カテゴリー「映画・テレビ」の54件の記事

2008.07.04

コード・ブルー 第一話

これは、安心して見ていられそうだな。
いちいちツッコミ入れたくならずに見ていられるドラマは、疲れなくていい。
内容は、ヘヴィーなんだが。
まぁ、人の命を預かるドクターが主人公のドラマを軽くやってもらっても困るし。
 
 
いろいろと問題があり、ずいぶんと極端な候補生4名である。
いちいち患者に感情移入していたら、医師なんて身が保たないのかもしれないけど、患者の立場からするとねぇ・・・
 
 
患者の家族に連絡を取ることを任された緋山美帆子は、かなり不満げ。
でも、次第に心が動き、患者のために自分がすべきことは何なのかに気付く。
オペに立ち会っても今の自分では役に立たないのだから、と、必死で電話をかけまくる。
一見、やる気とプライドだけが空回りして内容の伴わない、ちゃらちゃらした感じの子かと思ったら、そうでもなかった。

少なくとも、一歩前進。
 
 
「藍沢先生はカッコいいから、胸見られたくない」という理由で、15歳の少女に担当医にご指名された藤川一男。
少女と接触するうちに、単に病を治すだけでなく彼女の心を支えようと頑張るようになっていく。

少なくとも、一歩前進。
 
 
白石恵は、どうやら両親とも医師のサラブレットらしい。
知識は豊富だけれど・・・どうも、血が苦手なようだ。
初めてヘリで飛んだ現場で頭は真っ白になり、何も出来ずに帰って来る。

大丈夫か、外科医。
一歩リードかと思われたが、実際はちょっと出遅れたようだ。
 
 
一方、初めての現場で、腕の切断を即決し、てきぱきと処置をする藍沢耕作。
確かに、こういった場合、その場の判断が生死を分けるんだろうけど・・・
あまりの躊躇無さに、指導担当の黒田さえも驚く。
おまけに現場でのオペを体験し、「楽しかったぁ〜」とうっすら笑みを浮かべるのだ。

黒いぞ。
本当に、それで名医になれるのか???
 
 
実力はあるが人間的にどうなの?って感じの主人公の藍沢耕作が、最終的にどんな医者になって行くのかがメインのハナシになるんだろうか。

周囲を固めるベテラン医師たちも、なかなかに個性的で良い感じ。
先が楽しみだ。

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2008.06.30

7月からのアニメ・ドラマ視聴予定

引き続き視聴はこの3本。なんと、全部NHKだよ。

「精霊の守り人」

あいかわらず、ゆったり、まったりしてるけど面白い。
次回、波乱がありそうかな?
どうも居所がバレたくさいから。
 
 
「巌窟王」

念願かなって、やっと視聴開始。
これって、本当にデュマの「モンテクリスト伯」がベースになってるのね。
タイトルが「巌窟王」ってだけで、関係ないのかと思ってた。
とはいえ、わたくし、恥ずかしながら原作は読んでいませんから、そうであろうと無かろうと関係無いんですけど。

なんだか、とっても怪しい雰囲気のアニメですね。
映像もとても奇麗。(暗いけど)
まだ始まったばかりですが、気に入りそうな予感。
 
 
「篤姫」

篤姫と家定は、目下ラブラブですな。
まさかNHK大河でラブコメが見られるとは思いも寄らなんだ。

いや、家定に堺雅人を起用した人は大手柄だと思うよ、マジで。
本当に「うつけ」なんだか、振りしてんだか、見ているこっちも分からなくなる。
最近は、実に繊細で頭のキレる一面を覗かせつつ、お茶目にはしゃいでみせたりもする。
おまけに、あの目つき・・・妙に色っぽい。
実に怪しく、魅力溢れる家定を作り上げることに成功しているんだな。

当初のもくろみでは尚五郎(瑛太)で女性視聴者を掴むつもりだったのではないかと思うんだけど、家定(堺雅人)に全部持って行かれた気がする。
キャラ的にも、尚五郎(あぁ、帯刀さんに改名したんだったね)はウジウジグダグダしていて、あまり魅力的ではないしな。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」でジョニデがオーリー食っちゃったのに匹敵するくらいの食いっぷりだと思うわ。

しかし、その家定も、そろそろヤバいのか???
まさかいくら人気があろうと、延命措置するわけにはいかないしなぁ。
 
 
新規アニメ

「西洋骨董洋菓子店〜アンティーク〜」
 7月4日深夜1時〜 フジテレビ

ノイタミナ枠は、とりあえずチェック。
内容次第では途中離脱もありうる。
 
 
「夏目友人帳」
 7月7日深夜1時〜 テレビ東京

例によって原作未読・・・
妖怪がらみは好きなので、ちょっと見てみる。

ざーっと調べてみたけど、他には食指の動くもの無し。
 
 
新規ドラマ

心惹かれたのが3本。
 
 
「ゴンゾウ」
 7月2日夜9時〜 テレビ朝日

PTSDによって捜査の最前線から離脱してしまった敏腕刑事が、再び難事件に立ち向かう・・・という話しらしい。
犯罪推理ものは好きだし、PTSDの敏腕刑事という異色の設定にも心惹かれるものがある。
しかし、備品係って・・・時効警察のパクリみたくなってない?
痛〜いドラマでなければ良いんだけど。
犯罪推理ものでテイストが変にコメディタッチ・・・ってパターンは、もう見飽きたからさ。
 
 
「コード・ブルー」
 7月3日夜10時〜 フジテレビ

重症患者の待つ前線に、充分な設備とドクターを乗せて駆けつける、ドクターヘリ。
空飛ぶERとも言うべき、その現場で奮闘するフライトドクター候補生たちを中心に織りなす人間ドラマ・・・ってことでいい?

医療ものもけっこう好きなので、一応チェック。
っていうか、ガッキーが出るので、放っておいても相方くんが録画予約入れるに違いない。
 
 
「魔王」

 7月4日夜10時〜 TBS系

主演の大野くんは、のほほ〜んとしたイメージしか無いので、そんな彼が天使と魔王の2つの顔を持つ復讐の鬼をどんなふうに演じるのか見てみたい。
ただそれだけの理由で、視聴予定に入れた。
元は韓流ドラマらしいが・・・もしかして、ドロドロ系???


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2008.04.18

パズル 第一話を見たよ。

とりあえず、ひとこと感想。

面白かった。

うん、何が良いって、主人公の鮎川が「良い先生」じゃないトコがいい。
(どうせ、アタシはひねくれ者)

生徒達の前では横暴な守銭奴。
大人達の前では清楚で純真な教師の鏡。

いいね、この二面性。
たまにはいいでしょ、こういうタイプが主人公でも。

べつに、鮎川がこういう態度を取るようになったのには、大きなトラウマを抱えてるから
・・・なんて設定も無くていいから。

必要以上にコミカルな演出になってなかったのも良かった。
TORIC様式は、もうお腹いっぱい。

謎解きの方も・・・そこそこ面白かったし。

今回も時代設定を間違ったかのようなお屋敷が舞台だったし、次回もすごいことになっていそう。
いかにも現代っ子な生徒達とのアンバランス加減が、はっちゃけていて良いわ。

どうせ、非常識な暗号やらトリックやらを持ち出すんなら、それくらい開き直ってくれた方が、見てる方は安心して見ていられるってものさ。
中途半端に現実味を持たせないで欲しい。

ヤンクミとかぶらないと良いんだけどネ・・・と、それだけが老婆心ながら気になったんだけど、まぁ、ヤンクミは真逆を行く熱血教師だから大丈夫だろう。

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2008.04.12

逮捕して号泣。

金曜ナイトドラマ「キミ犯人じゃないよね?」の第一話を見た。

驚異的な記憶力を持つ作家志望のフリーター・さくら(貫地谷しほり)と、恋愛体質なお坊ちゃん刑事・宇田川(要潤)のコンビが、難事件(?)を解決して行くコメディタッチのミステリー・・・らしい。

あ、いや、解決するのは、もっぱら、さくらの方になりそうだけれど。

第一話は、この2人が出会うきっかけとなる殺人事件の顛末。

なんていうか・・・
名探偵でもなんでもないアタシに、開始5分で犯人が分かっちゃう推理ドラマってどうなのよ?
最初から犯人が見えてるタイプのドラマもあるけどさ、これ、そうじゃないよね???

まぁ、それでもいいや。
トリックが見え見えなのも、いいや。
「おしまい」なのが万年筆のことだって、一発で分かっちゃうのもいいよ。

だけど、第二の犯行現場にさくら達を呼び出すために、犯人がさくらの携帯に電話して来るってのはマズいんじゃないのぉ?

犯人は、さくらの携帯の番号知ってる人だってことじゃん?
そう簡単に、まるで接点の無い赤の他人のケータイ番号なんて調べられないよね?
さくらのケータイ番号を知りうる立場にあって、なおかつ被害者とも接点がある人物と言えば・・・
もう、この時点で「犯人はオマエだ!」と、ビシッと指差せるじゃないか。

なのに、誰もそのことに突っ込まないのよー。
ボケの宇田川が気づかないのはいいとしても、謎解き担当のさくらでさえ、その点に関してはスルーしてんのよ。
あんな、七面倒くさいトリック解いてるくせに。
(それとも、なにかい?とっくにさくらは犯人が分かってて、あえて言わなかっただけだとでも?)

