」て良いです)
でも、ファーストシーズンを見ていない人にはワケ分からないんじゃないでしょうかね。
ワケ分からなくて脱落する人が続出しそうな気が・・・
見ておいて良かったです。

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2009.11.10

Sweet Rain 死神の精度

7日後に不慮の事故や事件などで死ぬ運命にある人間の前に現れて、「死」を「実行する」か「見送る」かを判定する役割を担っている死神。
死神・千葉が仕事のために地上に降りると、何故かいつも雨が降り、彼は青い空を見たことが無い。
彼が担当することになったターゲットは、地味めのOL、中年のやくざ、美容院を営む老婦人・・・

原作は伊坂幸太郎。
死神・千葉が共通して登場するだけで、エピソード自体は独立した6つの短編で構成されています。
映画はそのうちの3編をアレンジを加えつつ繋ぎ合わせて、1本のストーリーに仕上げています。
もしかしたら原作を読んでいないと理解しづらいかな?とも感じましたが、なかなか上手くまとめられていたと思います。
原作の雰囲気を大きく損ねるようなことは無く、既読の自分も満足でした。
ことに最後のシーンは感動的。
原作を読んだ時にも感じた清々しさを、この映画でも味わうことが出来ました。
 
 
死神・千葉は、主人公のようで居て主人公ではなく、ただの傍観者。

語られるべきは彼のターゲット(2人めはターゲットの弟分のチンピラの分も入ってるだけど)が、それぞれ歩いて来た人生の方です。
彼らがどんなふうに生きて来て、死に対してどんな考え方を持っているかが、この物語にとって重要なポイント。
千葉は長いことこの仕事をやっていても、人間のことはちっとも分かってないし、たぶん分かろうともしていない。
(興味が無いワケじゃないみたいだけど)

ターゲットと接して、トンチンかんなことを言ったり、分かったような分からないような、きょとんとした顔をする。
隙あらばCDショップに足を運び、視聴機の前で「ミュージック」をゴキゲンで聞き続ける。店員にイヤな顔されても、まるで気にしない。
そして、予定の日が来ると、「なんとなく」判定を下す。

それだけの存在で良いのです。

だって、彼は死神だから。

そのへんのところが、原作を読んでいないと分かりづらくて、「千葉が何考えているのか分からない」などと的外れな指摘をしてしまいそうな気がします。
分かんなくて良いんです。
っていうか、千葉は、たぶん大したこと考えていません。

だって、彼は死神だから。
 
 
むしろ、ターゲット3名(+チンピラ1名)の抱えているものを、もっと深く描き出して欲しかったです。

彼らの人生観や死生観に我々「人間」は共感するのに、「死神」の千葉はなんだかよく分かってないみたい・・・
でも、青い空を見た時、千葉にも何かが少し分かったような気がした・・・
それが、この作品のキモであるはずです。

ターゲットたちのことも、一応、サラッとは見せているものの、まだまだぜんぜん足りず、彼らに共感を覚えるまでには至りません。
それが無いと、ラストの清々しさも激減してしまいます。
原作既読の自分は勝手に補完しながら見ていたので、感動してしまいましたけど。
 
 
やっぱり、金城武の存在が大きいかな。
私は、この人の持つ独特の雰囲気(空気感?)が好きなのです。
演技については、正直なところ「どうなんだろう???」と首を傾げてしまうこともありますが、他の俳優さんには無い、独特の何かを持っていると思うのですよ。
それが何なのか言葉では上手く語れないけれど、他の誰にも真似できない、なおかつ足りない分を補って余りある魅力なのではないかと。

ドライでクールで、我々人間とは感覚がズレていて、どことなくお茶目に見える。でもって、概ねイイ男の姿で現れる死神・千葉には、まさにうってつけのキャスティングでしょう。
私が原作を読んだ時、既にキャスティングが発表になっていて、他はともかく千葉を演じるのが金城武だという点には、大いに納得したものでした。
そして、実際に映像化された作品を見ても、「どう考えても、この人しかいない」と思えました。
彼の魅力が上手く生かされた作品ですので、お好きな方はお見逃しのないように。

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