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2005.10.19

SAMURAI7 鑑賞之記録 其の15

第十五話 ずぶ濡れ!

墜落する要塞から無事に脱出を果たしたおサムライ様たちは、崖をよじ上り、ようやく広い岩だなへと辿り着く。

そこへ敵の雑兵部隊が攻めて来て、サムライたち、またまた大暴れ。

カツシロウ君も、少しはマトモに戦えるようになったね。
まぁ、基礎はしっかりできているんだろうから、要は気持ちの問題ってことか。
 
 
雑兵部隊を退けると、こんどは銃弾が飛んで来る。

「斥候を立てる」と言うカンベエさん。
キクチヨが立候補するが、ソッコーで却下。
カンベエさんに「オマエは目立つ!」と思いっきり言われて、ムッとするキクチヨが可愛い。
(でも、ホントに目立つもん。デカイし、うるさいし)

続いてカツシロウ君が立候補。

「死ぬぞ」
と言って、立ち上がるキュウゾウ。
カンベエさんの許しも得ぬまま、軽やかなステップで銃弾を避けながら霧の立ちこめる谷底へ飛び降りていく・・・

また、美味しいところ持ってく気だよ、この男。
 
 
野伏せりの生き残りがカンベエさんのことを「あれは死人の眼だ」とか言ってます。
カンベエさんも、最初の方で自分のことを「抜け殻だ」と言ってましたよね。
こうやって、みんなと一緒に戦っていると、とても抜け殻とは思えない活躍ぶりなんですけど。
どうしてカンベエさんがそんなふうになってしまったんでしょうね?
たぶん、戦が終わっても刀の手入れを怠らず、あくまでサムライであり続けて来たことと繋がっているんだと思いますが。
この人が自分で語ることは、まず、無い!と思うので、発する言葉のひとつひとつを深読みしながら見極めるしかありませんな。
 
 
「都」が野伏せりを使って米や女を集めさせていたという情報を、キララがもたらす。

これまでほとんど触れられて来なかった「都」の存在が、ここで初めて明らかになります。
とはいっても、どこにあるかも分からない・・・
カンベエさんでさえも何の情報も持ち合わせていないようで、得体の知れない、でも強大な物であることは間違いない「都」。
でも、リキチはたとえ相手が都だったとしても、女房を取り返すため戦い抜くことを誓う。

なんだか話しがデカくなってる気が・・・
 
 
「今年の米は、野伏せりにはやらん」
そう宣言するカンベエさん、カッコいいです。
どこが、抜け殻なんだ?

それから、村人たちに握り飯を配るように命じ、自分は蛍メシを喰う。
「米をおろそかにしないという決意を確かめるためにも、これを食べなければならない」って言うんだけど、シチロージの様子を見ると、お世辞にも美味いとは言えない代物らしい。(露骨にマズそうな顔してるシチロージが可愛い)

そんな蛍メシを食べながら黙々と土と戦って来た農民の想いを胸に刻んで、サムライたちは次の戦を戦い抜こうってワケだ。

深いねぇ。

そんなカンベエさんを頬染めて見つめるキララ・・・
(前回あたりから、妙に怪しい反応してました)

アンタのターゲット、こっちだったのかー!
カツシロウではなくてっ!?

って、誰もが思ったことでしょう。

子供たちはすっかりサムライに憧れているようで、それはキクチヨ相手にチャンバラを興じている様子からも分かります。
そんな子供たちに向かって、
「オジさんみたいになってもいいのか」
と、カンベエさん。
その顔に、哀しみとも諦めともつかない暗い影が射す。
やっぱし、抜け殻かぁ。
 
 
一方、握り飯、わしわし喰ってるヘイさん・・・
それ、見張りの人たちの分では?
ま、それはこっち置いといて・・・いつもどおり、のほほーんとしたヘイさん、良いねー。
この人が出て来ると、ホント、和みます。
 