その第二の現場に、気味悪い電話で呼び出されたと言って姿を現すミキ・・・
普通、ノコノコ来ないよね。
コンビ組んでる相手が不審な死を遂げた直後だよ?
まず、警察に通報するだろ。自分がシロだったら。

ミキは自分の仕掛けたトリックが簡単に暴かれてしまったとヘコんでいたけど、それ以前の問題です。

と、まぁ、シナリオの穴がちょっと気になったりなんかしちゃったりして。

貫地谷しほりのコスプレ大会みたいな演出はちょっと嫌だなぁと思ったけど、ファンの人には嬉しい趣向かもしれないし、さくらのキャラは気に入った。

要潤演じるお坊ちゃん刑事のキャラも、おかしい。
とにかく、惚れっぽいもんで・・・
意中の美女が犯人だと知って号泣し、逃がそうとしてさくらに手錠掛けてしまう始末。

で、どうやら手柄は自分の物にしてしまったらしい。

少々気になるところはあるものの、このメイン2人のやり取りが楽しいので、次回以降も視聴決定。

何やら、さくらは大いなる謎を抱えていそうだしね。
毎回の謎解きとともに、いずれ明らかになるであろう、その「大いなる謎」に迫って行く過程も、ちょっと期待しておこう。

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2008.04.09

4月からの新番組

ゴールデンタイムは今週もまだ番組改編期の特番ばかりだけれど、アニメはボチボチと新番組が始まっている様子。

見る予定なのは
ネウロの後番組の「秘密 ートップシークレットー」と、ノイタミナ枠の「図書館戦争」

「秘密」の方は第一話放送済み。
録画しただけでまだ見ていません。
内容はぜんぜん知りませんが、何となく面白そうかな・・・と思ったんで。
 
「図書館戦争」は原作が恩田陸。
う〜ん・・・typhoon
恩田陸は、前はよく読んでいたんだけれど、近頃どうもピンとこなくて敬遠中なため、これも読んでいません。
少し見てダメそうだったら見るの止めます。

すみません、訂正です。
どこをどう勘違いしたのか、恩田陸さんだと思い込んでいました。
正しくは「有川浩さん」です。
まきさん、ご指摘、ありがとうございます。

「精霊の守り人」は、これは見ます。間違いなく見ます。決定です。
感想は・・・毎回書くかどうかは分からないけど、気が向いたら書くかも。
 
 
ドラマの方は、1月〜3月と打って変わって、食指の動かない物ばかりで・・・coldsweats01

「パズル」と「キミ犯人じゃないよね?」は、見るつもりです。
どっちも推理物ですね。
どうせ、アタシはラブコメとかホームドラマとかお涙頂戴系は向いてませんから。

「ごくせん」も見るかな?どうかな?微妙。
ちょっと見て、これまでと大差無い内容だったら見るの止めるかも。

「ごくせん」の最初のシリーズって、松山ケンイチとか出てたんですねー。
ほとんどセリフの無い、その他大勢の生徒の役で。
再放送見ていて発見して、ビックリしましたよ。
 
 
ドラマじゃないけど「サラリーマンNEO」の新シリーズにも期待。
(っていうか、これが一番楽しみだったり)
これも始まってるけど録画しただけでまだ見ておらず。
セクスィー部長、お元気かしら〜?


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2008.03.21

「鹿男あをによし」 最終回

感想は・・・特に無いです。
ウソです。
なんだか、ふぅ〜ん・・・って感じ終わっちゃったものでね。(案の定、事後処理モードだったし)
必ずしも色恋沙汰を絡めなくたって、面白いドラマは作れるだろうに、どうしてこうなっちゃうかな。
藤原先生を女性(原作では男性)にした時点で、その流れは出来ていたんだろうけど・・・

べつに綾瀬はるかは嫌いじゃない(むしろ好きだ)し、藤原先生のキャラクターも良かった。
このキャラが居なければ、ここまで面白くはならなかったような気もするんだけど・・・
最終回では、どうも藤原先生の存在が邪魔で、物語の焦点がぼやけてしまったような印象がある。

堀田イトのちょっと切ないキス1つに絞った方が、よっぽどロマンチックだったんじゃないかとアタシは思っちゃうんだな。
 
 
さて、鎮めの儀式は実に淡々としたものでした。
リチャードも一緒に立ち会っていましたね。
良かったじゃん、リチャード。
歴史学者としても、一般人にとっても、貴重な儀式を見られて。
誰かに自慢しようにも、誰も信じちゃくれないだろうが。

この儀式は、大ナマズを鎮めるのと同時に、鹿たちに命を与える儀式でもあったのね。
「目」を入れることで、次の順番が回って来る180年後まで生きながらえる、と。

彼らがそうまでして役目を果たし続けるのは、自分を美しいと言ってくれたヒメミコの願いに応えるため。

「おまえ、恋をしたのか?」
「寂しくはないのか?」
そう問いかける小川先生に、鹿は無言。

なんかね、とっくに死んでしまったヒメミコのために、気の遠くなるような時間を生き続けながら約束を果たしている鹿の気持ちを思うとね、切なくなっちゃったりなんかしたわけ。
誰かが、そのお役目から解放してあげることは出来ないのかな?とか、すぐに思っちゃうんだよね、アタシは。

まぁ、この鹿さんの性格なら、心配は要らないと思うけど。
お役目を果たすことが、鹿にとっての幸せなんだろうし。
 
 
儀式が無事に終わって地震も治まり、世は全てこともなし・・・かと思いきや、鹿アタマを元に戻してもらえるのは、小川先生か堀田のどちらか1人。

鹿ーーーっ!annoy

同情して切なくなったの取り消しだ、こらっ!

「叶える願いは1つだけ」って、なんつー融通の利かない。
「2人の顔を元に戻す」で、お願い1個でいいじゃんかー!

そうだ、そうだった。
コイツら、アヤカシには人の道理は通用しないんだったわっ。

心優しい小川先生は、当然、堀田の顔を戻すことを選択。

その事実を知った藤原先生は鹿に詰め寄る。
あまりの剣幕に、鹿はぽろっと口走る。

「教えられない」

「教えられない」ということは、「知ってる」ってことだ。

けっきょく、食い物につられて(そうじゃないだろ)、顔を元に戻す方法を白状したらしい。
 
 
かくして、無事に、小川先生の顔は元に戻った。
ほらね・・・
その前に、藤原先生とのキスシーンがあるもんだから、堀田のキスがかすんじゃった。
小川先生と藤原先生の恋の行方なんかよりも、堀田の先生対する淡〜い恋心の方が、ずっと心に染みる。
ノスタルジー感じちゃうわけ。
それ、アタシがババァだってことか?!

とにかく、堀田の印象が薄かったのが、残念だなぁと思った。
全編を通して、もっともっと存在感があって良かったと思う。
多部未華子ちゃんなら、可能だったと思うんだよなぁ。
でも、綾瀬はるか演じる藤原先生のキャラがそれ以上に強烈だったもんで、二兎を追うもの一兎をも得ず状態になっちゃった。
 
 
いちばんグッときたのは、小川先生と鹿との間に芽生えた友情だな。
電車に乗って去って行く小川先生を、鹿が見送りに来る。
それに気づいた小川先生が、じっと鹿を見つめ・・・
これまでの出来事がフラッシュバック。
何のセリフも無くても、小川先生と鹿との絆が感じられてジワッと来た。
 
 
あっちもこっちも、全て丸く収まり一件落着。

リチャードは・・・
小川先生、「鹿に卑弥呼の墓の場所を教えてもらった」とか、テキトーなこと言ってたからね。
まぁ、このくらいの仕返ししてやっても、バチは当たらないでしょう。
鹿も、しばらく退屈しないで済みそうだし。
めでたし、めでたし、ですな。

蛇足:
で、けっきょく、福原は単なる勘のいいオトコだったっていうオチか?

