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2005.11.04

SAMURAI7 鑑賞之記録 其の23

第二十三話 うそつき!

都と一戦を交える覚悟で、出立の準備をしているカンベエ一行。
キュウゾウに妙になついている(?!)アヤマロが、なんだか可愛く見えるんですけど。
 
 
さて、誰もが気になって仕方がなかったであろう、ヘイハチの過去。
これまで、さんざんチラつかせて来たから、さぞかしドラマチックに語られるかと少し期待していたんですけど・・・立ち話で済まされちゃいましたねー。
ヘイさんの流した知らせが部隊全員の死を招いたんだそうですが、なんでそんなことになったのか分かりません。
「弱かった」とヘイさんが言ってるところを見ると、自分が助かりたいがために(誰かにそそのかされるか脅されるかなんかして)嘘の情報を流し、その結果仲間を死なせてしまった・・・
そんなところですかね。
ええ、もう、本編で語られていないんで、想像するしか無いです。
別にいいんですけど。
本人はもう悟っちゃってるし、サムライは多くを語らず・・・ってことで。
 
 
そして、サナエさんはまだ気持ちの整理がつかず、グズグズしている様子。
あったりまえだっつーの。
そんなに簡単に切り替えできませんって。
サナエさんの先代天主に対する想いは、たとえ錯覚であったにせよ、本人にとっては「本物」だったんだから。
みんな、サナエさんに対する理解が無さ過ぎるですよ。
サナエさんは蛍屋でしばらく預かってもらうのが得策だと思いますよ、ワタクシは。

命をかけてでも取り返そうと思いつめていた女房が、他の男のことを想って泣いているのだもの、リキチの心中が穏やかであろうはずもない。
サナエさんが都でのぜいたくな暮らしに慣れてしまい「農民の暮らしに戻りたくないのではないか?」とまで言い出す始末だし。
そんなこと言ったら、サナエさんが可哀想でしょ。
元はと言えばカンナ村のため(というよりは、リキチのため)に、野伏せりに自分を差し出したんじゃないの。
実際には何の効果もなかったんだけど、サナエさんは「自分が耐えれば・・・」って、思い詰めていたの。
(何話だったか忘れてしまったけれど、ミズキたちに向かってハッキリそう言ってます)
都に連れて行かれても、何をされても、どうにか生き抜こうとあがいた結果が、今のこの状況なのですよ。

サナエさんも、気持ちが落ち着いて来れば、自分がこんなに苦しんでいるのはそもそも誰のせいなのか思い出すはず。
誰が一番自分を想ってくれているのかは、分かるはず。
村に戻るのは、それからでもぜんぜん遅くないですよ。
 
 
でも、けっきょく、サナエさんは一緒に村に帰る気になったのね。
誰がどうやって説得したのか分かりませんが。
で、リキチが「都を叩き潰してけろ!」ってカンベエさんに土下座するんですがね・・・
シチロージに訴えたミズキといい、このリキチといい・・・どうも余計な気がします。

そんなことしなくても、この人たち、行きますから。

「頼まれずとも、やる覚悟だ」
と、カンベエさんは一応言ってますけど、こんなシーンは無かった方が良かったと思います。
誰に頼まれなくても行くからこそ、カッコいいんじゃないのさ。
なんか、ぶち壊し。
このあたり、ワタクシかなりシラケてました。

カンベエさんと仲間たちが決意を胸に向き合う、本当なら感動的なシーンになるはずなのにさ。

あぁ、でも、さりげなく送り出すユキノさんと、それに巧く調子を合わせるシチロージのやりとりは良いですね。(それを冷やかす仲間たちも良いね)
言いたいことはいっぱい有るだろうに、全部呑み込んでこっそりと目元を拭うユキノさんが、いじらしいです。
しかし、都から連れ帰った女の子たちだけでなく、アヤマロの面倒まで見なきゃならないのかぁ。
ユキノさん、大変だ。
こりゃぁ、何がなんでもシチロージには生きて帰ってもらって、埋め合わせさせないといかーん!
 
