宇宙戦争
そのうち観よう・・・と、思いつつ、ずーっと観てなかった作品。
やっと、観た。
ハリウッド発の宇宙人侵略もの。
ってことで、あんまり期待はしてなかった。
期待していなかったぶん、逆に、けっこう怖かったのが意外だった。
特に、トム・クルーズ演じる主人公が頼りない普通のオッサンで、重装備バッチリ決めて宇宙人相手に立ち向かって行ったりしないところが気に入った。
こういう映画は、宇宙人の姿を表に出さない方が良いんじゃないかといつも思う。
「宇宙戦争」なんてタイトルで、相手は非道な侵略者なのに、宇宙人が可愛らしく見えてしまって困った。
描き出される宇宙人の姿はありきたり過ぎて、彼らが姿を現した途端に、恐怖感が激減する。
昔、「エイリアン」を観た時は、ホントに怖かった。
あの映画ではエイリアンの姿形が最後までハッキリと描かれず、音や気配だけで存在を示していた。
だから、あんなに怖かったんだと思う。
まぁ、「宇宙戦争」は恐怖感を描くところに主眼を置いているわけではなさそうだから、これはこれで良いのかもしれないけど。
もっとも、けっきょく何が言いたかったのかもよく分からない。
極限状態に置かれた人間の醜さ?
家族愛?
それとも、地球は人間だけの物じゃないってことを言いたかったの?
いずれにせよ、どれも中途半端で説得力に欠ける。
だいたい、主人公の家族だけは全員無事でめでたく再会を果たすってのも、都合良過ぎでちっとも感動できやしない。
肝心のオチも、なんだか拍子抜けだし。
うーん・・・
100万年前から侵略の準備をしていて、自分たちがこの星に適合できないってことに気付かなかったのは、間抜け過ぎるでしょ。地球人をはるかにしのぐ高度な文明を持っているにしては。
ヤバい微生物の存在にくらい、気付いて当然じゃないか?
100万年前とでは地球の環境が変わっているだろうから、
宇宙人が生きていくには地球の空気は汚れ過ぎていました、とか
新種のインフルエンザウィルスのせいで宇宙人は死んでしまいました
・・・と、言ってくれた方が、よっぽど説得力あるな。
ヒネクレてるけど。
このへん、なんとなく陳腐な感じがしてしまったのは、原作がSFの古典だから仕方が無いのかしら???
無駄に金を掛けて作った映画だなーという、言ってしまえばハリウッド映画の王道的作品。
つまらなくはないけど、中味もあんまり無い。
繰り返すけど、アメリカ的ヒロイズムに走ってないところだけが褒められる点。
わざわざ映画館まで観に行かなくてよかった。
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