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2008.03.19

「あしたの、喜多善男」 最終話

アタシがこのドラマを気に入っていた理由はいくつかある。
中でも大きかったのは、「死」なんて重たいテーマを扱いながら、説教臭くなっていなかったことだ。

もっともらしく「命の大切さ」なんてセリフを吐く人間は出てこない。
そんなことは言われなくても分かってる。
そんなセリフを軽々しく、さも分かったような顔をして口にする人間がアタシは大嫌いだ。

「生きていれば良いことあるから」なんて嘘くさいことを言ったりもしない。
一応、数名、言ってるんだけれど、このドラマの中ではそのセリフは軽く一蹴されていて、喜多さんの自殺を阻止するには至らない。

「良いこと」なんてのは、人生にくっ付いているちょっとしたオマケみたいなものだ。
「良いこと」なんてなんにも無くても、生きて行くのが人生。
時には大当たりを引き当てることがあるかもしれないし、一生スカばっかりかもしれない。
でもね・・・
スカばっかりだと思っていたものの中に、宝物が隠れていることだってある。
それを見つけ出すのは、自分自身。
目をそらし、逃げてばかりいては、何も見つからない。

「あしたの、喜多善男」は、不条理やら人間の醜い面やらを見せつけながら、それでも、最後には「まだ、人生捨てたもんじゃない」と思わせてくれた。
アタシは、1時間、泣きっぱなしだった。
 
 
森脇のしでかした保険金詐欺事件については、この際、どうでも良い。
杉本を登場させるにはどうしても必要な事件だったのだけれど、正直、この件で引っ張りすぎだったと思う。
杉本は、この物語の全体像を見渡せるポジションに居た。
いわば「探偵役」の彼が動いてくれることで、見ている我々も複雑に絡み合う人間関係をしっかりと把握できたのだ。
彼は物語の道案内をするだけでなく、みずほの無実を証明し、リカの借金問題を解決する上でも一役買っている。
なかなかどうして、重要な役回りだったのである。
 
 
リカは保険金詐欺の疑いが晴れ、釈放される。
喜多さんの母親名義の口座をリカが作ったのは、喜多さんに頼まれたからで、通帳を取り立て屋に渡したのは脅されたから・・・
そう刑事に言われ、リカは否定しなかった。
本当は騙すつもりで口座を作り、通帳を見せれば取り立て屋たちが勝手に喜多さんを殺すと見越していたからにもかかわらず。
そういう狡い自分を許せないリカは、「平ちゃんは善い人だから」と言い残して去って行く。
みずほが喜多さんを拒絶したのと同じ理由だろう。
目の前に居る人が善人であればあるほど、自分の醜さを思い知らされ、いたたまれなくなる。
そんなリカも、いつかは自分を許せる時が来るだろう。

自分を赦し、他人を赦し・・・
そうしなければ、人は前に進めない。 
 
みずほもまた、現実と向き合った。
喜多さんへの罪の意識から心を閉ざしていたみずほは、罪を犯した自分を受け入れることで、本来の自分の姿を取り戻した。
そうして、喜多さんを「死」から「生」へと引き戻すための糸口を見つけ出す。
 
 
喜多さんを「生」へと導く流れが出来つつある中、当の本人は着実に死に向かって歩いていた。

喜多さんが死に場所に選んだのは、みずほが大好きだったアンドリュー・ワイエスの「クリスティーナの世界」にそっくりな場所。
寒々しい草原。崖っぷちに立つ小さな家。
ゆっくりとその建物に近づいていく喜多さん。
決してこちらを振り向かない「クリスティーナ」と、みずほの姿が重なる。
バックに流れるのは「Alone Again」
これだけ有名な曲、メロディは耳にしたことはあったけれど、こんな内容の詩だったとは気づかなかった。
歌のとおりに、高い塔によじ上り、身を投げようとする喜多さん。

しかし、途中で喜多さんはコケてしまう。
薄れかけていた手のひらの傷から、また血がにじみだす。
痛みを感じた喜多さんは「美しい死なんて無い」と語るのだが、この瞬間、アタシは喜多さんは死なないと確信した。
このへんの小道具というか、伏線というか・・・このドラマは、細かな道具立てが本当に上手い。
この手のひらの傷は、薄れて行くことで喜多さんの死が近づくことを表していたのだ。
それが、再び濃くなった。
死ぬ日が遠ざかったということだ。


映画のリハーサルでしのぶが朗読させられる台本だか参考資料にしても、まさにあの場にぴったりの内容で、しのぶの涙を引き出し、今まさに死のうとする喜多さんの場面へと繋がる。
 
 
しのぶとみずほの力を借りた平太は、喜多さんの元に辿り着いた。

「運命だと思った」
平太はそう語る。
この2人の出会いは、まさに運命だったのだろう。
喜多さんにとっても、平太にとっても。
平太と出会っていなければ、喜多さんは死んでいたかもしれない。
そして、平太は喜多さんと出会わなければ、父親の死と向き合うことも無かっただろう。

オレが親父を嫌いだったのは、弱かったからじゃない。
死んじまったからだ。
生きていてほしかった。

人が誰かに生きていてほしいと願うには、大した理由も説明も要らない。
しのぶの涙や、必死で喜多さんにしがみつく平太を見ていて、そう思った。

そして、人が生きて行く理由も、大げさなものは要らない。
逆説的に、死を選ぶ理由も大したものは必要ないってことになりそうだが、たぶん、そうなんだろう。
(たとえそれでも、アタシは自殺を肯定しない。人に苦しみを押し付けてとんずらするような人間に、アタシはなりたくないんだ)

喜多さんを死から引き戻したのは、カレーだった。

死ぬの死なせないのと大騒ぎしている真っ最中に、喜多さんのお腹がグゥと鳴る。
何たる偶然。
思わず笑ってしまう喜多さん。
生きていれば腹が減る。
腹が減れば食いたくなる。
食うことは、生きることに直結している。

喜多さんは、死ぬのを止めた。

喜多さんが生きていると言う連絡を受けたキャバ嬢たちが、きゃっきゃっと喜んでいる。
ほら、ここにも小さな宝物はある。

喜多さんの選択が、彼にとって救いとなったのかどうかは分からない。
あの人のことだから、この先も騙されたり裏切られたりするんだろう。
それでも、愛すべき喜多善男は、前を向いて歩き出した。
今までの喜多さんとは、ほんの少し、何かが変わったかもしれない。

最後の最後に、幸せそうにカレーを食べる喜多さんの姿が現れた。
「美味しいカレーを食べる」
そんなささやかなヨロコビの為に生き延びる。
それも、悪くない。

喜多さんの、あしたは・・・
 
 

***

各話の感想↓

 第三話  第四話  第五話

 第六話  第七話  第八話

 第九話  第十話  第十一話

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2008.03.18

「戦慄」でもなければ、「衝撃」でもない

「あしたの、喜多善男」の最終回を、たった今見終えたところ。

「戦慄」でもなければ、「衝撃」でもない最終回だったけれど、いっぱい泣いた。
言いたいことはいっぱいあるけれど、まぁ、こんなもんか・・・

う〜ん、ちょっと、拍子抜け・・・でもあるかな。

感想まとめるのに時間かかりそうだ。
うぅ〜、また1日がかりかぁ?typhoon

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2008.03.14

「鹿男あをによし」 第9話

マイ鹿、来たーーーっ!

鹿の背に乗って颯爽と現れたイトちゃん。
かっこいいんだけどさ、その映像はちょっと・・・
いかにも安っぽ〜い感じなんだもの。
このシーンにしても、鹿そのものにしても、もう少しCGとかで上手く見せられないもんかな?と思うんだけど、連ドラではそんなにお金も手間ひまも掛けられないのかしらね?
 
 
ンじゃ、順を追って行こうか。

案の定、素直に「目」を渡すつもりの無いリチャードは、ウソの隠し場所を教えたりして悪あがき。
木の葉を隠すなら森に!ってんで、銅鏡のたくさんある黒塚古墳へ向かった鹿さんチーム3名は、タッチの差で「目」を手に入れたっ!

人徳者と思われていたリチャードが壊れた。
ほとんど駄々っ子。

「目」を取り返されてしまったら、今度は泣き落としだ。
せめて儀式に立ち会わせてくれ、と。

仕方なく、鹿との待ち合わせの場所を教えてやると、今度は隙を見て「目」を奪い取る。
あまりの往生際の悪さに、ネズミのばあさんまで呆れる始末。

リチャードは「歴史的な大発見なんだー!」とわめき散らすが

歴史的な大災害で日本が壊滅するかもしれないんですけどーっ!

自分の研究に関すること以外はいっさい目に入らなくなっている様子。

研究のためなら、人が何人死のうが世界が破滅しようが関係ないね
・・・なんてことを平気で言っちゃう科学者はよくお話の中に登場するが、文系でこういうタイプのキャラにお目にかかったのって、初めてかもしれない。

この銅鏡と地震は関係ないと思いたがっているようだけれど、ネズミに話しかけられた時点で、(自分のアタマが狂っているのでなければ)大ナマズの件も本当かもしれないと考えるのが普通だろう。

だいたい、今これを手放したら2度と手に入らないみたいなことを言ってましたが、儀式に使ったからといって「目」が消えてなくなるワケでもなし。

今まで長岡先生の家に置いてあったんだから、どうせあと60年は堀田イトが預かることになるんでしょ?
だったら、ちょーっと大人しくしていれば、時々見せてもらうくらいのことは出来るんじゃないのかな?
いい子にしてたら、少しくらいなら貸してくれるかもしれないよぉ?