 
一方、ウキョウは・・・
頼母くんを、都の主砲で吹っ飛ばしちゃいました。
ウキョウは農民やサムライの忠誠心を自分に向けさせるために、野伏せりを皆の共通の敵に仕立て上げちゃったのね。
人心をまとめあげるのに一番手っ取り早いのは、仮想敵を作ること。
古今東西、権力者の常套手段ですわ。
ウキョウにとっちゃ、野伏せりは憎しみの的。
農民として暮らしていた頃に、さんざん恐ろしい眼に遭わされた野伏せりに仕返しが出来るのだから一石二鳥というわけさね。
頭良いよ。良いんだけどさ・・・やっぱり、やりすぎ。
だいたい、野伏せりから魂を抜いて、ただの機械にするってのは、どうなのよ?

マズいだろ、人として。
 
 
カンベエ一行を乗せた船は、式杜人の里に到着。
無事に再会を果たすホノカとミズキ。
ミズキは姉の居るこの里で一緒に暮らすということで、こちらはひと安心。

そこへ、式杜人が降りて来てキララたちを取り囲む。
あーっ!忘れてたですよ!
都に侵入するのに、式杜人さんたちの服、ひっぺがしちゃったんでしたねー。

式杜人たちは、都でのキララたちの所行を、都を潰すまでの貸しにしようと申し出ます。
さらに、戦の支度まで整えてくれちゃって・・・
どちらの肩入れもしないはずの式杜人ですが、都にはやっぱり不満を抱えていたらしく、このサムライたちがなんとかしてくれるんなら、力を貸すのもやぶさかではないらしいです。
「いったい、何者なんでしょうねぇ?」との疑問に、「サムライだ」とキュウゾウが即答。

アナタ、知ってたんですかっ?

あんまり、あっさり答えたんでビックリですよ。
そういえば、キュウゾウが仲間になったのって、式杜人の里を出た後でしたっけ。
なんだか、遠い昔の出来事のような気がします。

式杜人は野伏せりにならずに、刀を捨てたサムライたち・・・だそうです。
どこぞの一部隊なのか、たまたま寄り集まったのか
どうして彼らだけが蓄電筒を扱える技術を持っているのか、とか
なぜ、妙な汁みたいなものしか食べられないのか、とか
式杜人には、まだまだ謎が多いです。

どこかで、「大戦期に巨大化した機械のサムライたちの一部は、戦後、身体を小さく作り替えた」ってのを読んだんですけど・・・
えーと、どこだったか?
小説の第1巻か・・・ファンブック・・・かな?
とにかく、そういう人たちも居たらしいんで、もしかしたら式杜人は「身体を作り替えて刀を捨てた元サムライ」なのかもしれないですね。
(っつーことは、あの被り物の下は機械?)
あっ、そんなことは、何処にも書いてないです。
例によって、ワタクシの推測に過ぎませんので、念のため。
 
 
一方、1人迷走を続けるカツシロウは、ただひたすらに戦場のにおいを求めている様子。
その足は、いつしかカンナ村へ。

既にカンナ村にはウキョウの手の者が到着していて、村を潰しにかかろうとしています。
それをバッサリ斬り捨てちゃうカツシロウ君・・・
いやぁ、血に飢えた小僧っ子の強いこと、強いこと。
基礎はバッチリ身に付いているだけに、手が付けられませんよ。
リーダー格のゴーグル男は、かつて虹雅峡でカツシロウをコケにした相手。
ウキョウに連れ去られたキララを助けようとした時に、いとも簡単に負けてました。
カツシロウは確かにあの時より成長していますけど、とっても間違った方向に行っちゃってますね。

新手の兵士が姿を現しカツシロウを取り囲む・・・
そして、屋根の上には弓矢を構えた農民たちの姿が。
前回、シチロージが「心構えの方はおっつけ・・・」と言っていたのは、このことだったのですね。

「自分たちの村は自分たちの手で守る」という、心構え。

いやはや、一番目覚ましい成長を遂げたのは、農民たちなんじゃないの?
 
 
 
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