 
対照的に、キリキリしちゃってるのは、カツシロウ。
農民に活を入れてるんだけど、どう見てもカツシロウだけが浮き足立ってる感じ。

そこへ、ヘイさん登場。
農民たちを気遣いつつ、カツシロウに
「人を斬る時、ちゃんと相手を見ていないでしょう?」
と、ズバリ指摘。

見てないねー。ぜんぜん、見てないねー。
がむしゃらに刀振り回してるだけだよねー。

図星刺されて、ちょっと狼狽えるカツシロウ君。
すると、ヘイハチは自分も「人を斬ったのは、今度の野伏せりが初めて」と、告白。

なのに、この差。

ヘイハチは、いくさ場を経験しているからだって言うんですが、アタシはそれだけじゃないと思いますよ。
裏切り行為には妙に熱くなるヘイハチは、どうやら過去に痛い経験をしているらしいです。
ハッキリとは語ってませんが、その時の傷をずっと抱えてるんですね。
それで、あの笑顔か・・・と、思うと切なくて、切なくて・・・・

原作の平八も「苦しい時には無くてはならない男」と称されているんですが、こっちのヘイハチも同じで、状況が厳しい時こそ、こういう人の存在が救いになるんですよね。

ニッコリ笑って、「まぁ、なんとかなりますよー」とか言ってくれたら、がぜん元気が出ちゃいます。
でも、その笑顔の陰でどれだけ苦しんで来たのかと思うと・・・
あぁ、ヘイさん・・・(涙)
 
 
そこへ、カンベエさんとシチロージが蛍メシ持って登場。
立ち聞きとは、お人が悪い。

と、今度は谷底から近付いて来る何者かの気配。

身構えるサムライたちっ。
霧の中から姿を現したのは・・・キューゾーっ!

赤い衣ヒラヒラさせて、軽やかに崖を駆け上がって来るんだ。
抜き身の刀を口にくわえ、肩にはデカい銃。
すらりと降り立つ、細っこい身体。
うわ〜ん、スタイリッシュ。

カッコいいんだけど、銃をブン取って来ちゃってすごいんだけど、報告はかなり大雑把なのね。
「他に鎧多数」って・・・アナタ・・・
しかも、雷電を斬って来ちゃったらしいし。
そーいうの、斥候って言わないんじゃないですか?
斥候って、こっそり行って敵の状況を探って来るものですよね。
雷電斬っちゃったら、目立つでしょ。
斥候と称して1人で大暴れして来たのかしら、この人?

「眠る・・・」って・・・行っちゃいました。
少女のように頬を染めてキュウゾウを見送るカツシロウ。
いや、その気持ちはよーっく分かります。

でもって、お休み中のキュウゾウにのこのこ近付いて行って、刀突きつけられてるし。
(起こすなってば!)
このへん、未熟者(良く言えば初々しい)なカツシロウと男前なキュウゾウの見事な対比。
制作者サイドは、キュウゾウをトコトン男前に描こうとしてるでしょ。
もう、やり過ぎってくらい。
(大木にもたれて眠るキュウゾウの美しいことったら・・・)
 
 
深夜。
野伏せりの再襲撃を前に、それぞれの想いを胸に月を見上げる男たち。
ホンの短いシーンですが、ゴロベエとリキチのやり取りが好きです。
いい人だなぁ、ゴロさん。

そして、カツシロウだけは、ここでも浮き足立ってます。
キュウゾウに対して恋する乙女のような心酔ぶりを示して、いささか興奮気味。
キクチヨに向かって「真のサムライを目指しそのような機械の身体になったのであろう?」などと、無神経発言かましてるし。
もぉ、興奮しすぎて人の気持ちを推し量ってる余裕なんて、これっぽっちも無いのね。
青い・・・青過ぎるよ、カツの字。
ほら、キクチヨがムッとしちゃた。

キクチヨに冷たく追い払われたカツシロウは、今度はキララとお喋り。
自分でも地に足がついてないってこと、ちゃんと自覚しているらしいです。
ふむ、自覚があるだけ、マシか。
 
 
何やら、雲行きが怪しくなって来ました。
嵐の到来です。
カンベエさんは本陣前の地面に、刃こぼれした時の用心のために、いく本もの刀を突き立てる。
原作にもあった、あの有名な場面ですね。

そこへ、敵襲来の知らせが入る・・・
 
 
 
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