と、そんなふうに、論理的かつ冷静に思考を巡らせることなど不可能なほど血迷ったリチャードは、「自分の物にできないのなら壊しちゃうもん!」などという幼稚園児レベルと言ったら幼稚園児が激怒しそうなほど低レベルの行動に走る。

もはや絶体絶命!と思われた時、鹿にまたがった堀田イトが飛び出して来て、「目」をナイスキャッチ。

鹿さんチーム、チームワークの勝利です。scissors

いや、もう、本当に小川先生1人ではここまで来られなかったよねぇ。
特に藤原先生の働きぶりは、(鹿に選ばれたわけでも、鹿アタマにされてるわけでもなんでもないのに)称賛に値しますよ。

とにかく、これで無事に儀式は執り行えるのだね。
 
 
ところで、堀田イトの表情が変わったよね。
少し前までのキリキリとした顔つきから打って変わり、まるで憑き物が落ちたかのように柔らかな女の子らしい笑顔を見せるようになった。
1人で思い詰めていた苦しさが、表情に現れていたのね。
でも、小川先生たちと一緒に頑張っているうちに信頼感が生まれ、気持ちが楽になったんでしょう。
それをキッチリと演じ分けている多部未華子ちゃん、素敵です。
 
 
さて・・・
気になるんですよ、福原先生がっ!
何者なの?
なんだか、事情をだいたい把握してそうな雰囲気じゃないですか。
「キミたちが関わっていることって、地震と関係あるの?」とか尋ねて来たりして。
たぬき・・・うどん・・・ときたら、キツネ!
って、連想しないか?
・・・まさか
ばあちゃんが60年前に使い番やってた・・・とか
じいちゃんが実は運び番だった・・・とか
言わないよね?
だってさぁ、あの剣道の優勝杯、福原のじいちゃんが作ったっていうあれ、銅鏡を意識してデザインしているよねぇ?
あぁ、気になるっ!
 
 
来週は儀式をやったら、そのあと延々ラブコメ路線(もしくは事後処理)に走るのかしら?
だったらもう見なくても良いんだけどー。
でも儀式はやっぱり見たいので、最後までしっかりと見届けます。
っていうか、福原が気になるのーーーっ!!!

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2008.03.13

「あしたの、喜多善男」 第10話

あまりにも色々なことがあり過ぎた10日め。
 
 
クロは森脇っすね。
みずほの2人めの夫、鷲巣を殺したのは森脇なんでしょう?
忠実な部下のふりして、最初から会社を乗っ取るつもりだったんだわ、この男。
みずほを落とすのなんて簡単だと思ってたんじゃないの?
でも、あのとおり、ぜんぜん思い通りにならないから、夫殺しの罪を着せて追い払ってしまったのに違いない。
みずほはトコトン危ない匂いのする男が好きみたいだ。
だって、三波は保険金詐欺の片棒担ぎに自分を利用しようとするような男だったわけだし・・・きっと、鷲巣もヤバめな男だったに違いない。
森脇も、最初から「アンタの旦那殺して、一緒に会社乗っ取っちゃおうぜ」って言ってたら、もっとスムーズに事が運んでただろう。

・・・と、まずは枝葉末節のどうでも良い話を振っておいて、と。
 
 
喜多さんが、やっと人間らしくなった。
それが一番大きな出来事だな。

ネガティブ善男に関するアタシの考えは、ほぼ当たってた。
良かった、まるっきり見当違いなこと書いてたら赤っ恥モンだったよ。
まぁ、このブログでは珍しくないことだが。
(ちなみに、先週書いたアタシの見解はこちら

まさか喜多さんと三波が再会するとは思っていなかったけれど、その三波がここで大きな役割を果たした。

ネガティブ善男は、
喜多さんが目を背け続けてきた現実。
押し殺して来た醜い感情のカタマリ。

だけど、そこから逃げていては、乗り越えられない。

分離してしまったネガティブ善男を喜多さんと融合させることで、現実と向き合わせる。

その背中を押したのが三波だった。

ネガティブ善男を受け入れ、現実と向き合った喜多さんは、平太を怒鳴りつける。
そんな喜多さんの姿を見て、アタシはホッとしてた。
人間らしい喜多さんに、やっと逢えたと思った。
穏やかで、何を言われても、何をされても、にこにこ笑っていた善男ちゃんはもう居ない。
でも、アタシはちっとも悲しくなかった。
今までの喜多さんは、やっぱり不自然だったんだよ。
 
 
喜多さんがものっスゴい暗示に掛かりやすい人だということも、ここで露呈してしまったワケだが。
あんなに頑なに追い払ってたネガティブ善男を、三波に言われたら、いとも簡単にすぅっと受け入れちゃうんだからなぁ。

もう、どうしましょ、このオジサン。

みんなで「死ぬな死ぬな」と大合唱したら、あっさり死ぬの止めちゃいそうな勢いなんだけれども、何故かその一点に関してだけは揺るがない喜多さん。
 
 
現実を受け入れた喜多さんは、今、絶望の底にある。
その先にあるのは、「終わり」なのか、それとも・・・
どちらに進むかは、喜多さん自身が決めることだ。
 
 
リカを追いつめていた借金取りは逮捕され、リカ自身も保険金詐欺容疑で逮捕された。
平太は、もう金を用意する必要が無い。
みずほも社長の座を追われ、会社を守る必要が無くなった。

喜多さんが死のうが生きようが、得をする人も損をする人も居ない。

三波は「せめてもの罪滅ぼしに」と言って、喜多さんを現実と向き合わせた。
しのぶは「絶対に善男ちゃんを死なせないで」と涙ぐむ。
最後の1日、平太は必死で喜多さんの姿を探しまわることになるだろう。

喜多さんは皆が自分を利用しているだけだと思っているけれど、そうとばかりは言い切れないんじゃないのかな。

喜多さんには、もう見えないんだろうか?
もう、誰も信じられないんだろうか?
人の好意には、全て裏があると思ってしまうのだろうか?

少なくとも、平太は喜多さんを死なせまいとして、必死に走り回ると思うよ。
たぶん、その奥にあるのは、父親への想いだろう。
本人が意識しているかどうかは知らないけれど、救えなかった実の父親の代わりに喜多さんを救い、それによって自分が救われようとしているのだ。

それも、喜多さんを利用していることになるけれど。

それでも良いんじゃないかとアタシは思う。

本当に悲しいのは利用されることじゃない。
確かカート・ヴォネガットの小説に、そんな一節があった。
だいぶ昔に読んだ本で、タイトルも覚えていなければ、そのあとに続く言葉もうろ覚えなんだけれど。
利用されているうちはまだ自分に価値があるということで、本当に悲しいのは利用すらされなくなること。存在を忘れ去られてしまうことだ・・・っていう、なんか、そんな意味だったと思う。(ホントにうろ覚えなんで突っ込まないで下さい)
読んだ時は大泣きしたのに忘れちまってるところが、なんとも情け無いハナシだ。

話が逸れた。

とにかく、喜多さんには、まだ喜多さんのことを考えてくれる人が居るってことだ。
アタシにもしのぶの真意は分からないし、三波の言動も全て信じきれない。
何か裏があるんじゃないかと疑ってしまう。
でも、刑事が平太を捜しに店に来た時、喜多さんは庇ったよね。
平太のことも、リカのことも。
喜多さんも、本当は、信じたいんじゃないの?
誰かを。
だからこそネガティブ善男なんてものを作り出してまで、信じようとしていたんだよね?
だったら、まだ間に合うと思う。

しのぶは・・・どうなんだろう?
何故、喜多さんを死なせまいとするんだろう?
アタシはずっとしのぶのことが信じられなくて、自分の思い通りにならなかった喜多さんへの腹いせだろうと思っていたんだけど、あの泣き出しそうな顔を見ていたら自信がなくなって来た。

ただ、しのぶが喜多さんに惹かれた理由は、少しだけ分かったような気がする。
最初に逢った時、しのぶは「善男ちゃんって、普通と違う」って言っていたんだよね。
もしかしたら、しのぶは喜多さんの人格が普通ではないことを直感的に感じ取っていたんじゃないだろうか?
まさか、ネガティブ人格が分離しているなんてことは思いもよらないだろうが。
ネガティブな感情を持たない「善男ちゃん」の側に居るのが、しのぶは心地よかったんじゃないだろうか?と、そんな気がしてきた。
だとすれば、ネガティブ善男と統合してしまった喜多さんは、しのぶには価値のない普通のオジサンになってしまう。

喜多さんの生死の鍵を握るのは、しのぶかもしれない。

喜多さんの明日はあとひとつ・・・です。
 
 

***

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2008.03.10

佐々木夫妻が泥沼化

「佐々木夫妻の仁義なき戦い」が完全に泥沼化してしまった・・・
リッちゃんの出産を期によりを戻すのかと思ったら、完全決別か?という事態に。

一度芽生えてしまったリッちゃんのノリ先生への不信感は、子供の誕生をもってしても拭い去れなかったんだね。
まぁ、分かる気もするが。
親権欲しさに優しい夫を装って、子供が生まれた暁には奪い取ってやろうなどと企むなんて、卑劣きわまりない行為だからな。

ノリ先生にそこまでさせた責任はリッちゃんにもある。
「この子はまだ人間じゃない」発言は、たとえ勢いで発してしまった言葉にせよ、許せるもんじゃない。

でも、そこまで追い込んだそもそものきっかけはノリ先生だし。

どっちもどっち。人間的に問題ありだ、この夫婦の場合。
こんな馬鹿夫婦の離婚騒ぎを見せられて面白いと思う人が居るんだろうか、この世に?

