フォーガットン
レンタルして来て見ました。
レンタルで正解。こんなの映画館で見ていたら怒るよ。
なんもかんも、薄っぺら過ぎるんだもの。
以下、ネタバレ全開で怒ってます。

1年ほど前に飛行機事故で子供を失い、悲嘆にくれる母親が主人公。
ある日、彼女の周囲の人たちが「あなたに息子は居なかった」と言い出す。
その事故に関する記録は抹消されている。
同じ飛行機に娘が乗っていて、彼女と同様に娘を失ったはずの男性は「自分に娘は居ない」と主張。
夫は息子の存在はおろか、彼女のことすら忘れてしまう。
謎の男達に追われる身となった彼女は、次第に事の真相に近付いて行き、やがて息子の生存を確信する。
彼女は息子を取り戻す事が出来るのか?
そして、彼女の目にした真実とは・・・

サスペンスでもミステリーでもなく、SFと言ったらSFに申し訳ないようなシロモノでした。
どんなすごいカラクリが待っているのかと思えば、地球外生命体・・・
なんつー、安直なオチ。
メインテーマは「母と子の絆」らしい。
その「母と子の絆」をまったく理解できない地球外生命体が、子供を拉致してはその親達が子供の事を忘れるかどうか実験していた、というのが事件の真相だったようです。
どうやら、ずっと昔からその実験は行われていたようで、子供の事を忘れなかったのはこの映画の主人公だけらしいですが・・・
あり得ないだろ、それ。
普通に覚えていると思いますけど?
そんなにアメリカの親子関係って希薄なのか?
地球外生命体とおぼしき真犯人は、子供と出会った最初の思い出を消す事で、親達から子供の記憶を奪っていたらしいです。
母親よりも父親の方が簡単に忘れてしまうのは、なんとなく分かる気はします。
母親の場合は出産直後の記憶を消せば良いと思ってたら、妊娠してた時の記憶もあったから、それだけじゃ消せなかったって理屈。
だったら、妊娠中の記憶も消せばいいじゃん?ってハナシになってしまうではないの。
しかも、その理屈で、このヒロインだけが覚えてたってのは変でしょうが。
なんで他の母親は忘れてるのさ?
自分の腹を痛めて生んだ子だろう、例外もあるけど。
逆に、血の繋がりが無くても子供のことを忘れなかった母親が居て子供を取り返した話しだったら、ものすごく感動したと思いますね。
ヒロインから子供の記憶を消せなかったから諦めたのか、それとも興味が無くなったのか、あるいはこんな理解不能な連中と関わるのはやめておこうと思ったのかは定かではありませんが、けっきょく実験の担当者の宇宙人が処分されて、子供達が帰って来て、めでたしめでたし。
ヒロインは事の顛末を全て記憶しているけれど、他の人たちは何もかも忘れてる・・・
真実は彼女のみが知る。
でもって、全ては丸く収まった・・・のか?
なんだか、非常にバカにされたような気持ちです。
ヒロインが無事に子供を取り返しても、感動するどころか、妙にしらーっとシラケてました。
ワタクシ、レビューを書く時には、一方的になり過ぎないように気を付けているのですけど、これだけ良いところが見あたらない作品ってのも珍しいです。
ハナから内容など期待せずに見るB級SF映画の方が、開き直っちゃってる分、まだマシなんじゃないでしょうかね。
もっともらしく深刻ぶって真面目に描こうとしているだけに、余計に腹がたちました。
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