とにかく、そこまで相手を信じられなくなってるなら、結婚してる意味なんて無い。
サッサと別れてしまえばいい。

前半は、
なんだかんだ言いながら良い夫婦じゃん。どうせ、別れないんだろ、この2人?
と、視聴者に思わせておいて、
最終的にはキレイサッパリ別れてしまったら、いっそ清々しい気がするんだが・・・

「子はかすがい」などともっともらしいことを言って元の鞘に収まり失笑をかうような展開が、待っているような嫌な予感がするんだな。
あぁ、嫌だ嫌だ。
「子はかすがい」って思想、アタシ大ッ嫌いなのよ。
かすがいにされた子供は、たまったもんじゃないわよ。
子供が居なくたって、しっかり信頼し合ってる夫婦はいくらでも居るわよ。

イノキさんが良い人でなけりゃ、もう、とっくに見てないよ、このドラマ。

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2008.03.09

「鹿男あをによし」 第8話

やっとネズミの尻尾を掴みかけた小川先生。
なんとかその正体を暴き「目」を取り戻したいところだが・・・何しろ、相手はリチャードこと小治田教頭。
どう考えても、あちらの方が役者が上。(玉木宏と児玉清のことを言っているんではないよ、念のため)

尻尾をつかむどころか・・・

小川先生に窃盗の疑いが掛かるように仕向けて職場の空気を怪しくさせ、その窮地を救うという形でリチャードは自分が人徳者であることをアッピールし、さらには小川先生に神経衰弱のレッテルを貼るという離れ業を実にソツなくやってのけたのである。

まんまと罠にはめられた小川先生・・・情け無さすぎ。
 
 
リチャードにマトモに突っかかっても勝てそうも無いので、小川先生と堀田と付き添いの藤原先生はキツネの使い番(と思われる)長岡先生を説得する作戦に打って出るが、こちらもあえなく撃沈。
長岡先生のリチャードへの信頼は堅固であった。
 
 
ここで鹿さんチーム3名は目先を変えて、「目」が何であるか・・・ということを考え始める。

ネズミの運び番はネズミに逆らい、「目」を手放そうとしないらしい。
リチャードがネズミの運び番だとして、彼が執着しそうなものと言ったら何?
・・・というわけで、遺跡巡りに出発する小川先生と堀田と引率の藤原先生。

で、ようやく辿り着いたよ、三角縁神獣鏡に。

こういった銅鏡はたくさんあるけど、リチャードが長岡先生から受け取ったのは特別なものだった。
卑弥呼が魏から贈られた本物。
後から似せて作られたバッタもんとはワケが違う。
邪馬台国が飛鳥にあったことを証明できるかもしれない、歴史的大発見に繋がるかもしれないトンデモナイ代物だった。

リチャードは自分の論文の裏付けとなるその鏡を、手放したくないのだ。
少なくとも、論文発表のその日までは。
っていうか、その前に日本が滅んじゃったら意味ないだろー!と思うのだがな。
自分の研究以外にはいっさい頓着の無い、そういう紙一重的レベルの研究者なのか、リチャードは。
とんでもない人を運び番に指名したもんだな、ネズミのばあさん。

鹿たちが面倒くさそうではありながらも律儀に延々とお役目を果たして来たのは、どうも卑弥呼に頼まれたからのようだし。(そういえば、第一話の冒頭にそんなシーンがあったっけ。大部分の人が忘れているんじゃないかと思うが)
 
 
とにかく、これで線は繋がった!とばかりに、リチャードに詰め寄る鹿さんチーム。
いや、「目」がリチャードの欲しそうな物だということが分かっただけで、未だ推測の域を出ていないのだがな。
案の定、しらを切るおつもりのリチャード。
しかし、ここでキツネの使い番・長岡先生が登場し、自分がリチャードに「目」を渡したことを告げる。
 
 
ところで、アタシがずっと気にしていた「キツネはいったい何やってんだよ?」って話ですよ。

キツネが一言「鹿とは仲が良くって、意地悪してるのはネズミのババアの方なんだよ」って使い番に言ってくれれば、こんなに面倒なことにならなかったはずなのに、なんだよ、キツネこそ職務怠慢じゃないかよ!と、思っていたんですよ。

自分とこの使い番がネズミの運び番に騙されて日本が大ピンチになってるのに、なんで知らん顔して動かないのさ?って思っていたんですが

・・・動けないんでしたね、キツネは。

キツネは動物園の檻の中に居るのでした。
使い番の長岡先生の方から逢いに行かないと話が出来ないわけですよ。

長岡先生はリチャードに「目」を渡して役目を果たしたと安心しているから、しょっちゅう鹿に泣きついている小川先生みたいにキツネに逢いに行く必要が無いんだな。
(鹿の方も、さすがに京都大阪までは行けないけど、奈良という場所柄、運び番の下宿先に顔を出すくらいのことは出来るようだが、檻の中に居るキツネはそうはいかない)

もしかしたら、第6話で動物園で小川先生たちと出会った時に、長岡先生はキツネと逢うつもりだったのかもしれない。
でも、小川先生に水ぶっかけて、キツネに逢わずに帰っちゃったのかもしれない。
あぁ、もしかして小川先生は、誤解を解く最大のチャンスを自分でぶっ壊していたのかもしれない。
やっぱり不運な男・・・

キツネは檻の中で、さぞ苛ついてるだろうなぁ。
 
 
さて、ようやく正体を明かしたリチャードだけど、どうやら素直に「目」を渡す気は無い様子。

神無月は後1日しか残っていないそうですよ。

残り1日で「目」を取り返して、奈良、大阪、京都の3カ所で儀式をするのはどうも無理っぽいから、やっぱり儀式は60年ごとに1カ所で、つまりネジは180年でやっと1回転・・・ってことかな?

日本の未来を託すには甚だ頼りない人たちですが、どうにか頑張って「目」を取り返し、無事に儀式を終えてもらいたいものです。
本人たちには、日本の命運より自分の鹿アタマの方が大問題みたいですけどねっ。

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2008.03.07

「あしたの、喜多善男」 第9話

借金がどうしたこうしたとか、保険金詐欺がどうのこうのとか、そういう安っぽいミステリー的なネタは正直言ってどうでも良いの。
三波が生きてても死んでても、それもどっちでも良かったんだけど、生きてましたね、彼。

う〜ん、胡散くせぇ。

杉本に11年前の保険金詐欺計画について突っつかれて、「それは無理」と否定していましたが・・・
その時の微笑みが、ちょっと引っかかるんだよなぁ。
まるで、みずほを自分から解放してやるために出て来たみたいなことを言ってたけど、どうも信用ならないんだなぁ、この男は。
借金苦のせいでちょっと悪巧みしたけど未遂に終わっただけの人なのか、人をモルモット代わりにして高みの見物を決め込んでいる悪人なのか。
分からん。ま、どっちでもいいけど。

ンで、みずほは真っ白いスーツなわけ。
会社のスタッフが唖然として口をきけなくなるほど、彼女が白い服を着るのは珍しいってことだ。
みずほが白い服を着たのは、もちろん三波と逢うからだろう。
何故?
みずほにとって、三波は神聖なる存在だとでも言うのだろうか?
(死に装束も白いけどねー)

せっかく白いスーツで出て来たのに、みずほ自身は真っ黒。
みずほの2人めの夫が事故死した時に乗っていたボートに細工をした実行犯が逮捕され、依頼人はみずほだと白状する。
みずほは2人めの夫を殺したのが三波だと思いたがっているような節があったけれど、それは本人から否定された。
それどころか、その嫌疑が自分にかかっているわけだ。
そして、三波は「もう終わったのだ」とみずほを突き放す。
実行犯の件は森脇の仕組んだことかもしれない。
かわいさ余って憎さ百倍?
どうも裏でアレコレ手を回して、会社を乗っ取ろうとしているようだからな。

とにかく、みずほはかなり追いつめられた状態にある。
大丈夫か?
2日後に、みずほは生きていられるのか???
 
 
あっちこっちで話がややこしくなって、人間関係も見事に全部繋がっちゃって、もうタイヘン。
平然としているのは喜多さん一人。
(今日も死にかけたけどねー)

しのぶは喜多さんを死なせたくない(その動機は不明。好きだから自分の側にとどめておきたいのか、自分の思い通りにならない善男ちゃんへの嫌がらせなのか。アタシは後者のような気がするがな)
だから、小指噛めオジサンを利用して、みずほに「喜多さんが死んだら会社が困ったことになる」と脅しをかける。

会社を守りたいみずほは、喜多さんを死なせたくない。
だから、平太を利用して喜多さんを説得させようとする。

報酬は2,000万円。
その2,000万円があれば、リカは借金を精算することが出来るから、平太は喜多さんの自殺を止めようとする。

ところが、だ。
しのぶと小指噛めオジサンを繋ぐ糸が切れてしまった。
(やったのは森脇か?)
これは困った。
しのぶにとって小指噛めオジサンは、みずほを動かすための切り札だったのに。
これじゃぁ、(とりあえず喜多さん以外は概ね)みんなが丸く収まるはずの作戦が台無し。
どうする、しのぶ?
 
 
今回は、ネガティブ善男よりもノーマル善男ちゃんの方が怖かった。
保険調査員の杉本に「今こそ、みずほに復讐しましょう!」と説得されても、うっすらと笑みを浮かべてゴリゴリとカレーのスパイスを挽いている喜多さん・・・
怖いよ。
それ、マトモな人間の反応か???
ゾゾーッと背筋が寒くなったんですけど。

そんな喜多さんの姿を見ていたら、この人にはネガティブ善男が「必要」だったんだって思えて来た。
三波が言っていたように、ごく短期間の暗示だけでネガティブ人格を作るのは、確かに無理だったのかもしれない。
喜多さんは自分でネガティブ善男を作り上げたんじゃないかな?
嫌なものを全部ネガティブ善男に押し付けることで、どうにか生き延びて来たんじゃないの?
みずほとの離婚後、抜け殻のように生きてきたという11年。
喜多さんは現実から目を背け続け、ネガティブな感情を無意識下に追いやり続け、見ないように、感じないように、表面的には穏やかで善人な「喜多善男」を保ち続けて、そうやっているうちにネガティブ善男が生まれてしまったんじゃないだろうか。

ネガティブ善男は、喜多さんが押し殺し続けて来た、むしろ、喜多さんの本心なのかもしれない。

喜多さんの「自殺」がもしも三波の仕組んだことだったなら、ちっとも「自分の意志」じゃない。
喜多さんの固執する「誰にも干渉されず自分の意志で死ぬ」ということが、根本から崩れてしまう。
だから、本当に喜多さんが自分の意志で何かをやり遂げたいなら、自殺はすべきではないと考えていたのだけれど・・・
違う。
もしも私の考えるように、ネガティブ善男を育てて来たのが喜多さん自身であるなら、それは喜多さんの意思だ。
長年自分の意志を押し殺して生きて来た男の、「最後ぐらいは自分の意志で・・・」という切なる願いを踏みにじる権利は、誰にも無いのかもしれない。
 
 
そうはいっても、「あなたに会えてよかったなぁ」なんてことを、心底嬉しそうに言ってくれちゃう人物に死なれるのは、あまり嬉しくない。
たとえ、ほんの数日、一緒に過ごしただけの人だったとしても。

で、今回もアタシは平太に泣かされたわけですよ。

喜多さんの遺書を破り捨て、「死ぬなよ」と、平太は言う。
もちろん、自殺を思いとどまらせようとするのはリカを助けたいからだろう。
だけど、金を手に入れるだけなら、いつ誰が殺してしまっても問題ないはずだ。
「死んでほしくない」というのは、平太の本心だと思う。

自殺にしろ他殺にしろ、もしも喜多さんが予定通りに死んでしまったら、平太は生涯喜多さんのことを忘れることが出来ないだろう。
平太は「馬鹿なオッサンが居たよなぁ・・・」と、軽く受け止められるような人間じゃない。
勝手に死んでいった父親とともに、喜多さんは平太の心に住み続けるのだ。

喜多さんは自分が死ぬことで平太に苦しみを負わせるということに気づいていない。気づこうともしない。

だって、たまらないぜ?
「あなたにしかお願いできないんです」とか言って遺書を渡されてさぁ。
「僕が死んだあとに食べてね」ってカレー粉を渡されてさぁ。
ふざけんな、勘弁してくれ、だよ。

そういうことをヘラッとやってしまう喜多さんを、アタシは許せないんだな。

もしも喜多さんが平太と出会っていなければ、喜多さんは誰にも気づかれずにひっそりと死んでいけたかもしれない。
でも、もうそうはいかない。
平太と関わってしまったことは、喜多さんの最大のミスだ。
喜多さんは、死を前にして、一番出会ってはいけない人に出会ってしまったんだ。

なんだか見ていて気が重くなるような人ばかりの中、唯一、マトモ(馬鹿だけどねー)なのが与田。
もー、この人が出て来るとホッとするわ。
あ、あと、キャバ嬢の3人もねっ。
「アタシたち、生きてますっ!」って感じで、こっちまで元気になるよ。

さて、喜多さんの明日はあと二つ・・・ですよ。
 
 

***

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2008.03.01

「鹿男あをによし」 第7話

なにぃ?
「運び番」「使い番」だとぉ?

私は両者を、完全に混同していましたよ。
っていうか、今までに説明あったっけ?

「使い番」は、鹿、キツネ、ネズミの三眷属にそれぞれ1人ずつ付いているわけね。
「使い番」が女と決まっているのは、儀式を執り行う巫女的な役割だからなのかな?)
で、キツネの「使い番」から鹿の「使い番」に「目」を運ぶ役目を仰せつかったのが「運び番」の小川先生
・・・って、ことで良いのね?

最初からちゃんと説明しとけよ、鹿っ!!!

堀田が自ら正体を明かしたお陰で、これまでの彼女の謎の行動の意味が全て理解できてスッキリしたけど・・・
堀田が鹿の「使い番」だと知っていたら、小川先生もあんなに右往左往しなくて済んだかもしれないのにーっ!
堀田には小川先生が「運び番」だってことを教えてあるのに、片手落ちじゃないか。
だいたい、ネズミが意地悪する理由も、ガキの喧嘩レベルみたいだし。

アイツら、信用ならねぇ。
 
 
さて、今回、問題なのは「運び番」が2人居ること。
本来は、小川先生1人でいいんだな?
ところが、ネズミのババアが「運び番」を指名して「狐のは」に送り込み、「目」を横取りしてしまった、と。
キツネの「使い番」と思われる長岡先生が小川先生に対して冷たい態度を取るのも、ネズミの「運び番」が嘘の情報を流したからだ、と、思われる。

で、どうも、そのネズミの「運び番」はリチャードくさい。
「今までのネズミの単純なやり方とは違う」と鹿は言っていた。
それはリチャードが切れ者だからで、今回の件は彼が主導権を握っているのだろう。
日本が滅んでしまったらリチャードも困るだろうから、何か別の狙いが何かあるのかもしれない。

というか、キツネはいったい何をしておるのだ?
自分とこの「使い番」がネズミに騙されているのに放置かい?

やる気無いのか、キツネ?

とにかく堀田イトの正体が分かり、ネズミの尻尾もつかみかけ、ようやく物語が大きく動いた。
次回は、リチャード相手に小川先生が頑張るのだろうか。
かなり分が悪いが・・・頑張れよ、先生。

あ、そうそう、前回気にしていた優勝杯のサンカクのことだけど・・・
あれは60年前に作られた物だから、それよりはるか昔から行われている儀式に必要な「目」であることは、絶対にあり得ないのだ。ね。
それだって、おばあちゃんがもっと早くに「あれは、ウチのじいさんが作った物でねぇ・・・」と口を滑らせていれば、ぼーっとしてる小川先生はともかく、藤原先生はあれが「目」ではないことに気づいただろう。

それよりも、藤原先生、そろそろ「三角縁神獣鏡」の存在に気づいてもよろしいんでない?(これが「目」であるかどうかは分からないけど)
小川先生と飛鳥に行った話をした時に、リチャードにしつこく聞かれていたよねぇ?

で、この「目」を使って60年ごとにネジを締め直すって話だけど
60年に一度、キツネと鹿とネズミの間で「目」を1回りさせるの?
それとも、60年ごとに、三角のうちの一辺だけを移動させるの?
前者だと60年ごとに1回転。180年でネジは3回転する。
後者だと180年でやっと1回転だ。

今回の「運び番」は鹿が選んだ小川先生1人で良かったはず・・・というのは、キツネの所から鹿の所まで運ぶだけで良いからなの?
それとも、「運び番」を任命する順番も決まっていて、今回はたまたま鹿が「運び番」を選ぶ番だったの?

どっちだ???

もしも、三者の間で一周させなきゃならないのだとしたら・・・
神無月があとどれだけ残ってるんだか(このドラマがあと何話残っているのかも)知らないけど、未だに何が「目」だか分かんな〜〜〜いなどと悠長なことを言っている余裕は無いと思うんですけどーーーっ!

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2008.02.27

「あしたの、喜多善男」 第8話

最初から気になっていたんだけど、どうして「あしたの喜多善男」ではなくて「あしたの、喜多善男」なんだろう?

ここに読点があるのと無いのでは、何となくニュアンスが違う。

どこがどう違うのか、上手く説明できない。
「あした」と「喜多善男」の間にワンクッションあるせいで、両者がすんなりと繋がらないとでもいうか・・・
「あしたの喜多善男」だと、未来がしっかりと繋がっている、ポジティブな印象を受ける。
でも、「あしたの、喜多善男」だと、不安定で頼りなくて、未来があるんだか無いんだか分からない、とってもネガティブな印象を受ける。

11日後に死ぬ予定で、それ以前に何度もあやうく死にかけている喜多さんの物語のタイトルには、やっぱりこの「、」は必要なのだろう。

最終的な評価は最終回を迎えた時に下すとしても、今のところ、私はこのドラマは10年に1本出るか出ないかの名作になるのではないかと思って見ている。
相変わらず視聴率は低迷しているようだけれどね。
でも、あの初代ガンダムだって初回放送時は視聴率が悪くて途中で打ち切られたのだ。
それが、今では伝説的な作品となっているのだから、視聴率が高けりゃ質が良いのかといえばそうとは限らない。

飯田譲治氏はじめスタッフの皆さんも、役者さんも、頑張ってください。
何の役にも立ちませんが、密かに応援しています。
 
 
さて、今週の喜多さんは・・・

そうか、そう来たか!
しのぶの喜多さんへの復讐は、喜多さんを死なせないこと!
「誰にも干渉されずに、自分の意志で穏やかに死を迎えたい」というのが唯一の願いの喜多さんにとっては、最大最悪の嫌がらせだわな。

今週は、しのぶの小悪魔っぷりが光っていました。
みずほ相手に堂々と駆け引きしちゃって、小娘のくせに。
しかも、しのぶの方が勝っちゃったし。
みずほは、会社の利益を守りたい一心で、喜多さんに大嘘ついて自殺を思いとどまらせようとするんだから。
ホントは同じ部屋の空気吸ってるのもイヤなんじゃないの?

でも、みずほの我慢の甲斐無く、喜多さんはみずほの嘘を抱いて死ぬつもりらしい。
喜多さんも、みずほの言葉を全面的に信じたわけではないのだろう。
でなければ、
真実だって嘘と同じように人の数だけ存在しているのかもしれない
俺が信じさえすれば、それが俺の真実

なんて台詞は出て来ない。

現実から目をそらして逃げ出そうとしている喜多さんは、きわめてネガティブ思考だと私は思う。
一方のネガティブ善男は、喜多さんが目を背けようとしている「現実」を、喜多さんに見せようとしている。
ネガティブ善男が喜多さんを絶望へと導くつもりなのは分かる。
でも、現実を受け入れることが、「ネガティブ」だろうか?
ノーマル喜多さんの方が、よっぽどネガティブだと思うんだが・・・
そういうわけで、私はネガティブ善男はあんまりネガティブだとは思っていないんだな。
怖いけどね。
見たくもない現実を「見ろ!」と強要されるのは、とっても怖いことだ。
その現実が自分を絶望に追い込むと薄々分かっていれば尚更。
ネガティブ善男が怖いのは、きっと、そのせいだ。
 
 
みずほが喜多さんにもっともらしい嘘をついている頃、みずほの身辺を洗う保険調査員の杉本と、みずほの指示で調べを開始した森脇が、ついに三波のしっぽをつかんだ・・・
かと思いきや、彼らを待っていたのは吾妻(東?どっかに西さんも居るのか?)という男。
どうやら、吾妻さんは無関係だったみたいっすね。
みずほと三波が手を組んでいるのなら、みずほが三波が死んでいることを知らないはずは無いと考える森脇は、これでみずほはシロだと確信したらしい。
杉本は、ぜんぜん納得してないと思いますがね。

私も、どっちだか分からない。

いえ、みずほが三波のコントロール下にあるのか、単なるとんでもない悪女なのか・・・という部分で。

これまでに幾度も、みずほが喜多さんの耳元で何かをささやいているカットが印象的に挟み込まれて来た。
みずほが喜多さんに何らかの暗示を与えていることを推測させるような映像だ。

それは、三波がみずほに与えた役割だったのだろうか?

11年前、金に困っていた三波が保険金目当てで喜多さんに近づき、自分に従順なみずほと結婚させたのは間違いない。
杉本が言うように、ネガティブ善男を使って喜多さんを自殺に追い込ませようとしたんだろう。

そして、ネガティブ善男を作り出す手助けをしたのが、みずほ?

みずほは、まだ三波を忘れることが出来ずに居る。
目の前に自分に想いを寄せるイケメンの若い男が現れても、心がぐらつかないほど三波の方が良いの?

残念ながら、三波という男に、私はそれほど強烈な魅力は感じないんだな。
だから、どうしても、みずほが三波に固執するのも、三波の暗示のせいなんじゃないかと思ってしまうんだな。

だけど、みずほが未だに三波の暗示によって動いているのだとしたら、しのぶに脅されたからといって、喜多さんに自殺を思いとどまらせようとしたりするだろうか?

ほら、そうやって考えると、どっちなんだか分からなくなっちゃうのだ。
 
 
今週も喜多さんは平太に命を救われたわけだね。
いつもいつも、喜多さんを救っているのは平太だ。
その日が来たら、平太はどうするんだろう?
リカの為にその手を汚すのか?
平太には、どっちも出来ない気がする。
平太って悪ぶってるだけで、根はすごく優しい男だもん。
喜多さんの想い通りにさせてあげたい気持ちと、リカを助けたい気持ちが、激しくぶつかり合うことになるだろう。
苦しいな・・・苦しいよね、平太。
あぁ、また平太に泣かされるのかしらっ?

喜多さんに残された明日は、あと3日
 
 

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2008.02.26

佐々木夫妻が失速している件

日曜日に見ているドラマ「佐々木夫妻の仁義なき戦い」が、どうも失速気味。
最初のうちは、それなりに面白かったのにねぇ。

第二の女(吉田:桜井幸子)の登場で、一気に面白くなくなったわ。

法律事務所に持ち込まれる依頼と佐々木夫妻の痴話げんかを絡めて、毎回「雨降って地固まる。めでたしめでたし」で、良かったのに。
それだと、タイトルとの齟齬が生じそうだけどね。

だいたい、単に「怪しい女の登場で夫婦にすれ違いが生じて離婚話にもつれ込む」って内容なら、べつに夫妻を弁護士にする意味ないじゃん。

誰もがいつ当事者になっても不思議でないような民事的な相談内容を、少々危なっかしい佐々木夫妻がそれぞれの特性を生かして、解決に導く・・・
そういう内容なら面白いかも!と、思って見始めたんだけど。

依頼人のために戦うって話じゃなくて、単なる夫婦喧嘩になっちゃったよ。

このまま、どんどん期待はずれな方向に進んで行くのかしらね?
どうもこの枠のドラマは、最初は良いのに、途中からおかしな方向に進んで行くパターンが多いような気がするな。

それにしても、桜井幸子って、どうして幸薄い感じがするんだろう???


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2008.02.22

「鹿男あをによし」 第6話

なんか、もうね、日本が沈没するかどうかの瀬戸際だってのに、誰がキツネで誰がネズミなんだか、そっちの方にばかり気を取られているわけ。

それって、どうなんだろう?coldsweats01

堀田イトの大活躍で、見事、優勝杯を手に入れたんだけれども、それはナマズを鎮める儀式に必要な「目」ではなかった。
どうやら、鹿もネズミに騙されていたらしい。
完全に意気消沈、速攻で諦めモードに突入した小川先生(玉木宏)は、藤原先生(綾瀬はるか)に尻蹴っ飛ばされてキツネの使い番とコンタクトを取ることにする・・・

キツネの使い番は
・ 女性である
・ 「狐のは」で「目」を渡すはずだった
・ 「狐のは」で出会う以前に、小川先生の前に姿を現している
この条件に合致する人物。

長岡先生(柴本幸)がきわめて怪しい、と、藤原先生は推理する。
ところが、小川先生は長岡先生の美貌に目がくらんでいるから、それを認めたくない。
うっかり余計なことを言って嫌われたくない一心で、長岡先生がしょっちゅう訪ねて来るのは自分に惚れているからだなどと都合のいいように解釈してみせる。

鹿男じゃなくて、馬鹿男ですっ!annoy

長岡先生は福原先生狙いだと思うんですけどぉ?
たまたまそこに、いつも小川先生が居るだけなんじゃないのぉ?
 
 
またしても藤原先生に引きずられる格好でキツネが居るという動物園に行ってみると、そこに長岡先生が現れる。
もう、これは疑う余地無し!
さすがの小川先生も「長岡先生キツネの使い番説」を否定しきれず、どうにか勇気を振り絞って「あなたはキツネですか?」と尋ねてみると・・・

水、ぶっかけられたぁ!

「キツネですか」と問われて、ふつう、あそこまで怒るかな?
コイツ、頭どうかしてるんじゃ?と、適当に話を合わせてサッサと退散し、以後、絶対に近寄らないようにする程度じゃないか?

まぁ、とにかく、長岡先生は怒って帰ってしまった。
キツネの使い番であるのか否かは、はっきりしない。
が、たぶんキツネの使い番は、藤原先生も指摘する通り、自分が「目」を鹿の使い番に渡していないせいで地震が治まらないのではないかと、動揺しまくっているはず。
もしも、そこに鹿の使い番を名乗る者が現れれば、必ず協力を申し出るだろう。
ということは、長岡先生はキツネの使い番ではない・・・との見方が強まる。

じゃぁ、誰さ?

堀田イト?
でも、条件が合わないのよね。
この子は、「狐のは」に行っていない・・・

そうしたら、ウチの相方くんは、藤原がキツネの使い番じゃないの?と言い出した。
自分がキツネの使い番ってことを知らないんじゃないの?と。

flair

確かに、条件は合ってるんだ。
女で、「狐のは」に行く前に出会っていて、「狐のは」でも同席している。
でもって、この人、「狐のは」では酔っぱらって前後不覚に陥っていた。
とてもじゃないが、誰かに何かを渡せるような状態ではなかった。

それに、たくさんの鹿の中から、「喋る鹿」をちゃんと見分けているし。

ただ者じゃないっ!

そう言われてみると、藤原先生は、ことあるごとに小川先生を「目」に導くような行動を取っているように見えるのよね。
本人は全然まったく自覚していないけど。

さっきも書いた通り、もしもキツネの使い番が、小川先生が鹿の使い番だということを知っているのなら、正体を隠す必要はないと思うんだよね。
キツネと鹿は仲が良いんだから、協力してナマズを鎮めようとするはず。
なのに、名乗り出ない。
それはつまり、小川先生が鹿の使い番ということを知らないか、あるいは、自分の役割を自覚していない(キツネの使い番だということを知らない)ということになるのでは?
鹿は「目は使い番同士を引き寄せる」と言っていた。
だから小川先生が使い番だと知らなくても、「目」を渡せる可能性は十分にある。
それだったら、自分が使い番だと気づかないまま、お役目を果たす可能性だってあるんじゃないか?

となると、「目」って何さ?
そんな大事な物を預かっていて気づかないほど、藤原先生は大ボケなのか?
「目」が、予想外の「何か」である可能性もあるけど。
「目」が「サンカク」だというのも、ネズミのついた大嘘だったようだし。

う〜ん・・・相方くんの「藤原先生キツネの使い番説」も、まったくあり得ないとは言い切れないな。
ビンゴだったら、大穴だ。

(もっとも、長岡先生も自分がキツネの使い番だと知らされずに動いているという説も、成り立っちゃうんだけどね)
 
 
でも、それなら、堀田イトの役回りはどうなる?

その堀田イトは突然泣き出すし、無断欠席が続いたかと思ったら、「学校、辞めさせてください」と来た。
もう、なに考えてんだか、さっぱり分からん。
地震と大ナマズの関係を知っているのは間違いないだろう。
小川先生が鹿の使い番ということも、分かっているんだろう。
それで、地震を止めたいと願っているんだろうけど、それがどうして学校を辞めることに繋がるんだか、さっぱり・・・なのよ。

何者なんだ、堀田イト?!

正体は・・・・・・・・・次週を待て。
 
 
蛇足。
三角の優勝杯が福原のじいちゃんが(それも、キッチリ60年前に)作った物だったというのは、何かの伏線なのか?
それとも、単なる心温まるエピソードの一つに過ぎないのか?

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2008.02.21

「あしたの、喜多善男」 第7話

「ネガティブ善男」の正体が判明!
ネガティブ善男は、三波さんが仕込んだものだったんだね。

三波(もう敬称付けてやらない)は、「善悪」について研究していた。
人の心にある負の感情。
点在するそれらの感情を一つにまとめ、一個の人格にまで成長させる。
そして、そのネガティブな別人格を抹殺してしまえば、ネガティブな感情は消えたと認識され、その人物は救済される・・・
というのが、三波の理論。

ンな、無茶な・・・と、心理学には素人のアタシでも思う。
当然、学会でも受け入れてもらえず、それをきっかけに三波は学者の道を外れてしまったようだ。

そこで、自らの理論を立証するため、三波は喜多さんを実験台にしたのだろう。
三波は種を撒いただけだ。
ネガティブ善男を作り上げたのは、負の感情を育てて来た喜多さん自身だ。
喜多さんは、この「最後の11日」で、初めてネガティブ善男を見たようだった。
別人格として成立するまでに、11年が必要だったのか?
「自殺しよう」なんてのは究極のネガティブ思考だから、それが引き金となって完成されたのか?
あるいは、その両方なのかも。

ネガティブ善男を抹殺すれば喜多さんは救われる・・・のか???
それも、大いに疑問。
私は、善も悪も、ポジティブもネガティブも、1人の心の中に混在するのが正常な姿だと考えている。
どちらか一方に偏った心は、(たとえポジティブ一辺倒だったとしても)いびつで不自然なものだと思う。
それに、たとえネガティブな人格を抹殺して救いが得られたとしても、それは一時しのぎにすぎない。
感情は止むことを知らない。
必ず負の感情は再び生まれ、決して、救済になどなりはしない。

ま、素人考えだけどね。

とにかく、三波は金にも困っていたようだし、お人好しで暗示にかかりやすい喜多さんを実験台兼保険金目当てのカモとして利用したと見て間違いない。
 
 
喜多さんが大事に抱えて逝く宝石だったはずのうちの1つ、「たった1人の友人」はニセモノだった。
もう1つの「幸せな結婚生活」もニセモノなのかどうか、喜多さんは確かめに行くのだけれど今回はみずほに会えないまま、決着は翌日に持ち越し。

みずほは、喜多さんの疑問に、どう答えるのだろう?

みずほの前に姿を現したネガティブ善男は、すごく怖かった。
いや、もう、小日向さんの演技、凄すぎ。
大ファンになっちゃうshine

杉本には見えなかったネガティブ善男が、どうしてみずほには見えたのかは謎・・・
なんだか、みずほの言動もかなり不自然な気がして。
現在のみずほと、回想に出て来るみずほとは、まるで別人だ。
喜多さんと結婚したのだって、単に「好きだから言われるがまま」ってのとは、レヴェルが違う気もするし。
喜多さんと対で実験台にされている可能性も、なきにしもあらずだぞ。
「善」に特化した喜多さんと、「悪」に特化したみずほ・・・とかさ。
そういえば、みずほって人前では黒ばっかり着てるよな。元は「白衣の天使」だったのに。
 
 
平太は、やっぱり喜多さんを殺せなかった。

ここのシーン、すごく良かった。
喜多さんを殺そうと、ナイフを握りしめる平太。
そんなこととは夢にも思わず、明日みずほに会えることを無邪気に喜び、平太に感謝の言葉を述べる喜多さん。

なんか、もう、もろに平太に感情移入しちゃって、切なくって苦しくってボロボロ泣けて来ちゃったよ。

平太って、根はいいやつなんだよな。
頭も悪くないし、感性も鋭い。
実の父親が喜多さんみたいな男だとしたら、口癖の「俺のオヤジが言ってた」で始まるあの言葉の数々は、平太自身の言葉ということになるだろう。
どこかからのパクリでなければ。
けっこう、深いこと言ってるよ。
若いのに、大したもんだ。

「その日」が来たら、平太はどうするんだろう?
「勝手に死んだ」という実の父親が自殺だったのかどうかは明言されていないけれど、その実父と重なる喜多さんを、平太は死なせることが出来るんだろうか?
生きていて欲しいとは思わないだろうか?
それとも、喜多さんの願い通りに安らかに死なせてやることで、喜多さんを救おうと考えるのだろうか?
「死」が救済になるとは、私は思わないけど。
放っておいたって、どうせ皆、いつかは死ぬのだ。
なにも、急いで死ぬことはない。
そう、自分は思うのだけれど・・・
この物語の場合、どっちに転ぶつもりなのか、まったく読めない。
なんてって、原作のタイトルが「自由死刑」だもんな。

喜多さんに残された明日は、あと4日
 
 

***

各話の感想↓

 第三話  第四話  第五話

 第六話  第七話  第八話

 第九話  第十話  第十一話


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2008.02.19

個人的に今期はドラマが大当たり

ドラマは週1本か、まったく見ないのが普通な自分が、週5本も見ている。
これはきわめて異例なことだ。
しかも、どれも、結構面白いときた。
見てるのは
「喜多さん」と「鹿男」と「佐々木夫妻」と「未来講師めぐる」と「篤姫」
(「篤姫」は半分付き合いで見ているようなものだけど)

個人的には、今期はドラマが大当たりと言える。
ビデオリサーチ的には、どうもイマイチのようだが・・・
中でもアタシが一番気に入ってる「あしたの、喜多善男」なんて、相当悲惨な数字らしい。
なんでだよ。
アタシが気に入るドラマは一般的には不人気なのか?(割と、いつもそうだけど)
おっかしーな、自分、そんなにマニアックっすか?
 
 
「未来講師めぐる」は録画してあったのをせっせと見て、ようやく放送に追いついた。
今週からはリアルタイムで見られる。
逐一感想書いていないけど、これも面白い。

主人公のめぐるは、満腹になると人の20年後の姿が見えてしまうという超能力「自慢」の持ち主。

京王稲田堤のリバー・フェニックスと呼ばれているらしいイケメンの彼(また「京王稲田堤」ってのが微妙なんだ。地方にお住まいの方にはニュアンスが伝わらないのが残念)が、ぽってりお腹で薄毛のオッサンに見えてしまったり、可憐な女子中学生が死人に見えたりする、そのギャップも面白いんだけど・・・

一歩間違えれば引いてしまいそうなバカバカしいギャグも、ギリギリの線で笑わせてくれる。
その絶妙な「笑い」のセンスは、さっすが、クドカンなのだ。
 
 
ンで、この前、「篤姫」にジョン万次郎が出て来て、「あっれ〜、この顔どっかで見たんだけどぉ???」と思っていたら、

ユーキくん(23)だったぁ!

やっべぇ・・・
今度ジョン万次郎が出て来たら「万次郎っす。よろしくっす!」とかって、勝手に脳内で喋りだすよ。
だめだ、ぜったい、笑う。
 
 
そんなこんなで、ドラマ見るのに忙しくて、アニメの方が溜まりがち。
絶望先生の感想書いてないよぉ・・・

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